日本学生支援機構(JASSO)は、インドネシア、韓国、タイ、マレーシアに海外事務所を設けて、現地の帰国留学生会などと協力をして、日本留学に関する情報提供と留学相談などを行っています。
ここでは、各事務所の活動や最近の様子をご紹介します。
ホーム » 留学生支援 » 帰国外国人留学生へのフォローアップ » Japan Alumni eNews » 「JASSO 海外事務所」紹介
日本学生支援機構(JASSO)は、インドネシア、韓国、タイ、マレーシアに海外事務所を設けて、現地の帰国留学生会などと協力をして、日本留学に関する情報提供と留学相談などを行っています。
ここでは、各事務所の活動や最近の様子をご紹介します。
タイ事務所では、日本留学を志すタイの学生に対して、日本留学の情報提供及び留学相談業務を行っています。
2010年4月から2011年1月までのタイ事務所の活動は、通常業務として事務所において来訪者が自分の留学目的に合った教育機関を選定できるよう日本の各大学等のパンフレットや留学資料を閲覧してもらい、自分に合った留学先教育機関の選択や奨学金についての個別留学相談を行いました。
また、これまでバンコク周辺で行われる留学説明会に参加してきましたが、これらに加え、タイの地方都市の大学や高校等が実施する留学説明会にも参加し、講演やブース出展して日本留学希望者へ最新の日本留学情報の提供を行いました。
2010年4月から2011年1月までにタイ事務所が参加した留学説明会等(PDF:102KB)
これらの説明会等を通じ、述べ7,399名の日本留学希望者等に資料を配付するとともに、最新の日本留学情報を提供することが出来ました。
参加した各説明会等では、多くの学生が日本への留学を希望していて、タイにおける日本留学熱はますます高まっていることがわかりました。
タイ事務所では、タイの学生及び学校関係者に日本留学が身近に感じることが出来るよう、今後もこのような活動を積極的に行っていきます。そして、2010年5月1日現在2,429人のタイからの留学生がもっと多くなることを願っています。
文部科学省では日本への新しい留学機会を提供するために留学生受入れの拠点をなる大学を選定し、留学生受入れ体制の整備を始めとする大学の国際化の取組む日本を代表する国際化拠点を整備する「グローバル30(G30)」という事業を行っています。
現在、東北大学、筑波大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、早稲田大学、同志社大学、立命館大学の13大学が拠点大学に選定され、各大学は 、英語による授業のみで学位が取得できるコースの大幅な増設、留学生受入体制の充実、日本語・日本文化に関する学習機会の提供、戦略的な国際連携の推進を行っています。
これまでの日本留学では高いレベルの日本語運用力を求められる場合が多かったですが、これらの大学が設置するコースでは英語力があれば誰でも入学する機会が与えられるため、日本語能力が高くなく日本留学を諦めていたタイの学生にとっては新しい日本留学への道となり、日本留学がますます身近になることでしょう。
もちろん、日本留学なので日本語や日本文化に関する学習の機会も提供されますので、留学期間中に日本語を習得することも可能となりますので、この新しい機会を利用して日本へ留学しましょう。
タイ事務所では、タイ国内の高校や大学が実施する日本留学説明会への協力を行っています。日本留学を終え帰国してタイ国内の教育機関で教員や事務職員として勤務されている方で、勤務先教育機関が日本留学説明会の開催を検討している場合には、遠慮なく当事務所にご相談ください。タイ事務所は、資料提供や講師派遣などのお手伝いをいたします。
高校3年生になったら、友達の間で卒業してから何をするか、大学に行くか、就職するか、進学するとしたら、どこの大学に行くか、何を学ぶかなどがよく話題になります。話しているうちに迷ってしまって、自分が何をしたいか分からなくなってしまうこともあります。中には前から日本に興味を持っていて、日本へ留学したいと考える人もいます。
【Aさんの体験】
Aさんは長く考えてから、やっと日本に留学しようと決めました。情報を集め、資料を調べたり、学校に連絡したりしました。どのような受験制度なのか、申込みの締切りはいつまでか、費用はどのくらいかかるのか、全部OKです。後は、在留資格認定証明書を待つだけです。受け取れるか、受け取れないか、心配でどきどきします。ある日、在留資格認定証明書が来ました!やった!自分の夢を叶えるまで、あと少しです。日本大使館へビザなどを申請して、待ちます。待ちながら、渡日の準備もいろいろしなければなりません。
インドネシアには季節が二つしかありませんが、日本には四季があります。冬に備えてどんな服を持って行くか、迷ってしまいます。どの薬が必要か、いくらお金を持っていくか、心配することもあり、楽しい気持ちもあり、家族と離れて、悲しい気持ちや、日本は実際にどんな国かと想像する期待や、胸の中に様々な気持ちが混じります。日本Wait for Me!
出発の日が来ました。それは、自分の国、家族、家、友達、学校、好きな町と離れる日です。飛行機に乗ると、今まで過ごした日々が頭をよぎります。でも大変だった手続きも全部うまくいってよかった!これから、新しい人生だ!新しい生活、新しい人々、新しい学校、新しい国、ウワァァ、怖くて嬉しい!日本に着いたら、何をしよう。頭の中にいろんな計画がわいてきます。新しい冒険が始まる感じです。
日本に着いて、初めて日本の空気を吸い、これが日本の電車、ここが私の学校、あれが寮で、ここが私のアパートだ、といろんな新しい発見、出会いがあります。
1日、1週間、1カ月、3カ月過ぎて、楽しいことばかりではなく、だんだん困ったことがでてきました。駅から学校まですごく遠くて、歩くのが大変だなあ。私の日本語がなかなかうまくならないから、伝えたい言葉をなかなか言えない。アルバイトを探すのが難しいし、見つけてもアルバイト先ではみんな早口で言葉が分かりにくいから、いつも怒られて大変。なんで私の部屋はこんなに狭いんだろう。なんで電車に乗って、乗り換えのために走らなければならないのか。もう嫌!日本ってつらいよ!と心の中で叫びました。両親、兄弟姉妹、友達の写真を見て、インドネシアにいた日々を思い出すと涙が出ます。みんなに会いたい、今みんなのそばにいて、暖かい気持ちをまた感じたい、帰りたい……。日本に留学するのが、目的でしたが、こんなに大変で、こんなにつらいとは思いませんでした。
【Aさんへのアドバイス】
さあ、深呼吸してみましょう。大変でしたね、でもよくがんばったから、きっと大丈夫。どこにいても、辛いことはあります。人生は、全部楽しい事ばかりではなく、つらいこともあるはずです。ただいつも自分をサポートしてくれる人から遠く離れていると、一人ぼっちのように思い、とても寂しく感じているんですね。大丈夫、遠くても両親や兄弟そして友達はいつもあなたのために祈っていますよ。
人生はいつも計画通りに進まないものです。留学は最終目標ではなく、あなたの夢を叶えるための第一歩なのです。その夢をかなえるため、学校に行って勉強したり、好きな専門科目を学ぶものだけではなく、自立心を身に着け、成長しながら人生を学ぶことです。自分が日本社会に適応するプロセスの中で、人間関係やカルチャーショックのためつまずくこともあります。その痛みから自分の強さが生まれてきます。辛い気持ちを乗り越えることで、強い人間になることができると思います。留学生活には楽しいことの他に、嫌なことや大変なこともたくさんあることを受け入れてください。たくさんの色があるから美しい虹になるように、様々な体験が人生を豊かに彩ってくれます。無事に日本留学を終えた先輩にも、やはり、楽しい事や辛いこともあり、その経験のなか学んでいます。その体験が宝物になります。
計画にどおりに行かない場合は、何がいけないのか自分を振り返り、分析することです。どうして計画どおりに行かないのでしょうか。先生や友達、先輩にも相談してみましょう。計画を作るときに、自分の能力も考慮に入れなければなりません。一番の大学に入りたい!その夢はいいですが、実際に叶わない時は、他の大学のことも調べてみましょう。
人生はいつも計画通りにはいきません。考えてみれば、そのほうが面白いと思いませんか?未来のことは神様にしか分かりません。私たちはきちんと計画を立てたと思っても、運命はまた別かもしれません。全部の人生が計画通りに進んだらつまらないと思いませんか。だからどんなことがあっても、積極的に、楽しく過ごしましょう。
「大学との連絡が取れなくて困っているんですが、どうすればいいですか?」
「大学から何の連絡もないですが、大使館への返事はどうすればよいでしょうか?」
「もし学校から返事がなくても、奨学金はまだ有効でしょうか?」
一年前、このような質問をしたこの学生は、今私の目の前に座っています。Kさんは日本の大学の夏休みで里帰りした際に、わざわざマレーシア事務所まで挨拶に来てくれました。彼は日本国文部科学省の奨学金をもらって渡日、東京にある私立大学の英語によるMBA修士課程で勉強しています。
