このコーナーでは、日本で就職活動を行い、現在働いている元留学生の先輩の体験談を紹介します。
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このコーナーでは、日本で就職活動を行い、現在働いている元留学生の先輩の体験談を紹介します。
氏名:呉佳(ゴ・カ)
国籍:中国
出身大学:東京外国語大学大学院
専攻:総合国際学研究科言語応用専攻
日本滞在期間:2003年〜
会社名:株式会社アルク
日本語能力レベル:日本語能力試験1級
日本での就職を希望した理由はなんですか?
日本で就職することを通じて、それぞれの分野の知らないことにぶつかり、自分に「気づき」をもたらして成長していきたいと思ったからです。
現在の勤め先を選択した理由はなんですか?
勤め先へのインターンシップがきっかけで、信頼関係が生まれたからです。
学生の頃の初めての社会人模擬体験は最初不安でした。しかし、編集部の皆さんはとても思いやりのある方々で、私の間違いをその都度正して頂き、内勤・外勤ともに経験できました。その後、ブログや雑誌への提案も採用されて、信頼関係を深めました。その頃の自分は以前より成長した気がして、これからも見守ってほしいと思いました。
会社の事業内容や、あなたが現在どのような業務をしているか教えてください。
私の会社は外国語学習者のための教育活動を事業内容としています。私は海外マーケティング部に所属し、外国人向けの情報誌の編集や、ウェブサイトの運営などのアシスタントを担当しています。
企業に対してどのような自己アピールを行いましたか?
成功談や失敗談から、「自分がどういう工夫をして、何を得たのか」「どうやって克服し、どうやって活かしていくのか」を常に考えながら、自己アピールを行いました。
いつ頃から就職活動を始めましたか?
私は大学院1年の5月から、経済産業省が主催する「アジア人財資金構想・高度実践留学生育成事業」を受講しながら就職活動を始めました。
何社くらいの企業に応募しましたか?
10社くらいです。
具体的にはどのような就職活動をしましたか?(利用したセミナーやWEBサイトなど)
日経ナビ、リクナビ、ブンナビ、国際留学生協会就職支援情報サービスをよく使っていました。また、「みんなの就職活動日記」のような就職活動に関するノウハウ提供サイトや、インターンシップ情報サイトなども使いました。
事前準備や企業研究には何を参考にしましたか?
学校の就職課で四季報や就職ジャーナルなどの本を借りたり、学内のセミナーに参加したり、「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」などの番組を見たりしました。
事前準備や企業研究で苦労した点はなんですか?
SPI、筆記テストの準備です。留学生も日本人と同じ試験を受けなければならないので、良い点数を取るのには苦労しました。
エントリーシートや職務経歴書の書き方で注意した点はなんですか?
主に以下の2点です。
1.自己PRの内容については、具体的、客観的な根拠を挙げること。
2.志望動機は、経験をどう活かしているのかを示すこと。
面接の際特に注意した点はなんですか?
主に以下の2点です。
1.笑顔で、ハキハキと話し、良い印象を与えること。
2.面接はお互いのコミュニケーションの場だと思うので、話し過ぎないように心懸けました。
面接ではどのような質問をされましたか?
大学時代に熱心に取り組んだこと、日本で働きたいと思った理由、志望動機、この職種を選んだ理由などについて質問されました。
その他就職活動中に困ったこと、戸惑ったこと、印象に残ったことはなんですか?
スケジュールの管理は大変でした。また、面接に出やすい質問の答えを録音し、電車での移動時間を利用し、繰り返し聴いていたことが最も思い出に残っています。
日本で働いてよかったと思うことはなんですか?
