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平成21年度国際大学交流セミナー開催報告 English

日本学生支援機構は日本の大学と共催で国際大学交流セミナーを開催しています。このセミナーは、海外の大学から学生と教員を招き、日本の大学の学生と専門的な分野について意見を交換し、また交流親善を図ることを目的に、約2週間にわたり開催するものです。

このページでは、平成21年度に開催した国際大学交流セミナーを紹介します。

 

 

 

京都大学「実践的地域研究・京都フィールドスクール 2009」
-アフリカに日本の開発経験を逆照射する試み-

 

稲盛財団記念会館前での記念写真

稲盛財団記念館前での記念写真

 

<海外の大学>アジスアベバ大学
<所在地>エチオピア
<セミナーの期間>2009年9月10日〜9月23日
<参加者数>37名
               

                                                           
■セミナーの概況


本セミナーは、アフリカの将来を担う次世代の若手研究者や実務家の卵である大学院生を日本に招いて、近代化を比較的短期間に経験した日本の現状をつぶさに見てもらい、そこから得られる印象や経験・知識がアフリカの発展と開発に何らかの形で貢献できないだろうかという意図のもとに実施されました。
アフリカ諸国の若者にとっての日本に対するイメージは、自動車や電化製品という一部の工業製品と映画や書籍で伝えられるアジア的慣習や風土に偏ったものであったそうです。日本が、戦後いちはやく復興と近代化による工業的な発展を遂げている事実と、それにもかかわらず日本的な文化を保持しているという実態とが、実際に日本に来てみてはじめて統合的にわかった、という感想が何人もの参加者からよせられ、それはまさに、このセミナーを実施した目的に合致するものでした。

セミナーでは、主に以下を実施しました。

 

・記念講演・講義
「エチオピアにおける人類学的研究の現状と未来」「東南アジア地域研究の現在と未来‐ジェンダーと家族の視点から」「実践的地域研究とは-実践と研究の架橋」「グローバル地域研究の現在と未来」「アフリカ地域研究の過去と現在」

 

・フィールド巡見
茶道体験、国立民族博物館見学、エチオピア大使館表敬訪問、東京大学訪問、東京都江戸博物館見学、近郊農村訪問

茶道体験では、伝統的日本文化の継承というテーマで、裏千家を訪問しました。2人一組で点前をする役と客役をおこないました。茶をたて、それを客がいただき、茶碗を拝見するという一連の所作のなかに、日本文化を形成する茶道の精神が内包されていることを学びました。
近郊農村訪問では、伝統的生業としての農業と現在の農業手法というテーマで、野外演習を行いました。

 

茶道体験近郊農村訪問(京都大原・滋賀)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<左>茶道体験
<右>近郊農村訪問(京都大原・滋賀)

 

 

・シティウォーク
「伝統的町並み景観と保存」というテーマで京都市内を、「旧都と現都の比較」というテーマで東京都内を見学しました。京都と東京との比較がしばしば論議されました。

 

東京大学訪問

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京大学訪問

 


・京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の学生との共同討議、共同研究、公開シンポジウム(成果報告会)など

アジア・アフリカ地域研究演習への参加発表   

公開シンポジウムでは、アジスアベバ大学の学生全員がパワーポイントを用いて、フィールドスクール期間中に撮影した写真を示しながら、成果の報告をおこないました。滞在中の発見や驚きについて実際に経験したことを示す学生や、日本の農村における資源利用の仕方(たとえば里山の利用、保全など)などについて報告する学生が多数でした。

 

アジア・アフリカ地域研究演習への参加発表

閉会式で終了証を手渡される学生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<左> アジア・アフリカ地域研究演習への参加発表
<右>閉講式で修了証を手渡される学生

 


