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7月1日付けで、留学生事業及び日本語教育に関する業務の担当理事と東京国際交流館館長事務取扱に就任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。私は、これまで30余年損保会社に勤務していました。1892年に創設された長い歴史と伝統のある会社です。
10数年前、護送船団方式、独占禁止法除外団体である時代が終了し、海外との自由化もあり、国内外とも競争は年々激しさを増してきています。その中にあって金融危機も影響して昨今、合併・統合が頻繁にあり、会社の数が減少してきました。そのため競争の質・量とも厳しくなってきており、発展・拡大するためには、既存のものを覆す新機軸で新たな価値を作り出し、過去の延長線上で考え、行動することを脱却して変革をはかる必要がありました。
ただ、現実は口で言うのはやさしいが実行するのは、難しいのです。変革は、常にリスクと表裏一体の関係にあるからです。リスクを取らないと変革はできません。変革を生み出すには、まず環境造りが必要と考えます。
また、対立や矛盾の存在が「発展」の原動力となります。対立や矛盾のない世界では、ほぼ確実に現状維持が選択されます。
日本企業は「改善」活動が得意で素晴らしい成果を得ています。しかしそれだけでは解決になりません。かつて日本が「追いつけ追い越せ」だった時代は、知識の吸収力の優れた子供を社会は求めていました。しかし現在の日本を考えると知識だけでなく自ら新しい発想をし、もしくは自ら課題を見つけて解決する能力が必要です。そしてどんな仕事に対しても挑戦する熱意と行動力、そして相手とコミュニケーションができる協調性も必要だと思います。
有名校を良い成績で卒業すれば良い就職先に入れると思うこととか、偏差値を偏重するだけの考えでは求める人材は育たないと思います。
近年では企業・団体等の社会的責任が重視されています。倫理観の強いバランスの取れた人材が求められています。
教養教育のような哲学、芸術、歴史等を学ぶ中でこのような人材が輩出されると思います。
学生の教育に熱心な先生を充分評価するのも解決する一つの方法であると思います。
また、企業は経営が厳しくなると財務的評価が前面に出てきて現場(顧客満足度等)が見えなくなってしまうことがあります。
改革に役に立つ情報源は現場にある苦情や意見であります。社員は、上司をよく見ています。顧客からの苦情に対して、いかに上司が時間を使い、真剣に取り組んでいるかを行動で示すことが社内に対する重要なメッセージと考えます。
組織の価値観・文化等が、社員の行動原理に大きく影響すると思います。
組織・社員一丸となった改革を断行することにより、顧客に品質の高いサービスの提供、社員の能力向上、組織の効率的運営等に結びつけることができると思います。また、そのことが、社員及びその家族の幸福及び組織の社会貢献の増大に繋がると思います。
現状は、世界の経済・産業が低迷しています。
未来を明るくするため、自分の可能性を広げるため、積極的に考え、行動されることを明日に生きる皆様方に期待します。

みなさん、はじめまして。この4月にJASSO留学生事業部長に就任した関口です。どうぞよろしくお願いします。
ところで、みなさんは『意識のメカニズム』ということをご存知でしょうか。
一昨年、私が所長をしていた広島のJASSO事務所が主催した留学生や日本人学生を対象にした就職セミナーで、講演をお願いした食品会社の社長さんが、『意識のメカニズム』というお話しをされたのですが、その内容についてご紹介したいと思います。その時、私は留学生のみなさんと一緒に講演を聞いていたのですが、気持ちが大変前向きになれたのを良く覚えています。
そのお話で社長さんは、これまでに出会った先生や仕えた上司などから影響を受けた言葉を4つ紹介されました。それは「何でも良い方向で考えよう」「積極的な心を持とう」「潜在意識にまで到達するくらい考え抜こう」「夢、希望を文字に書いて持っておくと実現する」というものでした。
すなわち、何事も積極的に明るく、自分にプラスになるように考える。何か悪いことがあっても、このくらいで済んで良かったとプラス思考でいる。そういう意識を持つ人には自然と幸運がやってくる。仕事のことであれば、自分の仕事は何回も考え、何回もチャレンジし、とにかく繰り返し繰り返しやってみる。そして、最後は潜在意識に到達するくらい仕事のことを考え抜いてみる。そうすると無意識の中でも頭が勝手に仕事のことを考えてくれるようになり、仕事上のいろいろなことが達成できるようになる。また、夢や目標などを紙に書いて手帳に挟んでおく。そして、毎日手帳を開くたびに書いた夢や目標の文字が目に入ってくる。それを何回も繰り返すとやがて夢や目標が潜在意識に落ちて行く。後は意識しなくても夢の実現に向けて頭や体が勝手にその方向に進んでいき、いずれそれが成就される、というようなことでした。これが『意識のメカニズム』のお話の概略です。