Kさんは日本に着いたばかりのとき、同大学の研究室にいるマレーシア人の先輩にお世話になった経験を活かして、一年後の今は自分が先輩になり、同じ文部科学省奨学生のマレーシアからの後輩たちのお世話をしています。出迎えや、学校・研究室などの案内、後輩たちに対する助言などについて目をきらきらさせて興奮した口調で語ってくれました。すっかり日本の「先輩後輩文化」に馴染んでいるようです。
またKさんは研究室での日々の学習の様子、担当教授・同じゼミの日本人学生とのコミュニケーションにおける言葉のギャップや、他の大学に在籍している同じ文部科学省奨学金をもらっている留学生の院生たちの様子などについての話もしてくれます。特に各大学で英語コースを受けている院生の、コースに対する反応などについて詳しく語ってくれます。英語による授業のため、応募の際に日本語がまだ上達しておらず、院生とはいえ専門の勉強をしながら日本語もマスターしなければなりません。専門コースのハードなスケジュールの合間をぬって、日本語の学習といかにうまく両立するか、大学のシステムや研究室によって、それぞれ違った取り組みがあるようです。また、日本語でコミュニケーションできるかどうかは、学生本人の努力によっても大いに違ってくるようです。
もう一人日本国文部科学省奨学金をもらったマレーシアのRさんも、メールで自らの留学について話してくれます。Kさんと同じく英語によるMBAコースを受け、2年間のコースを経て卒業しましたが、「まだ日本語があまり上達していません」と報告してくれました。Rさんは現在海外で就職し、仕事に満足しているようです。日本での留学生活も満喫し、楽しい写真をたくさん見せてくれます。
日本語をマスターしたか否かにかかわらず、KさんもRさんも日本留学を選択し、悔いのない留学生活を送ることができたようです。「日本留学=日本語をうまく話せる」というイメージを私は以前から持っていますが、KさんとRさんのケースで、思い込みだけで考えてはいけないと自覚しました。
「日本留学そして今の大学(研究室)について、自分は正しい選択をしたと思いますか?英語による授業を後輩にすすめますか?」とKさんが事務所を去る前に聞きました。「今の大学が気に入り、とても好きになりました。日本の大学はそれぞれ違った教育方針で英語の授業を行っているようですが、私はやはり日本への留学を大いにすすめます」。Kさんのこのような返事が私に強い印象を残しました。
私自身の日本留学経験はかなり前のことになります。日本の大学の最新の教育制度や政策について、本やインターネットからの情報だけではなく、生の学生の声はカウンセラーにとって、非常に貴重な情報源の一つだと思います。海外事務所のカウンセラーの役割は日本留学の一般的な情報を提供するほか、これから日本に行く学生、または、行こうかと考えている学生にとって、日本に対する「第一印象」を与えることになるとも言えます。だからこそカウンセラーには、学生のニーズを読みとる力や適正な情報を提供する能力が必要だと思います。そのためにはカウンセラーとしての「自律的な成長」が非常に大切です。
例えば、渡日前奨学金の応募手続きに関する細かい質問に対して、申請した経験のない私がどのようなアドバイスをすれば一番学生のためになるのか、悩むところです。しかし、カウンセラーとしての仕事は自分の経験を語ることではなく、相手の話をよく聞いて理解し、最適なアドバイスをすることが望まれているということを前提として対応しなければなりません。
カウセリングを受けた学生が日本へ留学し、その後わざわざ事務所まで挨拶のためにたずねてきてくれることは、私にとって非常に感慨深いことです。けれど「ありがとう」と言われた言葉にただ嬉しくなり、自己満足していてはいけないと思います。この事務所は、専門職の心理的なカウセリングをしているのではなく、日本へ留学計画のある学生に一般的な情報を提供する場です。しかし、カウセリングの経験を重ねれば重ねるほど、学生によって、一般的な情報を提供するだけではニーズを満たせない場合がよくあります。時にはキャリアカウセリングまでする必要があります。これは容易なことではありません。カウセリングの知識と豊富な情報源、そして各方面からのサポートが必要となります。文字上での情報はもちろんのこと、日本に留学している学生からの最新情報もとても大切で、カウセリング業務上のサポートにもなります。今回Kさんの事務所での挨拶訪問からそう感じています。そして、「ありがとう」という言葉を言われたとき、ありのままの気持ちで素直に受け取りたいと思います。なぜかというと、この言葉はより質の高い業務を行うことへの励みの言葉になるからです。
【お知らせ】
JASSOマレーシア事務所は今年の4月からクアラルンプール市内のショッピングセンター「メガモル・ミッド・バレー(Megamall Mid Valley) 」に隣接する「NoRth point Office ToweR A」 に移転しました。
ミッド・バレーは、クアラルンプール市内で有名なショッピングセンターです。通勤電車の駅があり、地下は巨大な駐車場で、電車で移動する学生と車を運転する方にとって便利な場所です。
みなさん、常夏気分いっぱいのマレーシアにいらっしゃるチャンスがあれば、ぜひJASSOマレーシア事務所にも一度お立ち寄りください。
皆さんは留学先の学校を決める際、どこで学校の情報を収集していますか?学校の案内書?学校のホームページ?日本留学説明会?日本留学の予備校?それともあっせん業者?JASSOの「日本留学フェア」は知っていますか?
JASSOは、海外から日本への留学を希望している方々が、希望に合った学校を選択し実りある留学を達成できるように、日本の大学等の参加を得て、日本留学フェアを実施し、各大学等の教育・研究上の特色等に関する最新で的確な情報を提供しています。また海外の元日本留学生会や日本の大使館・領事館と協力し、日本留学セミナーを行っています。今年度は韓国をはじめ14カ国で、フェアやセミナーを実施する予定です。
<日本留学フェア・日本留学セミナーの詳細情報>
韓国では毎年9月に、ソウルと釜山でフェアを行っています。韓国でのフェアはJASSO主催のフェアの中でも最大規模を誇るもので、昨年は大学(院)、短期大学、専門学校、日本語学校をあわせて約190校(大学73校、専門学校・日本語学校118校)が出展し、来場者は7,000名を超えました(釜山3,200名、ソウル4,548名)。韓国ではJASSOのフェア以外にも、大小様々な留学説明会が行われていますが、これだけ多くの大学、専門学校、日本語学校が直接出展する日本留学説明会は、JASSOのフェア以外にはありません。今年のフェアは9月11日(土曜日)に釜山、12日(日曜日)にソウルで行われ、大学77校、専門学校・日本語学校120校が出展する予定です。
<日本留学フェア(韓国)の詳細情報>
会場では参加機関が個別にブースを設け、入試担当者や先生等が直接相談に応じます。各ブースには通訳がいますので、日本語ができなくても気軽に相談することができます。韓国国内では手に入らない学校案内パンフレットや募集要項などは特に大人気で、資料を入手するために来場する人も多いです。昨年のソウル会場では、資料を手に入れるために開場時間(午前11時)の3時間も前から大勢の人々が列を作っていました。来場者のほとんどは高校生や大学生ですが、最近は中学生も来場しています。
大学等のブース以外にもJASSOをはじめ共催団体がブース出展し、個別相談に応じます。JASSOブースでは日本留学全般、在大韓民国日本国大使館・在釜山日本国総領事館ブースでは国費留学や在留資格等、韓日協会・釜山韓日交流センター(どちらも韓国の日本留学試験実施機関)ブースでは日本留学試験、東京都専修学校各種学校協会・全国専修学校各種学校総連合会・日本語教育振興協会ブースでは専門学校と日本語学校に関する相談に応じ、オリエンテーションも行います。
フェアを活用する方法についてご紹介します。
1.気になる学校をいくつか決めましょう!
参加学校数が多いので、全てのブースを回るには時間が足りません。韓国の場合、フェアのホームページで参加する学校のリストが確認できますので、あらかじめリストを見て気になる学校をいくつか決めておきましょう。会場ではその学校のブースを回るのが良いでしょう。
2.フェアの前に募集要項等を確認しましょう!
各学校のブースには入試担当者や先生がいますので、入試や学校について直接話を聞く機会です。この機会を生かすためには、募集要項等をあらかじめ確認しておくことをお勧めします。学校のホームページなどで募集要項等をチェックして、疑問点や気になる点をメモしておきましょう。そうすることで、短時間に必要な情報を聞くことができるので、多くのブースを回ることができるでしょう。
3.「会場ガイド」を活用しましょう!
フェア当日、受付で「会場ガイド」を配ります。ガイドには参加学校・機関名、ブース番号、ブースの位置等が記載されていますので、気になる学校を探す時に活用してください。
4.「専攻一覧表」を活用しましょう!