■参加学生からのコメント


京都大学からの参加学生
日本の中でも京都という歴史ある場所へ学生が集まり、日本人、エチオピア人というアイデンティティーを互いに十分交わらせることができたと思います。歓迎パーティや大学内での食事会、ホームステイ先への引率など、2〜5名ほどの学生さんと親しく話すことができました。エチオピアの学生さんのそれぞれのフィールドでの研究紹介、それについて個人的に十分に話す機会があり、自身の研究のヒントになるものもあったので、知見の交換は良くできたと感じています。
裏千家のお茶会体験、ホームステイなど京都のローカルな歴史に触れる機会が盛りだくさんで、日本側のホストの役割は彼らの笑顔から考えてとてもよく果たせたと思います。逆に、エチオピア暦の新年をちょうど一緒に祝えたり、アムハラ語を習ったりする機会もあったので相互に文化交流ができたと感じました。手作り感あふれる京都側のおもてなし、それを心からありがとうと受け止めてくれるエチオピアの学生さんの気持ち。どちらもひしひしと感じられて、今後の交流にも期待が持てるよい機会だったと感じています。

 

アジスアベバ大学からの参加学生

楽しみながら、同時に多くのことを学ぶことができました。セミナーは良く計画されていましたし、包括的な内容のプログラムだったので、短い期間にもかかわらず日本の文化や開発について学ぶことができました。
講義は示唆に富んだ有益なものでした。講義やASAFAS(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)のかかげる理念を通じて、地域レベルと地球規模の問題に関する新しい知識を多く学ぶことができました。フィールド・トリップも楽しくてためになりました。日本の社会規範やインフラ設備の開発についてなど、多くのことを学ぶことができました。
学生の参加度は高かったとは思いますが、日本人学生はもっと議論に参加する必要があるように感じました。

 

 

 

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東京海洋大学「明日の日−トルコ関係を築く海洋資源の有効利用」 
−マグロ養殖における持続的生産性と食品としての安全性の担保−

送別会の集合写真

 

送別会の集合写真

 

 

<海外の大学>チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学・ イスタンブール大学水産学部 ・ エーゲ大学水産学部
<所在地>トルコ
<セミナーの期間>2009年11月11日〜11月20日
<参加者数>約300人
 

■セミナーの概況

東京海洋大学とトルコ3大学(エーゲ大学、チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学、イスタンブール大学)との国際大学交流セミナーが、11月11日〜20日まで、東京海洋大学品川キャンパスを中心として開催されました。それぞれの大学より教員1名、学生5名を招待し、海洋大からは教員・学生・学外者合わせて約300人が参加しました。「マグロ養殖における持続的生産性と食品としての安全性の担保」をテーマとしたセミナーが行われました。

 

日本とトルコの漁業資源と養殖の現状、新しい養殖の技術、品質管理と安全・安心、養殖生産物の運搬、工学的アプローチなどについて教員の講義や学生の発表があり、それぞれに活発な議論が交わされました。

 

学生の発表

授業風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<左>学生の発表
<右>授業風景


坂田ステーションにおける養殖施設見学と技術研修、築地市場における冷凍・冷蔵技術や食品検査の実際についての見学と研修など、東京都市場衛生検査所や食品関連企業の協力を得て充実した幅広いプログラムも実施されました。

 

地域住民との交流も、港区役所や国際交流会の支援を受けておこない、ホームステイや交流会を通じて、日−トルコ友好の発展につとめました。このセミナーでは学生主体で様々な企画が立案、実行されましたが、学生にとっても海外交流に目を開くことの重要性を認識できたセミナーでもありました。


マグロ冷凍庫の見学

学生主催のお茶会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<左>マグロ冷凍庫見学
<右>学生主催のお茶会

 

 

■参加学生からのコメント


高橋希元さん東京海洋大学海洋科学部、高橋 希元さん

私にとって、今回のセミナーへの参加経験は、これまでに味わったことのない素晴らしい経験となりました。これまで日本の中だけの視点しかもたなかった自分が、初めて世界へ意識を向けることができたことで、その先に広がる自分の可能性を感じることができたからです。この経験をもとに、今後も日本とトルコ両国のさらなる発展に協力していける機会を求めたいと思います。

 

 

 

キャミル・メルト・エルヤルチンさん

 