実際にはなかなかこのようにはうまく行かないと思いますが、それでも今私は「何でも良い方向で考えよう」「潜在意識にまで到達するくらい考え抜こう」を手帳に書き留めています。手帳を開くたびにこれを見ることで『意識のメカニズム』が作用して、何事も少しでも良い結果が出ることをひそかに期待しています。今度は夢や目標をいくつか紙に書いて持ってみようと思っています。その中の一つでも実現できればしめたものです。
是非、皆さんも夢や希望を紙に書いて手帳に挟んで見たらいかがでしょうか。近い将来皆さんの夢が一つでも実現できることを願っています。

「チャンスの神様は、後ろ髪がない。」という話を聞いたことがありますか。
Take time by the forelock. (チャンスは前髪をつかめ)
これは、私が中学生の頃、英語の先生から聞いた話です。
チャンスの神様は少年の神様で、前から見ると髪の毛もフサフサしていてコレといって特徴はないのですが、後ろから見ると後頭部には髪がない、だからみんなは通り過ぎたその後姿を見てはじめて、「アー、あれがチャンスの神様だったんだ。」ってことがわかる。
おまけに、チャンスの神様は、真っ裸で突然どこからともなくものすごい勢いで走ってくるので私たちは、彼が目の前に現れた時、それがチャンスであるかどうか瞬時に見極めてとっさに前髪をつかまなければ、後ろからはつかめない、というものです。
チャンスの神様は、立ち止まったり、私たちが彼に気付くのを待っていたりしてくれないので、彼の後姿(後頭部)を見たときには、残念ながらもうチャンスを取り逃がしているということになるんです。
つまり、「好機はすぐにつかまえなければ、後からつかまえることは出来ない。」という意味のことわざなんだそうです。
その時の先生の話は、「これがチャンスだと思ったら、とにかく飛びついてしまえ。もしもチャンスでなかったとしても、それはそれで仕方ない事、人生に失敗は付き物、またやり直せばいいのだから。チャンスを逃して悔やむよりも、その方が面白い人生を送れるぞ。」というものでした。
あれから十数年の後、大人になった私はふとしたことから、チャンスの神様はギリシャ神話に出てくるカイロスという神様であることを知りました。そしてカイロスの銅像の写真を目にした時、その風貌が、少年の時抱いたチャンスの神様のイメージとあまりにかけ離れていたのに愕然としたことを覚えています。
チャンスの神様が現れた時、後姿を見なくてもそれがチャンスであると見極め、つかまえる力を持っていることがもっとも重要なのですが、多くの人は、ぐずぐずしていて、あるいはそれに気付かずに、絶好のチャンスを失っているのです。私もそのひとりですが。
チャンスを逃すといえば、この時季バレンタインデーとホワイトデーを無視する訳にはいきません。日本では2月14日、主に女性から男性にチョコレートを贈り愛を告白する日をバレンタインデー、その一ヶ月後の3月14日、男性から女性にキャンディーやマシュマロをお返しとして贈る日をホワイトデーといいます。バレンタインデーは、キリスト教系の諸外国では一般的に知られていますが、ホワイトデーは、日本の菓子業界が販売促進キャンペーンとして企画したものが、贈り物の大好きな日本社会にまんまと定着した独特の風習とでも言うべきものです。最近では、本命チョコ(女性から意中の男性にチョコレートを贈る)、義理チョコ(上司や同僚、ただの友達などの恋愛感情を伴わない相手に贈る)、 そればかりか、友チョコ(女性から女性に贈る)、逆チョコ(男性から女性に贈る)、なる風習も現れ、何でもありの体をなしているようです。
いずれにしても、私も昔はそうだった様に、若い男女はこの時季、すばらしいチャンスを逃すまいと、必死になるのです。チャンスを得る者、逃す者、悲喜交々です。
取り逃がしたチャンスは、たしかに追いかけてつかまえられるものではありませんが、チャンスの神様は、意外にも何度も私たちの前にやって来ます。だから例え一度や二度逃げられてしまったからといって、そんなに落ち込まないで下さい。だって、必ずまたどこからともなくすごい勢いで走って来るのですから。
そして、たとえニセモノのチャンスをつかんでも必ずやり直しがきくのです。もしかすると本当のチャンスに変えられるかもしれません。無駄になる事なんか無いのです。だから、自分を信じて躊躇せずに前髪をつかんでください。
でもあまり強くつかみすぎて、チャンスの神様の前髪を引き抜かないように注意してください。そしていつかチャンスをつかんだら、このメルマガにも教えて下さいね!