JASSOのフェアでは参加大学等にどの専攻が設置されているか、一目で確認できるように「専攻一覧表」を作成し、受付で配布します。留学を希望する学校がまだ決まっていない場合でも、「専攻一覧表」を使えば、どの学校に皆さんが学びたい専攻があるのかが分かります。
5.じっくり相談したい人は
学校の資料よりも、直接の相談を優先したいなら、比較的来場者が少なくなる午後に来ることも検討しましょう!
是非、JASSOのフェアに参加し、探していた情報を見つけてください!
WEB: http://www.e-studyjapan.co.kr/
タイ事務所では、日本留学を志すタイの学生に対して、日本留学の情報提供及び留学相談業務を行っています。そこで、今回は、業務を行う上で知りえた最近のタイの学生の日本留学事情について紹介したいと思います。

日本留学を考えるタイの学生の多くが、まず、言葉の問題に不安を持ちます。タイの高校生で日本の大学の授業が理解できる日本語力のある人は、両親と一緒に日本で生活したことがある人などに限られ、ほとんどの学生はそれだけの日本語力がありません。最近では、タイの高等学校における英語教育の充実に伴い大学の授業を理解することができる英語力を持つ学生が増えていて、当事務所でもそのような学生から英語で学位が取れるコースについての質問も受けることが多くなっています。
しかし、今のところ日本の大学の英語で学位が取得できるコースは162コース(*1)に限られていますし、ある場合でも大学院レベルがほとんどで学部レベルでは5コース(*1)しかありません。文部科学省学生・留学生課の資料(*2)によると、学部レベルで英語による短期留学プログラムを実施している国立大学が30大学、英語による特別コースを設けている公立大学が1大学、私立大学が35大学あるものの短期留学プログラムであるので、タイの学生が望む学位取得を目的の留学には合っていません。グローバル30に指定された大学の英語によるコースについては、理系のコースが多いので文系志望の学生にとってはそれほど魅力のあるものとはなっていないようです。

一方で、英語を得意としない学生にとっては、日本の大学へ留学するのであれば、英語を学習するよりも日本語を習得してあらゆる分野から選択できる日本語によるコースに入学したいと考える人が少なくありません。これらの学生は日本語を学習することになりますが、タイで日本語を学習するのに比べ日本で日本語を学習する方がより早く習得できるため、日本にある日本語教育機関に入学するのが一般的となっています。

日本語教育機関に入学するためには、まず、日本にある日本語教育機関の情報を入手して自分にあった日本語教育機関を選びます。次に、入学願書を取り寄せて、出願などの入学手続きを行うことになりますが、たくさんある日本語教育機関から自分にあった教育機関の選択、日本語、英語、中国語、韓国語で書かれた出願書類への記入など、煩雑な手続きに留学を諦める人も多くいました。
タイには欧米やオーストラリアへの留学を中心とした学校選びから入学手続きまでを代行する留学斡旋会社がありますが、最近の日本留学希望者の増加に伴い、日本の日本語教育機関への斡旋業務を行うようになりました。また、日本専門の留学斡旋会社も登場しています。留学斡旋会社を通じれば、手続き代行の費用はかかっても外国語で書かれた多くの書類に悩まされることもなく、学校選びから査証の申請に至るまで簡単に手続きを済ませることができるので、タイの生徒にとっては日本留学への第一歩として多くの生徒が留学斡旋会社を利用しています。このことは、日本留学を専門に取り扱う留学斡旋会社Lighthouse Info Service(Jeducation)の実績でも明らかです。
※資料提供 Lighthouse Info Service(Jeducation)
留学斡旋会社を通じての留学の問題点は留学先の日本語教育機関が限定されてしまうことです。そのため、自分に合った機関を選択できず、結果として日本語力が上達しなかったという事例もあります。留学のために留学斡旋会社を使うことは時間が余り無い人にとってはとても便利ですが、教育機関選びに失敗するリスクがあることに加え費用がかかることを理解したうえで留学斡旋会社と相談する必要があります。しかし、日本語教育機関への手続きは思っているより簡単です。なぜならば、日本語教育機関のスタッフは常日頃から日本語が分からない学生と接していて、多くの経験があるからです。
これから、留学先の日本で生活するには日本語を話すことに加えて、様々な手続きも必要となります。従って、日本語教育機関選びや入学手続きを自分でやってみてはどうでしょうか。多くの日本語教育機関の情報を持っているJASSOタイ事務所は、そんなみなさんのお手伝いをいたします。
※出展
1. “University Degree Courses Offered in English.” JASSO.
2. “Outline of the Student Exchange System in Japan .” Student Services Division, Higher Education Bureau, Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, 2009.
【参考】
タイの日本留学斡旋会社のうちTIECA(Thai International Education Consultants Association=タイ国際教育コンサルタント協会)に加盟している会社は4社で、日本留学を専門に取り扱っている会社は2社(Lighthouse Info Service(Jeducation)、M.A.G. Corporation(Mainichi Academic Group)です。
*タイ国際教育コンサルタント協会ホームページより

JASSOインドネシア事務所に来る来訪者のなかには、学校のことだけ聞くのではなく、生活や習慣などの質問もあります。電話をかけてきて、「子供が日本に行ったばかりなのですが、日本へ荷物を送りたいのです。どんな郵便がいいか教えてもらえませんか。」という質問が来ることもあります。私たちにとってはちょっとした疑問ですが、個人にとってはとても重大なことです。
両親にとって子供が全然知らない国に行くことや、住むことはとても心配なことです。留学する本人が一番不安ですが、送り出す両親もまた不安を抱えています。何千キロも国から離れ、親も遠くにいるし、おたがいの声も聴くことも難しければ、意志の強くない子は勉強を諦めてしまうかもしれない、だから、新しい生活をスムーズにするにはどうすればいいのか、という質問がありました。
インドネシアには”Lain Padang Lain Belalang”(草原が違うとイナゴも違う)ということわざがあります。日本では「所変われば品変わる」、といいます。英語では”So many countries, so many customs”。どれも土地が違えば風俗、習慣が異なるということを意味しています。それは当然のことです。世界には200近くの国があり、また同じ国でも地方によって習慣や風俗など違います。インドネシアは世界で民族の数が最も多いということが知られています。民族の数だけたくさんの習慣や風俗があります。

各国はそれぞれ固有の文化や習慣を持っています。地方によってはさらに文化や習慣が違います。たとえばあいさつとして、洋式の場合は握手をします。しかしタイでは手をあわせて自分の胸に近づけ、日本ならばおじぎをします。インドネシアのジャカルタに住むBetawi族の男性は、正式な挨拶をするときには両方の手を耳まで上げます。一つのことでも、いろいろなやり方があります。どれが正しく、どれが一番丁寧なのでしょうか。問題はどれが正しいか、どれが丁寧かということではなく、一番大切なのはお互いが理解することです。互いに相手の習慣や文化、風俗などを理解すれば、誤解がありません。
例えば、ある外国人が靴を脱がずに日本人の家に上がってしまったとします。外国の習慣や風俗を知らない人は腹を立てるかもしれませんが、知っている人は理解してくれると思います。しかし、分かっていてわざと習慣などを守らなかったら、きっと多くの摩擦がおきます。摩擦があれば、生活が楽しくなくなります。大事なことは、起きてから寝るまで、それぞれの国によってそれぞれの生活習慣があるということを知っておくことです。
日本留学をして、はじめは戸惑うことも多いと思いますが、生活をスムーズにするには、やはり適応することが大切だと思います。その土地に住むには、その土地の習慣、風俗にしたがって生活するのがよいということは、さまざまな国のことわざでいわれています。「郷に入っては、郷に従う」、”When in Rome, do as the Romans do”、 “Dimana Bumi di Pijak di situ langit di Junjung”(どの土地に行っても、そこの空を大切にする)。
写真協力:インドネシア共和国文化観光省

今回は、「研究計画書」について解説します。
「研究計画書」とは、大学院へ留学する際に必要なものですが、その利用目的や作成方法は、大学院だけでなく短期の留学を目指す人や、現在留学中の人にもぜひ知っておいてもらいたいものです。

いつものように、日本の大学院との連絡方法を相談者に説明していた時のことです。「Index of Majors」と「University Degree Courses offered in English」の一覧を学生に渡し、「日本の大学に問い合わせをする前に、まず『研究計画書』が必要です。」と伝えると、学生の表情が一瞬固まりました。そして次のような質問が返ってきたのです。