イスタンブール大学水産学部、キャミル・メルト・エルヤルチンさん

今回のセミナーで日本のマグロ養殖における最先端の研究に触れられたことは大変刺激になりました。これからもこのような交流プログラムが続けられ、将来の日本―トルコの共同研究の発展に繋がることを願っています。

 

 

 

 

ヌルデニズ・コナックさん

エーゲ大学水産学部、ヌルデニズ・コナックさん

東京海洋大学のセミナーは私にとって夢の実現でした。品川と越中島のキャンパスでのセミナーは大変有意義で、素晴らしい先生や学生にめぐり合えて幸せです。日本の豊かな文化、日々の生活、美味しい食べ物、そして親切な日本の人々のことは決して忘れません。

 

 

 

 

 

イブヒム・エンデル・クヌルさん

チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学水産学部、イブヒム・エンデル・クヌルさん

日本は水産と海洋科学の分野において最も重要な国の一つです。その日本で、様々なセミナーを受けたり、築地市場を見学しながら、自分の中でも新しいアイデアが浮かんできました。今回の経験をこれからの自分の研究に生かしていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

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鹿児島大学「開発に伴う海洋環境の変化について検証と考察]
−日本とマレーシアにおける海洋環境問題を通して−

開講式の記念写真

閉講式の記念写真

 

<海外の大学>マレーシア・トレンガヌ大学
<所在地>マレーシア
<セミナーの期間>2009年12月6日〜12月16日
<参加者数>
  鹿児島大学:教員14名 学生28名
  マレーシア・トレンガヌ大学:教員3名 学生10名

 

 

■セミナーの概況

今回のセミナーは、理学部の市川敏弘教授が中心となり、「開発に伴う海洋環境の変化について検証と考察−日本とマレーシアにおける海洋環境問題を通して−」と題するテーマに基づき実施されました。セミナーの前半部分は、マレーシアと鹿児島の海洋環境と変化に関する講義やディスカッションが行われ、トレンガヌの学生からは、始終、活発な質問やコメントが発せられ、その意欲的な姿勢が印象的でした。また桜島見学においては、硫黄臭のする中、迫力満点の桜島を眺め、皆が驚きの声を上げていました。

 

基調講演  桜島見学

<左>基調講演

<右>桜島見学

 

 

セミナーの後半には、2泊3日で水俣市や有明海周辺への研修旅行を実施しました。水俣病の発生原因となった水銀を含む廃液の排水溝、水俣病資料館、大川市の干潟公園での「生きた干潟」における生物観察、諫早湾干拓事業により海洋生物が死滅した「死んだ干潟」の観察、および全長7キロにわたる諫早湾閉め切り堤防の見学は、参加学生に強い衝撃を与えました。セミナー期間中に、招聘学生たちは地元の一般家庭で1泊2日のホームステイにも参加し、日本人との交流を深め、日本文化に触れる機会にもなりました。


干潟の観察  送別会

<左>干潟の観察

<右>送別会

 

■参加学生からのコメント

鹿児島大学、折田亮さん鹿児島大学理学部地球環境科学科3年、折田亮さん
「このプログラムに参加して感じたことは、まず、鹿児島大学内にて海外の研究者の研究発表や、現地の人によるマレーシアでの研究調査などを聞くことができ、とても良い刺激になりました。次に、講義を通して私たちはマレーシアについて理解したり、興味を抱いたりできたので、逆にマレーシアの学生達にも鹿児島や日本のことをよく知ってもらい、興味をもってもらえる良い機会になったのではないかと感じました。また、講義に対するマレーシアの学生達の態度や、意欲の高さも講義を受けていて感じることができました。講義全体を通しては、やはり研究の内容の理解やマレーシアの学生達とコミュニケーションをはかる上での英語能力の重要さを再認識できる良い機会になりました。」

 

 

 

マレーシア・トレンガヌ大学、ワン・ヌルザリア・ビンティ・ワン・サーランさんマレーシア・トレンガヌ大学海洋研究所修士課程、ワン・ヌルザリア・ビンティ・ワン・サーランさん