日中社会の規範の違いを克服するには、最初は慣れないことばかりで大変でしたが、働くことを通して、結果より経過を大事にするようになり、それはいつの間にか自分の財産となりました。今の会社は日本社会と中国社会に貢献できる場として非常に魅力的だと思っています。
今後の抱負や将来設計を教えてください。
私には将来、日本語の教員になろうという夢があります。今の会社で留学生向けの仕事に携わり、働く経験を積んでから、将来のキャリアにつなげていこうと思っています。
これから日本で就職しようと考えている皆さんに一言お願いします。
例え結果が失敗であっても、やらずに後悔するより思い切って挑戦する方がいいです。
就活は多くの失敗を伴う道のりです。しかし失敗をただ価値のない、後悔するだけのものとして捨て去るか、そこから多くのことを学ぶチャンスとするかは、自分次第だと思います。皆さんにとって失敗とは、成功の対極にあるものではなく、成功への第一歩なのです。

名前:黄申華(コウ・シンカ)
国籍:中国
出身大学:青山学院大学
専攻:経営学部経営学科
日本滞在期間:2003年〜
会社名:株式会社グローバルトラストネットワークス
日本語能力レベル:日本語能力試験1級
日本での就職を希望した理由はなんですか?
ずっと中日の架け橋として仕事をしたいと思っていました。日本で留学生活を送っているうちに、日本の文化に溶け込んでいる自分を発見しました。楽しく勉強し、いい思い出がいっぱい作れた国でもありました。それでぜひ日本に残って就職してみたいと思いました。
現在の勤め先を選択した理由はなんですか?
今の仕事は就職活動で考えもしなかった業界でした。外国人を専門とした不動産業というだけでなく、ゆくゆくは外国人のことなら何でもお世話をすることをビジョンに、ビジネスを展開しているところがとても親切な会社だと感じ、面白そうでした。
会社の事業内容や、あなたが現在どのような業務をしているか教えてください。
外国人専門の賃貸保証サービスと不動産仲介を主な事業内容とし、私の所属は仲介部の営業職です。
企業に対してどのような自己アピールを行いましたか?
初めは言語力の強みをアピールしましたが、それだけでは本当の自分を相手に伝えられないことがわかりました。それで、改めて自己分析をし、取り組んできたこと、達成できた課題から導き出された、自分でも知らなかった能力に気づきました。それを主に自己アピールしました。
いつ頃から就職活動を始めましたか?
2009年の3月からです。
何社くらいの企業に応募しましたか?
約20社に応募しました。
具体的にはどのような就職活動をしましたか?(利用したセミナーやWEBサイトなど)
マイナビ、リクルート、日経就職ナビなどのウェブサイトを利用したり、OB訪問、学内就職セミナー等に参加しました。
事前準備や企業研究には何を参考にしましたか?
企業研究セミナーに参加し、日経新聞や業種別の本を購読しました。
事前準備や企業研究で苦労した点はなんですか?
自己分析や自己アピールでは、はっきりと自分のしたいことが見えていないところに苦労しました。
エントリーシートや職務経歴書の書き方で注意した点はなんですか?
まずは誤字や脱字に気をつけ、字をできる限りきれいに書きました。
面接の際特に注意した点はなんですか?
時間を厳守し、特に一番基本的な服装、笑顔について気をつけました。そして、面接の前に前向きな音楽を聴いたりして自分自身のテンションを上げ、元気で明るい姿で臨みました。
あとは、知らない敬語については無理に使わないことです。
面接ではどのような質問をされましたか?
・この会社を応募した動機は何ですか。
・あなたはこの会社のために何ができますか。
・10年後のあなたはどのようになっていると思いますか。
その他就職活動中に困ったこと、戸惑ったこと、印象に残ったことはなんですか?