「研究計画書、それは何ですか?」
「どういった準備をすれば良いのですか?」
「研究計画書」とは、大学院で行う研究の目的や研究方法などを説明するもので、入試の際にも重視されるものです。大学院によって異なりますが、A4用紙に数枚程度の分量で、研究の目的、研究理由、そのテーマに関する先行研究、どんな方法で何を分析するかを明確に示します。そうすることで、面識のない先生でも、学生の研究意欲、研究過程、適性などを判断することができるのです。
同様の質問が他の相談者からもよくなされるのですが、なぜ、このような質問が出るのか、話を進めるうちにわかってきました。
マレーシアでも他のほとんどの国と同様、各大学やそれぞれの専攻によって、卒業に必要な条件が異なります。卒業論文や研究課題作品を卒業条件としている大学もあれば、規定のカリキュラムを終えただけで卒業できる大学もあります。ですから、大学在学中に、何かの課題について自ら研究するといった経験をしたことのない学生も少なからずいるのです。このような学生にとっては、「研究計画書」を理解するのは、やはり難しいのでしょう。
こうした相談の際に注意していることがあります。それは、「学生が学士と修士・博士課程との違いを理解しているか」ということです。大学院は学部の延長として行くところではありません。研究課題を持った人がその課題の解決のために、あるいは課題に対する一定の解答を得るために行くところなのです。
学部と違い、大学院への進学は、自分のやりたい研究分野を決め、それに見合った研究のできる日本の大学院、教授を探し、事前に受入れ許可を得るために連絡をしなければなりません。そのため「研究計画書」は、自分の研究計画を明確にするだけではなく、コミュニケーションの道具としても必要となってきます。
研究計画書を作成するにあたっては、「自分がなぜ修士課程に進学するのか」「自分の興味がある研究領域は何か」をきちんと整理しておく必要があります。その上で大学の担当教授や経験のある先輩に助言を求めると、スムーズに話が進みますし、さらには自分に合った大学院を探す手がかりにもなるでしょう。
研究計画書の書き方やその構成などの相談に対して、マレーシア事務所でよく利用する書籍は、二冊とも日本語の本ですが、東京図書出版の「大学編入・大学院入試 合格!論文の書き方」と「研究計画書デザイン 大学院入試から修士論文完成まで」です。
また、2009年にJASSOは「実践 研究計画作成法」を出版し、ホームページでも計画書のサンプルの一部を見ることができるようになりました(※1)。しかし、日本語ができない相談者の多くは、英語の資料を希望しています。
ここで紹介した参考文献はJASSO海外事務所及び日本留学促進資料公開拠点でも閲覧できます。また論理的文章の作成方法について母語で書かれた書籍等も参考にすると良いでしょう。
この作業によって「留学先として日本を選んだ理由」や自分の目標を再確認することができます。私たちもアドバイスしますので、より良い「研究計画書」を準備しましょう。
大学院への進学を考えている人だけでなく、学部への留学を目指している人にも役に立つこと受けあいです。
(※1)
開発教材『実践 研究計画作成法』(東京日本語教育センター/JASSO)
皆さんが日本留学について気になることは何でしょうか。
「留学準備はどうすればいいの?」「学費はいくらかかる?」「奨学金はあるの?」「生活費はいくらかかるの?」などは誰もが知りたい情報だと思いますが、私たちが韓国事務所で相談を受けるとき、よくある質問は次の通りです。
● ○○学科・○○専攻で有名な学校や良い学校はどこ?
● 韓国の△△大学と同じレベルの日本の大学はどこ?
● 就職率が高い大学(学部や学科)はどこ?
● 大学(院)のランキングが知りたい。
● 日本留学試験(EJU)の合格最低点は何点?
留学全般にわたる質問だけでなく、特に大学の知名度やランキングに関わる内容が目立ちます。彼らになぜそのような質問をするのか聞いてみると、「日本では大学を卒業してから就職したいので、日本の有名な大学に入学したい。」「日本で有名な大学を卒業しなければ、韓国では認められないと思う。」などの答えが返ってきます。
韓国では、日本の文部科学省に当たる「教育科学技術部」の管轄で「韓国大学教育協議会」が、「大学総合評価認定」を5年ごとに、そして、2〜3の学問分野を対象とした「学問分野評価」を毎年行っています。この中で「大学経営及び財政、発展戦略及びビジョン、教育環境や支援体制、研究成果、学生・教授」などの観点から全大学を評価し、「最優秀大学・優秀大学・認定大学・改善要望」と、ランクを発表しています。その他、一部の新聞社が独自の基準で大学評価を行い、ランキングを付けていますが、多くの人がこれらの順位を信じています。
また、大学共通の入学試験である「大学修学能力試験(修能試験)」があり、大学受験者は必ずこの試験を受けなければなりません。修能試験が終わると、「修能配置表」が発表されます。「修能配置表」は、修能試験の出題及び採点機関である「韓国教育課程評価院」の採点結果に基づいて、大学予備校・塾・出版社等が作ります。各大学の数年間の合格者の平均点数・最高点・最低点を知ることができ、受験者はそれを参考にして、自分の成績に応じた大学に出願し、各大学の入学試験を受けます。韓国では、この「修能配置表」の点数が高い大学が「良い大学・名門大学」だと考えられています。
韓国は「学歴社会」であるため、「どこの大学に入学するかによって、自分の人生が決まる。」と思う人が多いのです。このため日本留学希望者の場合も、日本に留学するのであれば「○○専攻で有名な学校・ランキングの高い学校」「就職率の高い学校」など、いわゆる「良い大学または名門大学」に入りたいと考えています。ですから、日本の大学ランキングや留学生向けの配置表などに関する資料の問い合わせが多いのです。
しかし、韓国での大学受験と、外国人留学生としての日本の大学受験の場合とでは、その状況は異なります。日本には「偏差値」というものがありますが、これを「修能配置表」と同じようなものと思う相談者も多く、「偏差値の高い大学=名門大学」だと考えてしまう傾向があります。「偏差値」は日本の高校生が大学入試の難易度として参考にするものであり、ある程度の関連はあるとしても大学の質やレベルを客観的に表したものというわけではありません。また、日本には公的なランキングもありません。韓国のように、一部の新聞社や出版社が発表しているものもありますが、それぞれ独自の基準によるもので、評価のすべてとは言えません。こうしたランキングも「偏差値」も、あくまで参考資料のひとつと考えるよう、相談者に呼びかけています。
また、日本の大学で、EJUの合格基準点を公開しているのはごく少数です(参考:渡日前入学許可に係る日本留学試験合格目安点)。なぜなら、各大学の入学選考はEJUの成績だけではなく、提出書類や大学独自の試験、面接等の総合的な評価で判定しているからです。もちろんそれぞれの評価基準は公表していませんが、身近な先輩に話を聞くのも良いと思います。また、もし日本語学校に通っているなら、過去のデータに基づいた進路指導を受けてみましょう。
最も重要なのは、皆さんが何を目的として学びたいのかということです。成績だけにとらわれずに、まずは自分の目的に合った大学を探すことから始めてみてはいかがでしょうか(参考:日本留学情報データベースサイト)。
学校選びのポイントは、JASSOが出版している「Student Guide to Japan」でも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
Student Guide to Japan
知識向上や視野の拡大のため、タイでも海外での短期滞在が若者の間で人気です。その手段のひとつに、最近流行しているWork & Travelプログラムがあります。Work & Travel とはアメリカ国務省教育文化局によって行われている国際交流プログラムで、外国人がアメリカで最長4か月間、仕事をしながら英語を学んだり旅行したりできるものです。
先日、シラパコーン大学ペッチャブリーキャンパスで行われた留学説明会に参加しましたが、参加10機関のうちJASSO以外はWork & Travelを扱う業者でした。どの機関も、留学を含めた長期・短期海外滞在プログラムの情報を提供したにも関わらず、参加した大学生の多くがWork & Travel プログラムに興味を持ったようでした。そこで私も、なぜ大学生たちがこのプログラムに関心を持つのか、気になりました。「日本にはWork & Travelのようなプログラムがないか」と質問してきた大学生たちに話を聞いてみると、半数以上の学生が、「海外で就業体験がしたい」と答えました。次に、「海外へ行く前に、どの街のどの会社で働けるのかがわかるため、自分の経費が計画できること」や「プログラムの参加期間が大学の勉強に影響を及ぼさない」という理由が多く挙がりました。Work & Travelプログラムのこうした特徴が、彼らの関心を引いているようです。
一方で、あるプログラム参加経験者は、このプログラムが多くのタイ人が思っているようなエージェントの勧誘どおりの『夏休みの実地体験』ではなく、勉強をしようとしている青年たちを安価な労働者とするためのものであり、権利や福祉などが保障されない雇用であると指摘しています。
Work & Travelは就業体験を中心としたプログラムですから、留学のつもりで参加すると想像と異なる場合もあります。海外滞在を希望する人は、イメージ先行ではなく、はっきりした目的を持ち、滞在中から滞在後のプランを考えておくと、実りある滞在にすることができると思います。