「今回のセミナーは自分の人生を変える経験でした。最初の3日間、我々は鹿児島大学のキャンパスでトレンガヌ大学と鹿児島大学の教授による講義を受講しました。この講義は現在の鹿児島の環境の概要を理解する上で重要なものでした。その後、我々は桜島、水俣湾、有明海、長崎原爆資料館へとフィールドトリップに参加しました。このフィールドトリップに参加したことで、我々は荒廃した状況から我々の環境を守ることが非常に重要であることに気付きました。」

 

 

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福岡教育大学「今後の教員養成大学に求められる国際協力体制の構築に向けて] 
   −日台の学生の視点から考える−

九重研修所での宿泊研修

九重研修所での宿泊研修

 

<海外の大学>国立彰化師範大学

<所在地>台湾

<セミナーの期間>2009年11月9日〜11月18日

<参加者数>

  福岡教育大学:教員20名 学生24名 
  国立彰化師範大学:教員4名 学生12名


■セミナーの概況
このセミナーは、「両大学の学生・教員が日台の社会・文化を学ぶことによって教育者としての相互理解を深める」、「特別支援教育の現状を学習することによって今後の教育・研究交流を促進する」ことを目的に開催されました。

セミナーでは以下を実施しました。

  1. 地元の小学校、附属小・中学校への訪問及び彰化師範大学の学生による小学生へのプレゼンテーション
  2. 英語教育・特別支援教育等の受講
  3. 「日本の武道教育(剣道)」、「日本の食文化(和食の調理実習)」、「本学の書写教育」の受講及び日本文化体験
  4. 理科教育の授業・特別支援教育センターの見学
  5. 下関の日清講和記念館(春帆楼)、赤間神宮等の視察
  6. 阿蘇・九重での宿泊研修を通じた学生間の意見交換

 

日本の武道教育(剣道) 阿蘇で田楽を食べる

<左>日本の武道教育(剣道)

<右>阿蘇で田楽を食べる

 

「日本の武道教育(剣道)」では、武具を身につけ竹刀を握り心地よい汗を流しました。その後、「日本の食文化」では日頃料理をしたことが少ないという日台の学生たちが、すりこぎで胡麻を摺ったり、不慣れな手つきで包丁を握っていました。家庭科の学生のアドバイスも受けながら、無事に夕食を作ることができ試食会では皆満足した様子でした。
摂氏30度の台湾からの学生にとっては、阿蘇・九重での宿泊研修の寒波はとても厳しかったようですが、日台の友情は熱く、夜遅くまで白熱した討論は続きました。


また、「両大学の今後の交流の可能性」と題した記念シンポジウムでは、4人のシンポジストがこれまでの交流の経緯の説明や専門分野の視点から今後の交流のあり方について提案があり、学生の交換留学、学術交流や教職員の相互訪問等が話し合われ、今後両大学の交流が深まっていくことが期待されます。

 

とても寒かった八丁原地熱発電所見学 理科教育の授業見学

<左>とても寒かった八丁原地熱発電所見学
<右>理科教育の授業見学

 

■参加学生からのコメント

国立彰化師範大学、柯混瀚さん国立彰化師範大学 國文研究所博士課程、柯混瀚さん

「今回セミナーに参加できて、心の底から感謝します。学校見学で日本と台湾の教育の違いを感じ、名所の観光で日本の豊かな文化と自然を体感しました。私は前から日本語を勉強していましたが、実際に日本人と交流したことはありませんでした。日本の大学生と友達になって色々なことを話し合い、お互いの理解も深まりました。特に、福岡教育大学の教員と学生達の親切さは忘れません。時間は短いですけれど、私たちは様々な新しい体験を通じて成長しました。このセミナーはきっと我々の忘れがたい思い出になると思います。最後にこの機会を与えてくださった皆様に感謝いたします。」

 

 

 

 