日本で学ばれた留学生の皆さんへ
新年おめでとうございます。
昨年11月1日にJASSOの理事長に就任して、新たな年を迎えました。
私は九州で生まれ、父親の転勤に伴い、度々転校を繰り返しました。私の独立心や独創性が培われたのはこの少年時代の影響だと思います。
日本で大学を卒業した後、私も皆さんと同じように20代で、アメリカに留学しました。留学中にアメリカ人はもちろんのこと、多くの国の友人、さらには苦楽を共にした同じ日本の友人と出会えたことは、私にとって一生の大きな宝となりました。
JASSOの理事長に就任するまでは、1,300人もの留学生を抱える九州大学の総長として多くの学生や教職員と関わってきました。学長時代はアジア、アメリカ、ヨーロッパはもちろんのこと、エジプトやメキシコなど、毎年10か国以上の国々を回っていました。直接教鞭を執っていた時には、研究室の学生たちと良くテニスやソフトボール、山登りをして共に汗を流したものです。私はいつも意欲的に学ぶ学生にとって居心地の良い大学作りを目指してきました。そしてこれまで学生や教職員に言ってきたことがあります。
「有名な大学にいるから優秀だと勘違いしている人が多い。世界からどんな評価を受けているか、現実を知り、危機感をもってほしい。」
「留学生には、楽しい思い出を持って、また学位を持って帰ってほしい。楽しい思い出とは死ぬほど勉強したこと。これが生涯に渡ってその人の血となり肉となるのだから。」
「良い友を作ること。日本人だけでなく、各国の友達を作りなさい。日本に来れば世界が見える。世界の人々と付き合える。留学生は帰国後、それぞれの国で活躍し、重要な地位に就き、また良い学生を日本に送ってくれることに繋がる。」
もうひとつは、「創造性」・・・「創造性とは自分で創り出すもの」。そのためには私たちの身の周りに起こる様々なことに興味を持つことです。自然や気候、政治、経済、社会の変化は、なぜ起こるのか、その解答を自分自身で見いだすことです。
まず、その変化の理由を考えること、それは考えるトレーニングとなり、自分の考えが個性となり、さらに独創性となる。その独創性が集積したものが創造性となるのです。
日本に暮らす私たち、そして母国で暮らす皆さんの社会は、日々時々刻々と変化しています。私たちが生きている時代は、感性の時代です。日本的な感性や自然観、伝統的な美意識に対する再評価の機運が高まりつつある今日、日本で学ばれた皆さんが、日本で築いたネットワークを絶やさず、肌を通して身につけたこの感性と創造性をもって新たな一年を平和に、有意義に過ごされますように心から願っています。
私が小学校を卒業するときに先生から贈られた言葉があります。
「人並みの努力は人並みに終る」 人並み以上になりたかったら、やはり人並み以上の努力をしなくてはいけない。座右の銘として、いつも私を励ましてくれるこの言葉を、今でもずっと大事にしています。