この体験から、私たちタイ事務所ももっと日本留学の魅力をアピールしていかなければならないのではないか、と再認識しました。日本留学の選択肢もさまざまです。日本語学校、専門学校や大学へ長期留学することの他に、それぞれが行う短期プログラムに参加することもできます。長期留学生活のサポートとして、政府や民間の奨学金を受け取る方法もあります。また、JASSOの調査によると、日本に長期間滞在する留学生の約8割がアルバイトをしています。
カセサート大学の調査によると、タイ人の学生が日本語を勉強するようになったのは、「日本文化に興味を持ったから」という理由が全体の64%でした。そして、タイ事務所へ寄せられる相談者の声には、「将来の仕事や研究のために日本へ留学したい」という具体的な目標を持つ人が多くなりました。
最近は、グラフィック系やアニメーション等が学べる1〜2か月の短期コースを持つ専門学校についての相談を受けます。こうした分野は短期間で身に付くものではないため、相談者の希望通りのプログラムはなかなかありません。短期コースはあくまでも体験型が多いようです。実際に文化に触れ、仕事や研究のための技術習得を目的とするのであれば、やはり短期滞在よりも留学の方が適しているのではないでしょうか。
また、相談者の中には、日本語のみでなく英語での授業がある学校に強い関心を示す人もいます。専門学校や大学において英語での短期プログラムが増えれば、彼らのよい選択肢になると思います。この他、日本には「ワーキングホリデー」という休暇と就労を組み合わせた海外滞在制度があり、もしタイが対象国になれば、そこから長期留学を考える学生が増えるきっかけになるかもしれません。
日本は安全な国、ユニークな文化のある国、最先端技術を学べる国、というさまざまな魅力があり、そこで皆さんはきっと実りのある体験をすることができます。私たちが皆さんの目標を達成できるよう援助いたします。ぜひ日本留学の相談をしてみてくださいね。
「ジャカルタは小さなニューヨークだ。」と私の友人が言うのを聞き、今までそんなことを考えもしなかった私は少し驚きました。しかしあらためて周りを見渡すと、多種多様の民族・文化が混在するジャカルタは、まさに小ニューヨークだと思うようになりました。
ジャカルタは首都として活気に満ち、人々を惹きつけています。昼夜を問わず、さまざまな情報と物が集まり、それを人々が消費していきます。インドネシアにはさまざまな民族がいます。その多くの人々が、ジャカルタでは災害からの復興が進み、仕事も多く住みやすいと考えているのでジャカルタに来たがっています。地方から人がどんどんこの町にやって来るので厳しい競争社会となり、仕事を見つけることは簡単ではありません。
大学を卒業しても簡単には仕事が見つからないので、自分の得意なものを持っていなければなりません。留学をするのも一つの方法になります。外国へ行くことで、専門の勉強だけでなく、言語も上達するので、就職にとってプラスになります。日本へ留学してキャリアを積み、将来に役立てたいという人も増えています。
インドネシア事務所で留学相談を受けたり、現地説明会に行ったり、携わっている業務のおかげで私はいろいろな人に出会いました。毎日、たくさんの人が様々な目的で事務所に来ます。中には遠くからやってくる人もいます。先日、ベカシというところから事務所まで2時間半かけて、母親が娘さんの相談に来ました。
彼女は、大学卒業時期の娘のために、日本の大学院に入るための情報を探していました。インドネシアでは大学で教えるのに大学院を卒業しなければならないので、娘は早めに大学院に入りたがっているとのことでした。印象に残っているのはその母親が帰るときエレベータに一緒に乗ってほしいと言ったことです。聞くと、エレベータに乗るのが怖かったそうです。慣れない町へ来て、娘のために努力している姿に感動させられました。
とても若い来訪者もいます。ある中学生は母親に伴われて、日本でアニメの勉強をする相談に来ました。彼女は日本のアニメにとても夢中で、いつも日本へ絵を勉強に行きたいと言っていると、母親が言っていました。日本でアニメの専門学校に入る前には、絵のテストがあることや、私の日本留学経験から日本での生活や日本の雰囲気を話しました。
インドネシアから日本留学する時の大きな障害の一つとなるのは、経済的な問題です。インドネシア社会は経済的な格差が大きく、誰でもすぐに留学できる環境にはありません。中には奨学金などがもらえず、経済的な条件が整わないので、日本への留学をあきらめてしまう人もいます。
私自身、日本へは私費で留学をし、さまざまな苦労をしました。大学に奨学金の貸与をお願いしたり、アルバイトをしながら夢を実現させました。また、留学の手続きに必要な書類は日本語で書かなければなりませんが、その頃は日本語があまり分かりませんでした。そこで、何回も日本語ができる人に見てもらい、作成しました。
日本に留学する方法は、一つだけではありません。大切なのは、自分の夢を強く持ち、あきらめないことなのだと思います。夢は、だれでも自由に持つことができます。お金よりも、意志が重要です。困ったことがあれば、ぜひ事務所へきてください。一緒に解決方法を探しましょう。
「何か良い日本のドラマか映画を紹介してください。」
今年4月頃、ある中華系高校で日本留学説明会を行ったときに、カウンセリングの先生に声をかけられました。なぜ突然このようなお願いをされるのかと思い、考えてみました。学期末試験が終わって成績を待っている間は、カウンセリングの先生が一番忙しい時期で、カウンセリングの課題によっていろいろな活動プログラムを組み立てなければなりません。その中で、学生に一番人気のあるプログラムは、日本や韓国のドラマや映画の鑑賞です。彼らの世代は「哈日族(ハーリーズー)」か「哈韓族(ハーハンズー)」(日本や韓国の流行文化に関心がある若い世代)ですからね。
宮崎駿監督がアニメ映画「となりのトトロ」を制作したのが1988年、その世代の子供が今はもう高校生かカレッジの学生となっています。昨年高校を卒業してカレッジに入学した私の姉の子も、小さい頃からずっとトトロと一緒に成長してきた一人です。この世代の学生は、日本のアニメ映画のおかげで、日本の文化、習慣が小さい頃から自然と身についています。高校生になった彼らが、日本の青春ドラマに馴染みやすいことは、言うまでもありません。
日本のアニメ、ドラマ、映画は、もちろん娯楽ですが、題材によっては鑑賞する側にいろいろなメッセージや情報を与えてくれます。次のような作品は、カウンセリングにも非常に役立ちます。
「ウォーターボーイズ」(フジテレビ 2005年)は、男子高校生たちがシンクロナイズドスイミングに挑む青春ドラマです。「頑張ればできる!」に象徴される失敗してもあきらめない精神は、日本人の民族性です。そして「ひとりじゃない、みんなが応援している!」という「団体精神」は日本の学園ドラマの中でよく強調されるテーマで、みんなが目指す方向に進み、頑張って目標を達成するという内容です。このような題材が、仲間を大事にしている青少年期の高校生に、非常に受けています。上記の他に私が感銘を受けたものの中から、第41回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞を受賞した「光とともに」、最近マレーシアでもベストセラーとなった島田洋七著の「佐賀のがばいばあちゃん」、映画「星になった少年」などをカウンセリングの先生に紹介しました。
この時期は、青少年が徐々に自己の価値観を育てていく非常に大切な時期で、周りの人からの適切な指導や励ましの言葉が必要です。ドラマや映画という媒体を通して、彼らに意義あるメッセージが与えられ、これによって自己実現の達成に大きな役割を果たしています。
私は事務所でカウンセリングするときや高校での日本留学説明会のとき、よく学生と日本のポップカルチャーについて話し合います。話しているうちに、学生が少しずつ自分の心を開き、なぜ日本に留学したいのかを話し始めます。その目的に応じて適切な情報を与えるのです。このカウンセリング方法は、学生にかなり受入れられているようです。
最近、韓国ウォンの下落により、韓国の多くの学生が海外留学を諦めたり、延期しています。ニューヨーク・タイムズは「世界的な金融危機が韓国人の海外留学計画を止めている」というタイトルで、留学計画を取り消したり、延期する韓国人の状況を報道しました。記事によると、世界的な金融危機は韓国経済の急落をもたらし、特に韓国ウォンの価値の下落傾向は続くものと見られます。そのため、 大学生をはじめ、高校生や小学生までも海外留学にいくほど、教育熱の高い韓国でしたが、最近は情勢が変わりました。
韓国の教育科学技術部の調査によると、2007年には35万人の韓国人が海外へ留学しましたが、2008年度の上半期では、小・中学生の留学生はここ10年ではじめて減少し、海外留学及び研究経費として外国に流された資金も去年は23億ドルで、昨年に比べ、5.8%減少し、97年度のアジア金融危機以来、減少幅が最大となっています。
海外留学の減少要因の中には失業率や景気不況もありますが、最大要因は韓国ウォンの価値の下落による留学費用の高騰であるという点が教育専門家の分析です。
実際、留学を諦めて入隊する学生や、休学する学生、留学先から帰国する学生が増えています。日本に留学している留学生の場合、特に円高の影響で、複数のアルバイトをしているという調査結果が出されました。「軍隊での生活以来、こんなに大変な時期は初めて」という留学生もいました。
日本だけではなく、アメリカやカナダ、ニュージーランドから帰ってくる留学生も増えています。そのため、各国では韓国の留学生に対し、より積極的にマーケティングをしています。オーストラリアの場合、受入留学生の急減を防ぐため、海外で留学説明会を実施するなど、留学生の受け入れに積極的な政策を実施しています。