福岡教育大学、屋敷輝さん福岡教育大学 共生社会教育課程、屋敷輝さん

「今回のセミナーに参加することで、多くの経験をし学ぶことができました。意欲的な台湾の学生や教授の方々と、同じ教育者を志す立場から両国の関係、また共通点や相違点、さらにより良い教育について意見交換できたことはとても有意義なことでした。また台湾との比較の中で多くの点で、日本についても考えることができました。今回このような貴重な機会に恵まれたことを感謝しています。」
 

 

 


 

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北海道大学「どうする、アジアの交通事故]学生提案コンペ
−日本の交通安全政策の経験とアジアの交通事故の実態を学ぶ−

開講式の記念写真

<日本の大学>

 北海道大学、室蘭工業大学、北見工業大学

<海外の大学>

 アジア工科大学、チュラロンコン大学、キングモンクット工科大学

<所在地>タイ

<セミナーの期間>

 2010年10月6日〜10月16日(事前講義等は8月1日〜)

<参加者数>

  主催大学:教員4名 学生7名
  海内の大学:教員3名 学生12名

 

 

 開講式の記念写真

 

 

■セミナーの概況
急増するアジアの交通事故に対して、交通事故による死者数をピーク時の3分の1に減少させた我が国の事例を参考に、タイ国内の交通安全対策をタイの学生が日本人学生と一緒に考えて政策提言を行うことを主な内容として日本側3大学、タイ側3大学の協力で実施しました。

 

  1. 事前講義とタイ学生による提言コンペ
    チュラロンコン大学をインターネットで結びテレビ会議方式によって事前講義と提言コンペを実施しました。提言コンペには、アジア工科大学から4チーム、キングモンクット工科大学から2チーム、チュラロンコン大学から4チームが参加し、優秀6チーム12名を日本に招請しました。
  2. 日本人学生派遣による事前共同調査
    日本側3大学から5名の学生が派遣され、コンペ選抜チームとデータ収集や解析の協働作業を行いました。
  3. タイ学生招請プログラム
    わが国の交通安全政策や交通安全施策に関する特別講演の他、北海道警察本部、交通管制センター、北海道警察運転免許試験所、自動車学校、寒地土木研究所など交通安全に関わる行政・研究機関や施設を訪問しました。また北見工業大学では「ドライビングシミュレータを用いた交通安全評価」に関して、室蘭工業大学では「交通需要マネジメントと交通安全」に関して討議を行いました。
  4. 最終提案シンポジウム
    招請された6チームが当初の交通安全施策に関わる提言を日本における学習や見聞を通して修正した上で最終発表を行いました。シンポジウムの様子はインターネットを介してキングモンクット工科大学、室蘭工業大学、北見工業大学にも中継され活発な質疑が行われました。北海道大学の一般学生50数名、一般参加者10数名を加え90数名の参加がありました。

 

交通安全施策の提言コンペ(チュラロンコン大学)

室内実験(アジア工科大学)

 <左>交通安全施策の提言コンペ(チュラロンコン大学)

 <右>室内実験(アジア工科大学)



ドライビングシミュレータ体験(北見工業大学)最終シンポジウム発表
 <左>ドライビングシミュレータ体験(北見工業大学)
 <右>最終シンポジウム発表

 

■参加学生からのコメント
Ms. Natthakarn Waiyanateアジア工科大学博士課程、Natthakarn Waiyanateさん
「すべてのプログラムが良かったです。もう少し討議の時間が長ければ良かったと思います。すべての講義は有用で、短時間でよく理解することができました。日本の交通安全の概要を実際に現場で学ぶだけでなく、学生相互の交流でもすばらしい機会となりました。日本の技術刷新や経験を学ぶすばらしい機会でした。帰ったら学んだことをタイの交通安全に生かすようにしたいです。このプログラムが継続的に実施されることを期待しています。」

 

 

 

藤井涼さん北海道大学大学院工学研究科、修士2年 藤井涼さん

「今回の交流のセミナーはテーマに対する見学、講義等がバランスよく配置されていたと思います。講義も各テーマにとって有意義な内容で非常に良かったと感じました。内容はタイの学生が積極的だったので討議が非常に盛り上がっていた事が印象的でした。そのおかげで様々な意見交換ができ非常に有意義な時間だったと感じています。調査ではタイの学生と共通の課題に取り組むことで考え方の違いやコミュニケーション能力の必要性等多くの刺激を受けることができました。