企業セミナーに参加した際に、グループディスカッションではっきり自分の考えが言えなかったことが何回かありました。自分でもしたいことが明確でなかったせいだったと思います。
また、2次面接の際、少し角度を変えた質問に対して緊張のあまり理解できず答えられなかったことが今でも忘れられません。質問の本質は同じなので、自分をしっかり持っていればどのように質問されても、答えには戸惑いがなくなります。
日本で働いてよかったと思うことはなんですか。
まだ働いて半年くらいですが、自分と同じ日本で頑張っている外国人のために住居の悩みやトラブルを解決したときは、その人達と同じような思いをしたからこそ本当に心から喜びを感じられることです。
今後の抱負や将来設計を教えてください。
今は未熟で仕事に慣れることに精いっぱいですが、将来的に職場でプロのアドバイザーを目指し、外国人のことなら何でもサポートできる外国人ゼネラリストを目指したいです。そして、日本だけを舞台にしないで、日本に来たいという外国人を本国で直接サポートできたらいいなと思います。
これから日本で就職しようと考えている皆さんに一言お願いします。
何かしらの思いと目的を持って日本で仕事を探してほしいです。根本的な軸さえしっかりしていれば、自然に何をすべきかが見えてきます。そこで、どのようにしてそれを表現できるかを練習してください。ビジョンがあれば必ず夢は実現できます。

名前: 鄭苓エン(テイ・リンエン) エンは王へんに炎
国籍: 中国
出身大学: 明治大学
専攻: 商学部商学科・グローバルビジネスコース
日本滞在期間: 2004年〜
会社名: 株式会社クララオンライン
日本語能力レベル: 日本語能力試験1級
日本での就職を希望した理由はなんですか。
大学で学べない日本のビジネスのあり方や企業文化を学びたかったからです。将来、帰国するとしても、日本企業である程度経験を積んでからのほうがいいと思いました。
現在の勤め先を選択した理由はなんですか。
「人」や「社風」に引かれました。平均年齢の若い会社で、国籍、年齢、性別、学歴に関係なく、自身のやる気さえあれば成長が望める社風が魅力的でした。また、面接や先輩社員訪問の際には、先輩社員の皆さんに親切していただき、一緒に働きたいと思いました。
会社の事業内容や、あなたが現在どのような業務をしているか教えてください。
弊社はインターネットサービス基盤事業を行っています。具体的には法人向けのサーバ管理や運用事業、インターネットドメイン取得などを行っています。現在は新入社員研修として、それぞれの部門で業務を行っており、7月中旬には、配属が決まる予定です。
企業に対してどのような自己アピールを行いましたか。
自分の特徴を企業が求める人物像、ビジネスビジョンに合わせてアピールをしました。
自分の留学経験や大学で学んだことで、会社のビジョンである「アジアNo.1のインターネットサービスプラットフォームカンパニー」と合致するところを中心にアピールしました。
いつ頃から就職活動を始めましたか。
2008年11月頃から始めました。
何社くらいの企業に応募しましたか。
30社ぐらいです。
具体的にはどのような就職活動をしましたか。(利用したセミナーやWEBサイトなど)
主に「リクナビ」を利用しました。
また、経済産業省と文部科学省の共同事業である「アジア人財資金構想」という留学生就職支援プログラムに参加したことが、就職活動を行う上で、大変役立ちました。
事前準備や企業研究には何を参考にしましたか。
企業研究には、主にインターネットを利用し情報収集を行いました。特にリクナビの人事ブログやみんなの就職活動日記などを参考にしました。弊社の最終面接の前には、社長のブログを拝見し、どのような人材を求めているのかを把握した上で、面接に臨んだことがよかったと思います。
事前準備や企業研究で苦労した点はなんですか。
応募した会社は、事業内容が異なるため、それぞれの会社の事業内容を把握することに苦労しました。特に弊社の事業内容は身近なものではなかったので、業界の専門用語や事業内容を具体的にイメージするのが大変でした。
エントリーシートや職務経歴書の書き方で注意した点はなんですか。
自己ピーアールの内容に具体的な事例を入れるよう工夫していました。
面接の際特に注意した点はなんですか。
一方的に話すのではなく、会話を楽しむよう心掛けました。
面接ではどのような質問をされましたか。
志望理由や自己ピーアールなど基本的なもの以外、大学で学んだことやアルバイトで学んだことを聞かれました。また、学んだ後それをどのように活かしたのかということも聞かれました。
その他就職活動中に困ったこと、戸惑ったこと、印象に残った事はなんですか?