ニュージーランドは自国の長所を積極的に広報し、留学生の受け入れに総力を尽くしているようです。
日本政府は2020年を目処に留学生30万人の受け入れを目指す「留学生30万人計画」をたてました。しかし、今のところ韓国でも積極的な広報活動は見られません。韓国人から見ると、日本への留学に魅力は感じますが、韓国の「英語没入教育政策(English Immersion Program)」のため、英語圏よりメリットがないとも思われます。そのため、現在の経済状況では留学先としての日本のランキングは下がることになります。日本への留学希望者を増やすためには、政府の政策だけに頼らず、各教育機関の積極的な努力や広報が必要です。
留学生のための各教育機関の努力は必ずしも大規模である必要はありません。留学希望者の目線にあわせ、小さいことから始めるのはいかがですか。最近、入試情報をPDFファイルにしてホームページからダウンロードできるように載せている日本の大学が増えました。

ある大学の場合、出願の手続きをより簡単にできるシステムを構築しました。ホームページから願書(PDF)をダウンロードし、そのファイルに直接入力して出願することができます。この方法により、願書の入手から出願までの時間がはるかに縮まりました。さらに、願書の訂正が簡単にできるため、願書の記入に間違っても心配しなくてもよくなりました。願書の申し込みの仕方がわからない日本語が下手な学生や親も気軽に申し込めることができて、とても便利です。
今はみんな大変な状況ですが、日本は他国に比べ治安が良いこと、良い教育環境、高い教育水準などの長所があります。そのうえ、各教育機関の思いやりがあれば、留学希望者は増えるのではないでしょうか。
JASSOが行っている外国人留学生在籍状況調査の結果を見ると、2008年のタイから日本への留学生数は、2,203人に増えたことがわかりました。5年前と比べると、留学生数は30%以上も増加しています。
また、タイの人事院が行っているタイ国政府奨学金受給者に対する留学先調査の結果によると、2006 年にタイ人学生が留学先に決めた国は、1位日本619名、2位アメリカ600名、続いてイギリス320名となりました。2005年の結果(1位アメリカ504名、2位日本338名、3位イギリス302名)と比べると、アメリカを抜いて、日本を留学先に決めた学生が増えたことがわかります。
多くの学生が日本へ留学することから、タイでは民間の会社が、留学フェアを開催したり、日本の語学学校や専門学校と提携して留学手続きの代行を始めたりなど、日本への留学希望者をターゲットとしたサービスが増えてきました。5年前まで、このような留学斡旋を広く宣伝し行っていたのは、大手の民間会社では2社だけでしたが、ヨーロッパ・アメリカへの留学を中心とした業者が事業を広げ、日本留学に関するサービスも行うようになってきました。また、もともと日本語学校を経営していた会社も日本留学の斡旋をやるようになり、現在では10社にまで増えました。そのため、留学斡旋業者は様々な方法で自社のサービス内容を宣伝し、熾烈な競争をしています。
JASSOタイ事務所では、電話・Eメールによる情報提供のみでなく、ホームページでの情報提供に力を入れていて、昨年9月にホームページをリニューアルしました。留学情報を探しやすいようにレイアウトを工夫し、現在どのような奨学金を募集しているか、EJUのスケジュール、日本留学に関するニュースやお知らせなどをホームページに掲載しています。リニューアルしてから12月までのホームページのアクセス数と2007年の同時期を比較すると、2,758件から4,906件とおよそ70パーセント増加しました。
ウェブサイト:タイ事務所(バンコク日本国際教育交流情報センター)
JASSOでは、昨年11月に、タイ国元日本留学生協会(OJSAT)と協力してバンコクとチェンマイの2都市で、日本留学フェアを実施しました。 来訪者のアンケートを集計した結果を見ると、理系20%、文系80%で、文系大学の人気が高いです。進学したい分野で見ると、言語学、教育学、特に経済学の人気があります。
また、日本留学フェアの参加大学を取材した「バンコク週報」という新聞によると、例年と比べて留学希望者の傾向が変わってきているといい、以前は何を勉強したいかあいまいで、大学に漠然とした興味をもっている学生が少なくなかったけれど、今回はより具体的な質問が目立ったとのことです。私たちも実際にブースで対応していて、「経済学を学ぶにはどこの大学がいいか。」など日本留学希望者から具体的な質問を受けるようになり、以前より目的を持って日本を留学先として強く希望している学生が多くなったと感じました。
JASSOの日本留学フェアは、日本からたくさんの大学が参加する貴重なイベントです。他の留学フェアの多くは、日本語教育機関が主な参加機関ですので、この点が他の留学フェアとは大きく違います。 毎年11月頃に実施していますので、フェア会場では、留学していた大学でお世話になった先生方に会えるかもしれません。帰国した留学生の方には、今後は通訳として、日本留学経験者として、JASSOの留学フェアをサポートしていただけると嬉しいです。
日本政府は、2020年までに留学生受入れ30万人を目指しています。私達も協力して多くのタイ人が日本に留学できるようタイの大学、高等学校、日本語学校と力を合わせ、学生達にJASSOの日本留学ガイドブック、奨学金リスト、日本留学に関する書類を提供したり、タイの大学や高校で開催される留学説明会に参加して、日本留学の案内に努めていきたいと思っています。
昨年2008年はインドネシアと日本の国交樹立50周年、様々な友好事業の中で最も重要で大規模なイベントの一つとして、日本経済新聞とインドネシアで最も多く読まれている新聞コンパスがインドネシア・日本博覧会を開催し、JASSOジャカルタ事務所も参加しました。
半世紀にわたる友好関係を振り返り「ともに構築する未来」をテーマに、11月1日から9日まで、ジャカルタ・クマヨラン国際展示場で開催されました。
開会式には、スシロ・バンバング・ユドヨノインドネシア共和国大統領やファウジ・ボオ(Fauji Bowo)ジャカルタ知事、ギナンジャール・カルタサスミタ(Ginanjar Kartasasmita)地方代表議会議長(元日本留学生の代表の一人)、福田康夫日本インドネシア協会会長を来賓に迎え、盛大に行われました。
会場には両国の政府機関や企業等約110の団体がブース出展し、最先端技術や事業内容、社会貢献活動、事業展開の流れなどを紹介しました。日本側はJICA、JETRO、AOTS、JBIC等政府機関のほか、伊藤忠商事、トヨタ、パナソニック、丸紅、帝人、シャープ等、インドネシア側からは国営石油会社プルタミナや中小企業等が出展しました。
3Dハイビジョン映像による新幹線や観光地等の立体映像の上映、日本の祭り、ロボット・コンテスト、コスプレ・コンテスト、生け花等の文化紹介、多数多様のセミナーやシンポジウム等も行なわれ、9日間の来場者数は若者から年配の方まで幅広い世代170,062名でした。
日本に興味を持っている人が非常に多いわりに日本に留学をしているインドネシア人は2008年5月1日現在1,791名で、その奨励も検討課題のひとつです。
JASSOブースでも奨学金、特に渡日前採用奨学金についての質問が多く、渡日前に奨学金がもらえるかどうか分からないのは留学予定者にとって非常に不安な要素です。世界中からの留学生を支援している日本に対し、インドネシアからの留学生のためだけに奨学金をさらに増やすようにと望むのは虫の良い話ですが、これは留学希望者個人の努力及び自国政府の協力も必要です。
英語によるコースの種類や数を増やしてほしいと言う声も多く聞かれました。若者に人気のあるアニメーションや漫画を学べる学科への入学にも十分な日本語力が必要であることを説明するとがっかりした様子でした。日本で日本語を学習することは経済的に大きな負担ですし、また時間的にも大きな負担になります。母国で日本語を学べば経済的には軽減されるもののより多くの時間が必要です。現時点ではそこまでの努力を惜しまない熱意のある人にしか道は開かれていないのです。私自身は日本語を学ぶ事が無駄であるとは思いませんし、単にアニメ制作のテクニックの取得だけなら英語でもよいのでしょうが、ストーリーや日本の文化的背景を理解するためには日本語は重要だと思っています。だからこそ彼らには希少価値が生まれてくるのだと思います。
その他、留学や就学のビザ手続きは複雑で日本の入管管理政策は厳しく感じられるようです。
博覧会に参加してかなり多くのインドネシアの人々が日本や日本文化に興味を持っていることが改めて分かりました。日本留学に興味を持っている若者も少なくありません。私たちはジャカルタ事務所や説明会で日本留学の相談業務を行っていますが、元日本留学生としての経験や知識を紹介しながら、できるだけわかりやすい適切な説明をしたいと思っています。
マレーシアの事務所では毎月平均120人ぐらいの方が日本留学の相談に訪れたり、電話やメールで問い合わせをしてきたりします。私もひとりの日本留学経験者として相談を受けながらいろんなことを感じさせられます。元留学生の皆さんも日々の生活の中で日本での経験を話したり、相談を受けたりすることもあるでしょう。もちろん日本で学ぼうとする人々の動機や目的はそれぞれですし、その人の学力や経済力、家族の環境などもさまざまですから、すべての人にとって100%の正解というものはありません。しかし、ひとつの選択がその人の一生を左右することになるので慎重にならざるを得ないのは言うまでもありません。
最近私が相談を受けたいくつかの事例を紹介します。皆さんならどう答えますか?