見学地は日本の交通安全対策を理解するのに十分な内容だったと思います。プログラムの中だけではなく食事や観光を共にすることで色々な会話ができ非常にいい交流が出来たと思います。」



 

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神戸大学「自然災害対策法と学生ボランティア活動に関する交流セミナー」

書道体験

書道体験

 

<海外の大学>スラバヤ工科大学

<所在地>インドネシア

<セミナーの期間>2009年8月23日〜9月5日

<参加者数>

  神戸大学:教員5名 学生25名
  スラバヤ工科大学:教員2名 学生12名


■セミナーの概況
このセミナーでは、防災、環境をテーマにした講義に加え、人と未来防災センター (神戸市)、野島断層保存館 (淡路市)、国際海事教育研究センター淡路海洋実習施設 (南あわじ市) での海洋体験、練習船「深江丸」での航海、グループ別討議・発表会など、すべて英語を介しての多彩なプログラムを実施しました。


兵庫県水産技術センターでは、兵庫県の水産業のことや海に関する環境問題を学びました。同センターでは栽培漁業が盛んで、飼育している魚を直接、目で見たり手に取ったりしました。


他に、野島断層保存館の阪神大震災の被害を知ることのできるコーナーでは、スラバヤ工科大学の学生は真剣なまなざしで資料を見つめていました。実際の野島断層を目にした時は、規模の大きさに驚いていた様子でした。
野島断層保存館には、阪神大震災の揺れを体験できるコーナーもあり、スラバヤ工科大学の学生は積極的に参加しました。


また、両国の文化紹介として、スラバヤ工科大学の学生から竹製の民族楽器 アンクルンの演奏方法を、日本文化としては書道と折り紙をスラバヤ工科大学の学生へ教え合うアクティビティも行われました。
歓送会では、インドネシアの民族舞踊・歌など両大学の学生による余興などで大いに盛り上がりました。
セミナー終了後も、両大学の学生は盛んに交流を行っています。


練習船「深江丸」へ乗船体験  インドネシアの学生たち

<左>練習船「深江丸」へ乗船体験

<右>インドネシアの学生たち

 

■参加学生からのコメント

神戸大学、町田 聡さん

「インドネシアと日本は両国ともに島国・地震多発国であり、また交流セミナー中の9月1日が防災の日であったので、防災を深く考えるセミナーとなりました。
また講義以外に、学生寮や淡路島で寝食を共にしたことでお互いの世界観を理解する楽しさを常に感じることができました。このような機会を与えていただいたJASSOに深く感謝いたします。」

 

スラバヤ工科大学、ラディティヤ・ヘンドラ・プラタマさん

「日本を訪れるのも、国際大学交流セミナーへの参加も今回が初めてのことでした。セミナーに参加できる喜びと同時に不安もありましたが、セミナーが始まる頃には日本での生活に慣れていました。セミナーは大変興味深く、目的や意義がよく分かりました。日本とインドネシアはどちらも自然災害に見舞われる可能性が非常に大きい国であるということを、改めて認識するよい機会になりました。将来起こりうる自然災害に備えるという意味で、両国間の情報・意見交換はとりわけ有益だと思います。このセミナーに参加できたことを感謝し、セミナーで得た知識のすべてを、自分の力の及ぶ限りなるべく多くの人々に伝えたいと考えています。最後になりましたが、今回のセミナーを支援してくださったJASSOと神戸大学の皆様に深く感謝します。できれば日本とインドネシア、それぞれの国で国際大学交流セミナーが再び開催されるよう期待します。」

 


 

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筑波大学(みずほ国際交流奨学財団共催)
「持続可能社会の形成に向けた都市再生に関する日韓交流セミナー」

JAXA筑波宇宙センターを見学

JAXA筑波宇宙センターを見学

 