困ったことは予約したい説明会が満席で予約できなかったことです。説明会の予約は「早め」かつ「マメ」にチェックが必要だと思います。
一番戸惑い、また印象に残ったことは、弊社の属する業界が、就職活動の当初に希望した業界と違ったことです。内定後に、何度も「自己がほんとうに求めているものは何か」を考え、結局は、IT業界に対する先入観を捨て就職を決めました。ある意味で、業界というよりも、会社に魅力を感じて入社を決めたということになります。実際、働き始めてみると、会社だけでなく、会社が属する業界自体も案外おもしろいと感じています。
日本で働いてよかったと思うことはなんですか?
視野が広くなったことです。ジョブローテーションの研修期間中、社長に同行するという機会をいただきました。社長の仕事を一日中ずっと隣で見て、またスケールが大きい話をうかがうことができ、視野が広がりました。自分のキャリアプランを設定する上で、大変良い刺激となりました。
今後の抱負や将来設計を教えてください。
今後は自分の外国人というバックグランドを活かし、海外事業に携わりたいです。企業の海外進出を手伝い、その分野の専門家になりたいと思います。
これから日本で就職しようと考えている皆さんに一言お願いします。
一番言いたいのは自己分析を一回で終わらせないことです。
就職活動中は、必ず迷いが生じます。そういう時には、自分を見つめ直すことですべきことを見つけてください。就職活動は今後の人生によい刺激を受ける過程でもあると思います。刺激を受けるたびに自己を分析し直し、そのたびに自分の将来像を軌道修正する、そういったことを繰り返すことで、自分自身が正しい道に導かれると考えています。


名前: 金a廷(キム・ミンジョン)
国籍: 韓国
出身大学: 立教大学
専攻: 文学部教育学科
日本滞在期間: 2002年〜
会社名: 株式会社グローバルパワー
日本語レベル: 日本語能力試験1級
日本での就職を希望した理由はなんですか?
日本で学んだ知識と日本語を使い、日本でどれくらい通じるか試してみたいという気持ちから日本で就職しようと決めました。
現在の勤め先を選択した理由はなんですか?
私の日本での留学経験を活かせる場所だと思いました。
私が留学生だったときに、とにかく「アルバイト探し」や「就職先探し」に大変苦労しました。せっかく日本に留学しているのだから、生活費を稼ぐだけのアルバイトではなく、就職に役に立つアルバイトやインターンシップをしたいと思いましたが、なかなかそのようなアルバイト先は見つからずに学生時代を過ごしました。 就職活動の時にもどのように就職活動すればいいのか全くわからないまま、手探りで就職活動を始めたので、日本人に比べるとエントリーした企業数も面接までたどり着いた企業数も、内定の数も圧倒的に少なかったです。 このような私の失敗談を失敗のまま残すのではなく、私と同じ立場にいる留学生の方々に伝え、少しでも改善できればと思いました。そして、日本の社会や日本の企業に対しては留学生(外国人)のポテンシャルの高さや可能性などを知らせ、国籍に関係なくいい人材の採用が出来るように提案してみたいと思い、現在の会社に就職することを決めました。
会社の事業内容や、あなたが現在どのような業務をしているか教えてください。
優秀な留学生の方々を中心としたグローバル人材サービス事業です。業務内容は外国人採用支援コンサルティング(営業)です。
現在の日本(日本社会)はどの企業も優秀な人材を採用したいと思いながらも、その優秀な人材が外国籍であることだけで採用をためらう傾向があります。 また、外国籍で優秀な方々がいるということに気づいてない企業もあります。
そのような企業に優秀な留学生(外国人)の採用支援コンサルティングやインターンシップ派遣などをしています。
企業に対してどのような自己アピールを行いましたか?
外国人と思わせない日本語能力と豊富な留学経験を中心にアピールをしました。
いつ頃から就職活動を始めましたか?