Episode1:“何を勉強したいのですか?”
学生をカウセリングする時、必ず聞く質問です。しかし、高校を卒業した人でも大半がきちんと答えられません。このような学生のほとんどは、日本が好きだから日本へ留学したいと思っているだけであり、日本で何を勉強したいのかはっきりとは分からず、ただ漠然と行きたいだけなのです。
今学んでいることは自分の将来につながっていきます。人生の選択に面したとき、熟慮の上、どれだけ自信と確信をもって選択できるか、今のマレーシアの若い人たちが考えなければいけない課題だと思います。自分自身の将来設計を親や人任せにせず、真剣に考えること、自分自身の夢の実現や目標の達成のために、単なるあこがれだけでなく現実的な能力や業績を積み上げていくことを私たちは伝えていかなければならないと思うのです。もちろん状況は時々刻々と変わっていくので、それに対応する柔軟性も持ち合わせていなければなりません。
Episode2:“どちらを選べばよいでしょうか?”
「早稲田大学は120年もの歴史がある世界中で良く知られている有名な私立の大学で、一橋大学は自分の研究したい専攻分野に関してとても優れています。どちらを選べばよいのか意見をいただけないでしょうか。」と、日本の大学院への進学を希望している学生からのメールによる問い合わせです。
私は、ある1人の留学生のことを思い出しました。早稲田大学に憧れて、どうしても早稲田大学へ入学したいというので、1年目に合格しなかったため、日本語コースを留年して2年目にやっと早稲田大学へ入ることができました。とはいえ、自分の勉強したい専攻ではなく、ただ早稲田大学に入りたいという理由から1番入れる可能性が高い心理学科を選びました。しかし、彼は2年間勉強して、自分に合わないと感じはじめました。3年目に入ったとき、この学生と会いました。「大学を辞めたいと考えている。兄と一緒に香港で商売をしたい。」
学ぶことよりも「知名度」を選ぶようになったのは、周りの影響でしょうか。大学の名前が自分の将来を保障してくれると考えたからなのでしょうか。
このことから、自分自身の関心や興味、適性を知ることが重要であることを感じました。人生経験の少ない若者にとって、その時点で一生の進路を決めるのは困難なことです。家族やその分野の先輩たちにできるだけ多くの意見を聞くことが大切です。彼にとっては回り道になってしまったかもしれませんが、自分が本当にやりたいことを見つけてがんばっていてくれることを望みます。
Episode3:“今のうち。。。”
「この日本語学校は大丈夫でしょうか。」32歳の女性からの電話で、札幌にある日本語学校のことを調べてほしいという問い合わせでした。
「なぜ日本を選んだのですか。」
「今、マレーシアでイギリスの大学の事務をやっています。いつも学生と接しているので自分でももっと何かをしたいと考えるようになったのです。去年日本へ旅行してから日本のことがずっと心の中に消えずにあって、特に札幌にずっと
行きたかったのです。今年はもう32歳だから、今のうちに行っておきたいと思いました。」
30代の独身女性として、これは自分へのプレゼントであると同時に、次のステップのための自己開発のチャンスなのでしょう。もちろん学ぶことに年齢制限はありません。むしろ生涯勉強です。人生プランの中でいくつになっても新しいことにチャレンジする心を失わずにいたいと感じました。
日本への留学はゴールではありません。みなさんも日本に留学した経験を糧にそれぞれの目標に向かって日々歩んでいることと思います。「夢の途中」の人々を応援する仕事、それが私たちの仕事なのです。
韓国は「全世界で一番教育熱が高い国」と言われています。実際に韓国の教育課程は他国に比べ、はるかに教育量が多くなっています。2005年度新聞記事によると、韓国は1975年度には大学進学率が25.8%でしたが、2005年度には82%でした。
最近、教育科学技術部は「2008年主要国政課題実行計画」で、「政府主導の画一的なサービスから脱皮し、教育体制を自律化・多様化する一方、教育から落伍者が出ないように福祉基盤を拡充することで、公教育に対する学生・親の満足度を一層あげ、私教育費を減らすことに重点を置くことにする」と報告しました。
統計庁の「2007年私教育費実態調査結果」によると、韓国で小学生の子女を高校まで卒業させるのにかかる私教育費は平均4,370万ウォン(約4,610,000円)となっています。私教育費が家計の負担になっている現在、父母や学生は「学閥重視社会風土改善」を要求しているため、教育部は国民のニーズに応じる教育政策を立てることを目標としています。
<インターネットを利用した教育行政業務>
韓国では全国に超高速インターネットが普及し、インターネットが日常化しています。教育行政もインターネットで処理し、情報の活用度と行政の効率性を高めるために教育行政情報システム(National Education Information System)を導入しました。教育行政情報システムは既存学校単位に構築されていた情報システムを改編し、教育科学技術部、教育庁等の全ての教育行政機関と初等・中等学校をインターネットに繋げ、教育行政業務を電子的に連携・処理できるように構築したシステムです。
このシステムを通じて
1. 対国民教育行政サービスの改善
2. 父母の教育関心と参加を拡大する
3. 教育行政業務の効率性の向上を図る
4. 教員の教育本然の任務に従事できるように環境を整える
ことを目標としています。
<韓国から海外への留学>
国立国際教育院(旧国際教育振興院)の調査によると、韓国から海外への留学(大学以上)の人数は、2005年度 192,254名、2006年度 190,364名、2007年度 217,959名で、近年、大幅に増加しています。
2007年度の留学先はアメリカ59,022名、中国42,269名、日本19,056名、イギリス18,300名、オーストラリア16,591名等で、英語圏への留学が多くなっています。日本への留学は2006年度留学先5位の15,158名から大幅に人数が増えました。
韓国は「英語没入教育」の流行で、英語圏への留学が圧倒的に多いのです。日本への留学が活性化されるためには、英語圏での留学に比べ、日本での留学のメリットが高いと認識させる必要があります。日本に留学した皆さんにとっては英語圏よりも良かった点はどこでしょうか。
特に韓国への広報に当たっては、韓国人は教育機関のランキングを重視する傾向があるので、各教育機関の特性を生かして説明することが大事です。
さらに、韓国はIT強国と言われています。放送局のアンケートによると情報検索にはインターネットを利用する人数が一番多かったので、各教育機関は韓国語のホームページを作成するのもとても良い方法だと思います。
<タイの教育事情>
タイでは、入学競争率を見ると、以前のように高校、大学レベルばかりでなく、有名な幼稚園に入るための競争率もますます高くなってきました。高校については、以前から有名高校に入学するための競争がありました。現在では、外国語の能力が重視されるようになっているため、インターナショナル・スクールや2言語併用プログラムのある学校に入学する傾向も高まってきています。それに海外の高校に留学する人も多くなりました。タイの高校生の間では、日本への高校留学人気が高いことから、日本の高校では、短期交換留学だけではなく、3年間受入れられるコースを設ける学校の数が増えてきました。
タイは、東南アジアの中でも日本企業がたくさんある国なので、大学では工学や技術に関する分野が今も学生に人気があります。英語以外で将来の仕事に有利な外国語として日本語や中国語などを学び始める人も以前に比べ、増加してきました。日本の大学に進学するために、日本へ日本語を学びに行く人も増えています。
それに加えて、アメリカやオーストラリアやニュージーランドなどのWork&Studyプログラムは、大学生や大卒者にとって関心が高いプログラムです。Work&Studyプログラムとは、海外で勉強しながら働くことができるプログラムで、海外へ行く前に申請することができます。
<日本への留学>
日本留学に関する相談を受けていると、最近では、専門学校に関心のある人が以前に比べ、多くなってきています。特に人気があるのが音楽やインテリア・デザイン、自動車工学の分野です。
日本語教育機関も、専門学校入試や大学(院)入試のために日本語を学びたい人にとって、依然人気があります。
事務所のホームページは、最新の情報が見られるよう、常に更新しています。事務所への来訪ができない方や地方にいる留学希望者のために、これからQ&Aのページをさらに充実させる予定です。
また、日本留学試験(EJU)についての質問も多く、タイでは「日本留学試験」がどんな試験なのか、何のために受験するのかなどよく聞かれます。日本留学試験の目的や内容を理解してもらえるよう、重点をおいて相談者に説明するようにしています。
<最後に>
日本留学に興味がある方、タイ事務所では皆さんに役に立つ情報を提供していますのでお気軽にどうぞおこしください。皆様の日本留学を実現することが私たちの喜びです。職員二人で努力してまいりますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