<海外の大学>漢陽大学校

<所在地>韓国

<セミナーの期間>2009年8月8日〜8月19日

<参加者数>

  筑波大学:教員6名 学生18名 
  漢陽大学校:教員2名 学生12名

 

■セミナーの概況

日本と韓国の都市は、成り立ちや社会的文化的背景が類似しており、少子・高齢化、大都市圏への人口集中、交通混雑時等の問題が共通の課題とされています。今回のセミナーでは、環境を意識した都市再生事例であるソウルの清渓川再生プロジェクトや東京都心部の都市再生、つくばエクスプレス沿線の田園融合型まちづくりなど、相互にとって大いに参考となると思われる事例を通して、両国の都市再生プロジェクトについて学び、参加した学生間で活発な議論を行う貴重な機会となりました。

 

アーバンマップによる説明 グループワークに取り組む学生

<左>アーバンマップによる説明

<右>グループワークに取り組む学生


両大学教員による講義、フィールド視察と専門家による解説、グループワークを通してのディスカッションと発表を通して、持続可能な社会形成のための日韓両国の都市再生への取り組みについて学び、両国の共通点と相違点の相互理解を通じて今後の都市計画分野での交流の大切さを学びました。また、六本木ヒルズ、表参道ヒルズ、大手町・丸の内・有楽町など東京の中心部における都市再生事例や、筑波研究学園都市、つくばエクスプレス沿線地域、茨城県桜川市真壁地区の歴史的環境を有する街づくり事例などのフィールド調査を行いました。両国の都市再生についてどのような協力関係を構築していくべきかについて、相互の認識を深める大変有意義なセミナーとなりました。

 

東京・六本木地区の都市再開発事例を見学 研究発表

<左>東京・六本木地区の都市再開発事例を見学

<右>研究発表

 

■参加学生からのコメント

漢陽大学校、「正桙ウん漢陽大学校都市大学院都市開発経営・交通学科修士課程1年、「正桙ウん
「国際大学交流セミナーへの参加を通じて、最近両国で主な問題になっている都市再生に対する観点の類似点・相違点について勉強することができました。また、都市に対する考え方や都市問題にアプローチして行く方法などについて、我々と違う観点を持つ学生らとの討議を通じて、多様なことを学ぶ機会になりました。研究発表やグループワーク以外にも現地見学を通じて、専門家から詳しい説明を聞くことができ、より深く理解することができました。これによって国際交流セミナーの開催意義が最も大きくなったと思います。今後とも様々な機会でより深い交流ができることを期待します。」

 

 

 

 

筑波大学、大城将範さん筑波大学大学院システム情報工学研究科博士前期課程2年、大城 将範さん
「今回のセミナー・グループワークを通して、日本と韓国は文化的に似ているところもある一方、まちづくりに関する取り組みや意識、都市の形成の過程には様々な相違点が見られ、互いに参考になる点が数多く存在することがわかりました。今回のセミナーをきっかけとして、今後も都市開発についての情報交換が活発に行われるようになってほしいと思います。」


 

 

 

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山梨大学
「山梨大学・中国医科大学交流事業−病理学教育及び臨床病理学」

 

山梨大学・中国医科大学生集合写真

山梨大学・中国医科大学生集合写真

 

<海外の大学>中国医科大学

<所在地>中国

<セミナーの期間>2009年8月4日〜8月13日

<参加者数>

 山梨大学:教員6名 学生34名

 中国医科大学:教員2名 学生8名

 

■セミナーの概況
本セミナーは、山梨大学と中国医科大学の交流事業として山梨大学において実施され、引率の教員を含む中国医科大学の日本語クラスの4年生、計10名が主に日本の病理学を学ぶために8月4日から8月13日まで日本に滞在しました。


日本語に堪能な中国医科大学の学生は山梨大学医学部において日本人の学生と同じ水準の講義を受け、病理学に関する知識を深めると共に、病院の訪問見学では日本の病院病理医療制度や病院の運営方法を学びました。日本人学生との交流では、医療制度の違いを互いに発表し、お互いの学生生活を紹介しあいました。

 