大学3年の冬休みから始めました。
何社くらいの企業に応募しましたか?
25社ぐらい受けました。
具体的にはどのような就職活動をしましたか?(利用したセミナーやwebサイトなど)
いわゆる日本人がエントリーするような会社には就職できないと勘違いをしていました。ですから、留学生を対象としたセミナーに積極的に参加しました。
また、私の強みであり、弱みである「韓国人(韓国語)」を使える仕事がある企業に雇ってもらいやすいと思いました。そのような理由から韓国と取引がある企業・韓国に支社がある企業など韓国と関連のある企業をインターネットで調べ、新卒募集をしているのか問い合わせ等しました。
事前準備や企業研究には何を参考にしましたか?
企業のHPを中心に企業研究をしました。また、日本経済新聞を読み、エントリーした企業の情報を集めました。
エントリーシートの書き方・筆記試験の対策は主に就職対策本を参考しました。
事前準備や企業研究で苦労した点はなんですか?
筆記試験(SPI試験)にはかなり苦労しました。特に、国語です。
短い時間の中で全問を解けなかったし、国語は問題すら理解できない部分もありました。
エントリーシートや職務経歴書の書き方で注意した点はなんですか?
日本語を間違えないように気を配りました。具体的には留学生の先輩にエントリーシートを見せてアドバイスしてもらったり、日本人の友達にも相談しました。
面接の際に特に注意した点はなんですか?
明るい印象に見せるよう、外見に気を配りました。
面接ではどのような質問をされましたか?
大きく2つの質問をされました。
1つ目は、留学生(外国人)ならではの質問です。日本に留学に来た理由、日本で就職をする理由、日韓の相違な点などを聞かれました。
2つ目は、普通の面接の質問です。自分の長所・短所・趣味・特技など自己PR、企業に応募した理由などの志望動機、学生生活の全般の話(専攻・ゼミー・卒論)でした。
その他就職活動中に困ったこと、戸惑ったこと、印象に残ったことはなんですか?
日本語、特に漢字に苦労しました。
日本語に自信はありました。しかし、SPIテストの時やエントリーシート記入の時に改めて自分の語彙の少なさに気づきました。
ある企業からはいきなりの漢字テストがあったのでとても戸惑った記憶があります。
日本で働いてよかったと思うことはなんですか?
「日本」以外の国で働いたことがないので、比較は出来ません。
ただ、今の会社で働いてよかったと思う点は多いです。
自分と同じ立場にいる人達を少しでも助けられることが出来ること、
微力でありながら、「日本(日本の企業)」に新しい考え方を提案できるということにやりがいを感じています。
今後の抱負や将来設計を教えてください。
将来的には日本で起業したいと考えています。
これから日本で就職しようと考えている皆さんに一言お願いします。
「日本人に比べたら日本語も日本の事情もよくわからない」ということを忘れないでください。
そして、日本人より10倍・20倍の勉強をしてください。
日本の有名な漫画の中に「諦めたらそこで試合終了ですよ」という台詞があります。
就職活動も一緒だと思います。「諦めたらそこで終了です」諦めないでください!

名前: 朴銀花(パク・ギンカ)
国籍: 中国
出身大学: フェリス女学院大学
専攻: 文学部日本文学科
日本滞在期間: 2002年1月〜
会社名: 株式会社スリーエフ
日本語レベル: 日本語能力試験1級
日本での就職を希望した理由はなんですか?
大学を卒業後、私には帰国して就職する方法もありました。
それでも、日本での就職を選んだ理由は、日本で働けば職場も私生活も日本語の環境ですので、もっと成長できると思ったからです。
また、給料の面でも日本の方が優遇されるので、日本での就職を希望しました。
現在の勤め先を選択した理由はなんですか?
