派遣期間 |
平成19年12月1日 〜 10日 (10日間) |
派遣大学 (国・地域) |
メチョー大学 / ウドンタニ・ラジャパット大学(タイ) |
(メチョー大学)


(モンコーン・サマンヤさん)
◆◆帰国留学生プロフィール◆◆
| 国籍 |
タイ |
| 日本留学(経歴) |
1999年10月 〜 2002年9月
愛媛大学大学院連合農学研究科 (博士) |
| 現在の所属・職位 |
メチョー大学・講師 |
◆◆研究報告◆◆
研究指導分野 |
細菌学 |
| 携行器材 |
1) 小型滑走式ミクロトーム(エルマ ESM-150S)
2) パラフィン伸展器(TAKASHIMA T-76) |
研究指導の内容・成果について |
安全で安心できる畜産物の生産が世界的な課題となってきている。タイのメチョー大学は生産現場に主力を置いた大学で、ハーブなどの各自然物質を添加した飼料給与試験の実施を指導してきているところである。その成果を従来の栄養生理学的アプローチ以外に腸管の組織学的解明も視野に入れた研究の充実が課題であった。今回、携行した小型滑走式ミクロトームやパラフィン伸展器は組織学的研究には不可欠なもので、同じ研究室の卒業生であるボーリアム・マニーワン氏への光学顕微鏡の携行とあわせると、その研究実行が完成し、今後多くの報告が期待される。
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帰国留学生にとっての研究指導事業の成果及び意見・感想 |
私達は、研究をより質の高いものにするために、重要なテーマについて討議します。そのような議論をするにあたり、本事業は非常に役立ちます。 |
◆◆日本留学について◆◆
| 研究指導者から見た帰国留学生の日本留学時の印象や帰国後の交流について |
モンコーン・サマンヤ君は決して騒がず物静かに笑顔で喋る留学生で、家禽の生産性向上を細菌学の立場から究明する姿勢を持っていた。当研究室(山内教授の研究室)では、伝統的な日本食品である納豆菌や木炭・木酢酸に注目し、それらを飼料に添加して鶏を飼育することによって、腸内環境が改善され成長能が促進されることを明確にした。帰国後も、免疫機構に興味を持ち、現在、とりあえずエビの腸管を用いて免疫機構解明に取り組んでいる。某細菌感染エビを対象にした学生への修士指導風景を目のあたりにし、うれしい限りである。 |
(ボーリアム・マニーワンさん)
◆◆帰国留学生プロフィール◆◆
| 国籍 |
タイ |
| 日本留学(経歴) |
2000年4月〜2002年3月
香川大学大学院農学研究科 (修士)
2002年4月〜2005年3月
愛媛大学大学院連合農学研究科 (博士) |
| 現在の所属・職位 |
メチョー大学・研究者 |
◆◆研究報告◆◆
研究指導分野 |
畜産学における組織学 |
| 携行器材 |
1) 生物顕微鏡 (Nikon エクリプス 50i)
2) 海外用トランス(カシムラ TI-100 220V 100W) |
研究指導の内容・成果について |
当研究室(山内教授の研究室)は腸管の組織学的側面から家畜の栄養生理学的研究を遂行してきており、今まで5人の卒業生と現在3人の留学生が勉強中である。その中で、ボーリアム・マニーワンさんは留学中からタイのメチョー大学には存在しない組織部門の立ち上げを考えていたようで、帰国後、直ちに組織部門の講義を任せられた。今回、モンコーン・サマンヤ君にはミクロトームとパラフィン伸展器の支援が認められ、ボーリアム・マニーワンさんには光学顕微鏡の携行が許可されたことによって、完全な組織学的研究が可能になったわけである。 |
帰国留学生にとっての研究指導事業の成果及び意見・感想 |
元留学生と日本での指導教員とが引き続き共に研究を続けられることは良いことだと思います。 |
◆◆日本留学について◆◆
| 研究指導者から見た帰国留学生の日本留学時の印象や帰国後の交流について |
ボーリアム・マニーワンさんは5年間の留学生活を送った唯一の留学生で日本の文化を愛し、お茶や刺身が好きになって帰国した女性である。従来の飼育試験が粒子の粗い配合飼料で行われていた中で、強制換羽飼料としての蛋白質の重要性を半精製飼料を用いて解明した。他の留学生が主に栄養生理学を中心とした研究を帰国後も行っている中で、組織学的アプローチ確立に専念し、今回の携行器材によって念願が叶い、ますます発展してくれるものと期待される。 |
(ウドンタニ・ラジャパット大学)


(ドアンペング・アッチャーナさん)
◆◆帰国留学生プロフィール◆◆
| 国籍 |
タイ |
| 日本留学(経歴) |
1998年4月〜2000年3月
香川大学大学院農学研究科 (修士)
2000年4月〜2003年3月
愛媛大学大学院連合農学研究科 (博士) |
| 現在の所属・職位 |
ウドンタニ・ラジャパット大学・講師 |
◆◆研究報告◆◆
研究指導分野 |
農業気象学 |
| 携行器材 |
1) ノートパソコン(NEC PC-VY16AWF8LFL1)
2) デジタルカメラ(オリンパス E-410)
3)サーモレコーダー(エスペック ミック株式会社 RS-12 温湿度タイプ) |
研究指導の内容・成果について |
研究指導としては、アスパラガス栽培における環境要因(サーモレコーダを使用)と、発芽・休眠を中心とした生育経過(デジタルカメラを使用)との関係について明らかにすることを内容とした。今回、両者間の定量的解析(ノートパソコンを使用)を行った結果、温帯の日本で得たマルチ栽培の方法を、熱帯のタイで適用できる技術が可能になるなどの、いくつかの新しい知見が得られた。同結果は、アスパラガスの収量と品質向上につながるものと見られた。 |
帰国留学生にとっての研究指導事業の成果及び意見・感想 |
研究器材の寄贈及び先生から研究指導いただく機会を与えくれた日本学生支援機構(JASSO)に感謝します。ウドンタニ・ラジャパット大学で私の属している学部は、設立から日が浅く、研究設備も教育設備もかなり不足しています。文科省の外郭団体であるJASSOが贈ってくださったこのような機器類は、今後の研究の発展に大いに役立つものです。 |
◆◆日本留学について◆◆
| 研究指導者から見た帰国留学生の日本留学時の印象や帰国後の交流について |
日本留学当時、ドアンペング・アッチャーナさんの研究テーマは専攻以外の研究領域にも及ぶため、滞在期間中はいつも並々ならぬ努力をしていた。研究姿勢は申し分なく、さらに研究以外の日常において、他の留学生や日本人との交流も積極的であった。帰国後は、書簡やメールで連絡をとった。また、2年前には帰国後初めて来日し、今回の研究指導者(鈴木教授、松井教授)を訪問して研究について意見交換を行い、指導を受けた。 |
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