講義の様子 学生討議の様子

<左>講義の様子

<右>学生討議の様子


そのほか、スポーツで汗を流しての交流を行い、温泉体験では露天風呂に入り、あいにく山頂付近は雲で見ることはできませんでしたが富士山の五合目にバスで登り、一般家庭でのホームステイを通しては、日本の日常生活を体験しました。


日本での10日間の滞在により、中国の学生達は、病理学の知識を一層深めると共に、日本との医療制度の違いはもちろんのこと、互いの学生生活の相違や共通点を理解し、日本文化や「普段着の日本」を知ることができました。これらの体験が、中国の学生達には言うに及ばず、交流した日本人学生達の視野をも広げることができたことは間違いありません。なお、この交流事業については、地元の新聞にも取り上げられ、広く山梨県内に紹介されました。

 

病院見学の様子 富士山登山体験

<左>病院見学の様子

<右>富士山登山体験

 

■参加学生からのコメント

青木正さん

 

山梨大学4年生、青木正さん
「今回のセミナーに参加した中国医科大学の皆さんは、日本の大学や生活を体験でき、日本の医学生と交流できたことに大変満足している様子でした。私も彼らから刺激をもらい、日々の学習や海外留学に対する意欲がより強くなりました。貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。」

 

 

 

 

 

南海天 さん

 

 

中国医科大学4年生、南海天さん

「お金さえあれば中国でも豊かな生活ができる。でももっと大切なのは「環境に優しく、人間に優しく」というような日本人の意識です。人は一人の人間として存在すると同時に自分の義務と責任を享受している。これからがんばって、将来学術的な分野で日本の医学と交流したいです。」

 

 


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山形大学(みずほ国際交流奨学財団共催)
「山形文化体験学習セミナー −地域の「人・物・精神」との交流を通して−」

生け花体験での集合写真

生け花体験での集合写真

 

<海外の大学>銘傳大学
<所在地> 台湾
<セミナーの期間> 2009年8月4日〜8月13日
<参加者数>
 山形大学:教員5名、学生12名

 銘傳大学:教員3名、学生12名

 

■セミナーの概況

このセミナーは、みずほ国際交流奨学財団、日本学生支援機構及び山形大学の三者による共催で実現しました。


セミナーは、留学生の日本語研修コースの1科目である「日本文化」という授業をベースに、山形の伝統文化や豊かな自然、そこに息づく人々の営みを深く味わうことを目的に実施されました。茶道文化や生け花、陶芸、こけし絵付け等を両国の学生や教員自らが体験することで、伝統文化の素晴らしさや異文化交流の楽しさ、大切さを学ぶ絶好の機会となりました。


期間中は、銘傳大学の学生全員が2泊3日のホームステイで日本の家庭の日常生活を体験するとともに、東北四大祭りでもある「花笠祭り」にも踊り手として参加しました。また、『奥の細道』で有名な山寺や、地元企業の工場を見学するなど山形の文化を肌で感じ、同時に地域の方々との親交を深めることができました。


10日間を共に学んだ両国の学生達が、涙を流しながらお互いに再会を誓い終了しました。このセミナーを機に、今後も両校の教職員交流・学生交流の一層の発展が期待されます。


山寺見学の様子 花笠踊りに参加する学生たち

<左>山寺見学の様子

<右>花笠踊りに参加する学生たち

 

■参加学生のコメント

 

呉淑馨さん

 

銘傳大学、呉淑馨さん
「今回のセミナーは、日本の伝統文化についての講義が多く、とても充実していました。茶道での礼儀であったり、着付けでの帯の結び方などもそれぞれ違う意味があり、様々な日本文化を体験しました。先生方のおかげで多くを体験させていただき、ありがとうございました。」

 

 

 

武田真幸さん

 

 

山形大学、武田真幸さん
「今回のセミナーを通し、私自身、伝統的な日本文化というものに触れているようで触れていなかったような気がします。山寺を訪れたのは、4回目でしたが、毎回何気なく見ていたものにとても奥深い意味があったことを感じ、日本人の考え方の根底にあるものを体感したようでした。」

 

 

 

 


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