現在、コンビニエンスストアでトレーナーの仕事をしていますが、大学時代コンビニエンスストアでのアルバイトを長く経験したことがきっかけです。
日本の高齢化と少子化が進んでおり、これから先、働く人の確保として中国からの留学生を採用する会社もあります。しかしながら、日本に留学している中国人に楽しく働いてもらうことは、文化や習慣の違いなどで簡単なことばかりではありません。
コンビニエンスストアでの経験を活かし、会社と中国人留学生の間の架け橋になりたいと思い、今の仕事を選びました。
会社の事業内容や、あなたが現在どのような業務をしているか教えてください。
会社は1都3県で展開するコンビニチェーンです。
私は会社で中国人スタッフの教育と日本人独立社員の初期研修、新店開店時の日本人スタッフのトレーニングなどを担当しています。
企業に対してどのような自己アピールを行いましたか?
大学時代のアルバイト経験と言語力を活かして、誰にも負けることなく会社に貢献できると、自分の強みをアピールしました。
いつ頃から就職活動を始めましたか?
就職活動は卒業の1年前から始めました。
何社くらいの企業に応募しましたか?
15社ぐらい応募しました。
具体的にはどのような就職活動をしましたか?(利用したセミナーやwebサイトなど)
学校で用意される留学生の就職情報を参考にしたり、インターネットで企業のホームページにアクセスする方法で活動しました。
事前準備や企業研究には何を参考にしましたか?
企業のホームページにアクセスし、自分が希望している職種や採用人数などを細かくチェックしました。
事前準備や企業研究で苦労した点はなんですか?
企業で募集している職種が自分の希望と合致するとしても、外国人の採用に積極的かどうか明確でないので、とにかく会社の説明会などに参加してみないと分からないということでした。
レジュメや職務経歴書の書き方で注意した点はなんですか?
字は綺麗に、文章は分かりやすく書き、謙虚すぎないように自分の強みをアピールしました。
面接の際に特に注意した点はなんですか?
自分が希望するものと自分の強みが、相手に納得してもらえるようにひとつひとつ工夫して答えていくようにしました。
面接ではどのような質問をされましたか?
会社を選んだ理由を聞かれました。
その他就職活動中に困ったこと、戸惑ったこと、印象に残ったことはなんですか?
困ったことは就職先がなかなか決まらなくて、卒業する日までに内定をもらえるかどうか不安になったことです。自分の専攻した専門と関連する職種が少ないのと留学生を採用する企業が限られた中で応募の留学生も多かったので、内定の確率が低いとのことでした。
印象に残ったことは、どこの会社の説明会に行っても必ず中国人留学生の応募者がいることでした。
日本で働いてよかったと思うことはなんですか?
日本人と働いているので、日本の会社員たちの仕事への考え方などが勉強になります。また、日本で長く仕事し、生活していきたいと思うので、日本に慣れるのに役立ちます。
今後の抱負や将来設計を教えてください。
女性ですので、結婚して子育てが一段落したらまた仕事に復帰したいと思っています。まだ、勉強不足ですので、独学で何か資格を取ってこれからも頑張っていかなければならないとも思っています。
これから日本で就職しようと考えている皆さんに一言お願いします。

就職はなかなか大変で長い道のりですが、やりたいことは精一杯頑張ってみることではないかなと思います。就職ができることは運もありますが、頑張った分はきっと報われると思います。

名前: 姜周希
国籍: 韓国
出身大学: 早稲田大学
専攻: 法学部
日本滞在期間: 2000年10月〜
会社名: パナソニック株式会社
日本語レベル: 日本語能力試験1級
日本での就職を希望した理由はなんですか?
せっかく日本に留学したので、大学で学んだことが実際日本企業でどれくらい活かせるか試してみたいと思いました。
現在の勤め先を選択した理由はなんですか?