JASSOジャカルタ事務所は、日本留学に関する情報提供の中心機関として、高校や大学などで行われる教育説明会に毎年積極的に参加しています。また、最近ではショッピングモールでの教育説明会で日本を取り上げることもあり、ジャカルタ事務所も参加をするようにしています。 様々な教育説明会に参加してきた結果、教育関係者の間にはJASSOの名前が認知されてきましたが、ショッピングモールで行われるイベントではJASSOの名前を知らない一般の方も多いので、これからも積極的に説明会に参加していきたいと考えています。
JASSOジャカルタ事務所の主な業務は日本留学の情報提供・相談業務ですが、日本留学相談に来た来訪者はジャカルタ事務所に来れば留学の手続きを手伝ってもらえると勘違いする人が多くいます。インドネシアにはオーストラリア、米国、イギリスなどへの留学希望者のための留学斡旋業者が数多く存在しますが、日本への留学斡旋業者はありません。日本に興味を持ち、日本に私費留学をしたくても入学手続きを手伝ってくれる人がいないため、手続きが良く分からないと言う人が数多くいます。私達が手続きの代行をすることはできませんが、更にきめ細やかなアドバイスをしていきたいと思います。
また、インドネシアの文部省から、JASSOジャカルタ事務所のような海外留学情報センターはインドネシアの大学と外国の大学の架け橋として活動をしてほしいという要請を受けました。例えば、インドネシアの大学が日本の大学と協定を結びたいときにジャカルタ事務所がこの協定プロセスがスムーズになるように間に立って欲しいというものです。その他、インドネシアの大学から日本に大学訪問をしたいとの相談が時々あります。ジャカルタ事務所ではこの訪問の調整はできませんが、日本とインドネシアの大学の架け橋となれるよう、できる限り幅広い活動をしていきたいと思っています。
今年2008年は日本インドネシア国交樹立50周年です。日本とインドネシアがより親密な関係を築き上げていくために、ジャカルタ事務所も積極的に活動していきたいと思っています。
JASSO マレーシア事務所はマレーシアの高校生や大学生が、より一層日本の高等教育の理解を深める為に、毎年積極的に地元の大規模な進学フェアに参加し、高校で開催する進学フェアにも参加してきました。
JASSO マレーシア事務所はマレーシア国内にある諸外国の同じ様な団体 British Council(イギリス)、IDP(オーストラリア)、MACEE(アメリカ)等と比べ、名前はまだ多くのマレーシア学生に知られてない為、良く参加していたフェアの来訪者から機構の名前を間違えて「JUSCO」と呼ばれてしまいました。この様な来訪者に出会う時に、まずJASSO 本部の簡単な紹介をしてからマレーシア事務所の役割を説明します。JASSO 機構組織の理解をしてもらってから、日本の高等教育の紹介、勉強できる分野、進学のためにかかる費用等について説明をします。
なぜ「JASSO」の名前が「JUSCO」と間違えて呼ばれるかといえば、大きな原因はおそらく「JASSO=ジャッソ」と「JUSCO=ジャスコ」の発音が近いからです。
良く観察したら、British Council、IDP、MACEEのような団体は、現地の進学フェアに出展している職員全員が統一した制服(Tシャツやポロシャツ)を着る、制服の上に団体のロゴ、ウェブサイト、キャッチフレーズ (例:Study in UK, Study in Australia, Study in US等) が印刷してあります。揃った制服は「統一性」と「団体の宣伝」には重要な役割を果たすのではないかと思います。
JASSO日本留学相談員も JASSO が独自開催する進学フェアや他の団体の開催する進学フェアに参加する時に、相談員がJASSO のロゴ、ウェブサイトとStudy in Japan を印刷したTシャツなどの制服を着ると「JASSO」は「JUSCO」と間違われなくなり、JASSOは日本留学に関する情報提供と留学相談ができる所であると、良く理解してもらえるのではないかと思います。それ以外に、JASSO の制服を着て仕事をする職員にも機構に対する使命感を持てるのではないかと思います。
JASSO の「ブランド」は設立以来4月で5年目に入ります。世界の競争が激しい高等教育の舞台でJASSO ブランドを有名な呼び名にする為に、宣伝の工夫は欠かせないと感じています。
●事務所紹介
●日本留学情報提供
●日本留学フェア
●日本留学試験(EJU)
●政府機関との連携
●最後に
●所在地・連絡先
Garden Tower 702, 98-78 Unni-dong, Chongro-gu, Seoul 110-795 KOREA
TEL : +82-2-765-0141
FAX : +82-2-765-0142
E-mail : jasso@jasso.or.kr
Website : http://www.jasso.or.kr (韓国語)
●事務所紹介
●タイでの元留学生、関連機関との連携・交流活動状況
■関連ウェブサイト
タイ国元日本留学生協会(OJSAT): http://www.ojsat.or.th
国際交流基金 バンコク日本文化センター(The Japan Foundation, Bangkok):http://www.jfbkk.or.th
●留学生の皆さんへのお願い

●最後に
●所在地・連絡先
10F Serm-mit Tower, 159 Asok-Montri Rd., Bangkok 10110 THAILAND
Tel: +66-2-661-7057
FAX: +66-2-661-7058
E-mail: info@jeic-bangkok.org
Website: http://www.jeic-bangkok.org/
●事務所の役割
JASSOジャカルタ日本国際教育交流情報センターは、1995年、日本への留学希望者に情報を提供する目的で開設されました。事務所来訪者への相談(昨年約1,000件)の他、手紙や電話・ファックス(約2,600件)やメール(約1,100件)による相談もあります。
事務所だけでなく、大学や高校、民間団体、帰国留学生会等が主催する講演会及び説明会に招かれることもあり、昨年は年間で26回参加しました。インドネシアではパソコンを持つ家庭が都会でも少なく、インターネット利用率はまだまだ低いというのが現状です。二人の職員でこの広い群島国家をカバーするのは物理的にも経費的にも制約があります。そのため、情報を無料で効果的に広めるために様々な関係者、大学、学校、雑誌、新聞、テレビ、ラジオ放送メディアなどとの協力を得るように努力しています。
●関係機関との連携・交流活動状況
■関連ウェブサイト
インドネシア元日本留学生協会(PERSADA): http://www.sadanet.or.id/
●最後に
●所在地・連絡先
Summitmas Tower 1, 2nd F
Jalan Jendral Sudirman Kav.61-62
Jakarta 12190 INDONESIA
TEL: +62-21-252-1912
FAX: +62-21-252-1913
E-mail: info@jasso.or.id
Website: http://www.jasso.or.id/
※事務所は、ジャカルタ市内「ジャンデラル・スディルマン通り」にある「スミットマスタワー1ビル2階」にあります。
このビルには、国際交流基金(2階・3階)があります。
●事務所の役割

● 帰国留学生との連携・交流活動状況
マレーシアの学生が、日本留学を希望し、また、希望に合った大学のコースを選び、留学を成功させるために、毎年、JASSOとマレーシア元留日学生協会(JAGAM)が共催する「日本留学フェア」の際には、事務所として、JAGAMと協力しています。また、以前JAGAMが実施していたJapan College Fairに協力したこともありました。そして、マレーシアで毎年、JAGAMが「日本留学試験」を実施するとき、連携・協力をしています。■関連ウェブサイト
マレーシア元留日学生協会(JAGAM): http://www.jagam.org.my/
●イベント情報・お知らせ
詳しくはこちら↓
http://www.studyinjapan.org.my/05_event/05_event.html
●所在地・連絡先
Suite 1101, Menara Amcorp, AMCORP Trade Centre, No.18, 
Jalan Persiaran Barat,
46050 Petaling Jaya, Selangor, MALAYSIA
TEL: +60-3-7957-0304
FAX: +60-3-7957-1631
E-mail: jassokl@streamyx.com
Website: http://www.studyinjapan.org.my/
※事務所は、クアラルンプール市の郊外の「ペタリンジャヤ」のアムコープショッピングセンターに隣接する黄色い三角屋根のメナラアムコープの中にあります。