日本とのつながりを大切にしながらも世界を舞台に活躍したいと思っていましたので、グローバル展開を積極的に進めているパナソニックならその夢を叶えてくれると思いました。
会社の事業内容や、あなたが現在どのような業務をしているか教えてください。
パナソニックは、電子部品をはじめ電化製品全般を開発、製造、販売、サービスする総合エレクトロニクスメーカーです。私は現在、グループ採用センターという部門に所属していて、皆さんが就活で参加される外部や学内のセミナーで会社の紹介をしたりしています。4月になると実際に面談の運営を行ったり、夏はインターンシップの受け入れを行ったりと、人事の業務の中で主に採用を担当しています。
企業に対してどのような自己アピールを行いましたか?
グローバルエクセレント企業を目指し、パナソニックでは世界で活躍できる人材を求めているとセミナーで聞いていましたので、自分がどれだけそれに相応しい人材なのかを積極的にアピールしました。皆さんも希望の職種あるいは企業があったら、そこでどんな人材を求めているのか、ぜひ一度確認してみてください。
いつ頃から就職活動を始めましたか?
実は私は元々大学院志望で、就活を始めたのは学部最終年度の9月でした。かなり遅いですね。
何社くらいの企業に応募しましたか?
私はパナソニック1社のみでしたが、平均的に文系の方は20〜30社、理系の方は4〜5社受けられるようです。
具体的にはどのような就職活動をしましたか?(利用したセミナーやwebサイトなど)
上記のとおり、日本での一般的な就活時期とは、かなりずれていましたので、外国人向けのウェブサイトに登録をして情報を集めました。パナソニックに出会ったのも外国人留学生の就職支援を行うIFSAという団体から知らされたパナソニックグローバル採用セミナーに参加したのがきっかけでした。
事前準備や企業研究には何を参考にしましたか?
面談のやり方や筆記試験などの対策は、主に就職対策本に頼りました。また、セミナーでの説明だけでは会社全体がなかなか見えなかったので、会社で提供された情報をもとにインターネット検索を使って新聞記事や投稿文章などを読みながら企業研究を行いました。
事前準備や企業研究で苦労した点はなんですか?
就活の時期がずれていたので、全てゼロから1人で行わないと情報が集まらないというところが大変でした。また日本は、海外に比べはっきりした職務明細書がありませんので、理系学生のような明確な研究テーマやスキルを持たない文系の人間としては、どこを自分の強みとしてアピールすればいいのか悩みました。
レジュメや職務経歴書の書き方で注意した点はなんですか?
ウェブでレジュメを提出しましたが、出来るだけ簡潔にまとめて、自分が言いたいことがすぐ相手に伝わるようにレイアウトを考えながら入力しました。また、自らの経験談など具体的な例を挙げて説得力を高めるように努力しました。
面接の際に特に注意した点はなんですか?
広い視野やコミュニケーション能力など、外国人ならではの強みをアピールしつつ日本社会への適応力をバランスよくアピールしました。知らないことは知らない、しかしそこで終わるのではなく足りないところはこれから学んでいきたいと、率直かつ前向きにハキハキと答えました。
面接ではどのような質問をされましたか?
なぜ日本での就職を希望したのか、なぜこの企業を選んだのか、自分の強みと弱み、入社してやりたいこと、大学生活の中で一番力を入れたことなど。
その他就職活動中に困ったこと、戸惑ったこと、印象に残ったことはなんですか?
筆記試験です。時間制限があったので、国語問題や記述問題は特に苦労しました。正直、筆記試験の後、日本で就職するのはもう無理かもしれないと半分諦めかけました。
日本で働いてよかったと思うことはなんですか?
新入社員の研修が手厚いところです。
今後の抱負や将来設計を教えてください。
国内採用はもちろんグローバル採用でも色々な経験を積ませてもらい、全世界の優秀な人材を適材適所に配置できるような大きな視野と腕を養っていきたいと思っています。短期計画で言うと、これから3年間は人事社員として必要な知識を身につけ、5年後には海外トレーニーとしてアメリカや中国に行くなど、世界を股にかけて仕事をするのが夢です。
これから日本で就職しようと考えている皆さんに一言お願いします。
これから就活の中で、自分の思いがうまく伝わらずイライラしたり、残念な結果になってくじけそうになったりすることもあると思いますが、言語や文化が全く違う国で一生懸命取り組んでいる自分を「自ら偉いと褒めながら」自信を持って頑張ってください。
思い続ければ、道は必ず開く!!

名前: 程h
国籍: 中国
出身大学: フェリス女学院大学大学院
専攻: 国際交流研究科
日本滞在期間: 2001年4月〜
会社名: 住商情報システム株式会社
日本語レベル: 日本語能力試験1級
日本での就職を希望した理由はなんですか?
日本が好きだからです。好きだからこそ、日本のビジネス文化を学び、外国人としての自分の能力を日本社会に認めてほしいと考えたからです。また、現在の自分が持っている能力を最大限に発揮できる場所は、日本だと判断したからです。
現在の勤め先を選択した理由はなんですか?
IT技術や日本国内外のマーケティング知識を身に付けることができ、働きやすい職場環境だと感じたからです。
会社の事業内容や、あなたが現在どのような業務をしているか教えてください。
IT関連の会社です。具体的には、会計ソフトのコンサルティング業務をしています。
企業に対してどのような自己アピールを行いましたか?
今までの経験を通して自分がどのように成長したか、自分は何をやりたいか、また自分は会社にどんな貢献ができるかを、win-win 関係の視点からアピールしました。
いつ頃から就職活動を始めましたか?
修士課程1年の3月中旬からです。
何社くらいの企業に応募しましたか?
3社です。
具体的にはどのような就職活動をしましたか?(利用したセミナーやwebサイトなど)
リクナビに登録し、キーワードを「上海」だけに絞って、会社を検索しました。
事前準備や企業研究には何を参考にしましたか?
事前準備では、とにかく、「将来自分はどういう人間になりたいか、その為に今どういう仕事がふさわしいか」というキャリアデザインを日々考えながら、会社のホームページを閲覧しました。
企業研究は、リクナビ及び各会社のホームページが主でした。
また、受けたい会社に関する新聞記事や、同業他社からの評判なども調べました。
事前準備や企業研究で苦労した点はなんですか?
特にありませんでした。
レジュメや職務経歴書の書き方で注意した点はなんですか?
論理性と見やすさに工夫しました。
伝えたいことをまず結論から書き、分かりやすい単語でまとめました。
また、結論を裏付ける根拠は箇条書きにしました。
面接の際に特に注意した点はなんですか?
笑顔と、ありのままの自分を見せました。
面接ではどのような質問をされましたか?
志望理由、学生時代にやってきたこと、今後のキャリアビジョン、自分の考えなどについて質問されました。
その他就職活動中に困ったこと、戸惑ったこと、印象に残ったことはなんですか?
時間の使い方が、一番印象に残りました。
修士1年の3月頃、論文、アルバイト、インターンシップなどに時間が取られていたので、私は就職活動に十分に時間を割くことができませんでした。時間を節約する為に、自分の中で分析して、条件を絞った結果、3社しか受けませんでした。更に、電車での移動時間を利用して、エントリシートの内容をとりあえず携帯電話に書き込んだ経験は何度もありました。
日本で働いてよかったと思うことはなんですか?
充実した新人育成教育に恵まれて、非常に満足しています。
また、日中の友好関係に微力ながら貢献できてよかったと思います。
今後の抱負や将来設計を教えてください。
・社会人3年目、小規模案件の導入を単独で、あるいはリーダーとして担当します。
・社会人6年目、会社のキャリア開発支援を受け、日本国内の大学院でMBAを取得します。
・社会人10年目、海外支社に転籍し、海外のマーケティングに強いITコンサルタントになります。
これから日本で就職しようと考えている皆さんに一言お願いします。
「不景気」だからこそ、より優秀な人材が求められる絶好のチャンスです。
戸惑う時に、留学を決意した当時の情熱と信念を思い出してみてください。
自分をしっかり持って、周りに流されないように、最後まで頑張ってほしいです。