
◆◆帰国外国人留学生プロフィール◆◆
(国籍) バングラデシュ
(日本留学時の学歴)
1996年10月〜1998年3月 静岡大学大学院理工学研究科(研究生)
1998年4月〜2001年3月 静岡大学大学院理工学研究科(博士)
(現在の所属/職位)
ダッカ大学理学部物理学科/教授
(写真)
携行器材の贈呈
◆◆研究報告◆◆
(派遣期間) 平成21年1月5日〜平成21年1月11日(7日間)
(派遣先) ダッカ大学理学部物理学科
(研究指導分野) レーザー物理学
(携行器材) 解析用コンピュータ(DELL Latitude D630C)、USBフラッシュメモリ(4GB)、偏光光学システム(グランレーザー)
(研究概要と成果)
共鳴媒質中での光パルス伝播にかかわる研究を進め、持参したノートパソコンによりパルスの重心の移動のシミュレーションが行えるように指導した。米国Spectra Physics社の高性能なパルスYAGレーザーが導入されており、このレーザーを用いた実験に広範囲に利用できる携帯品のグランレーザープリズムの光軸調整方法を直接指導した。ダッカ大学は2008年度より静岡大学との姉妹校になっており、Pro-Vice-Chancellor A.F.M. Yusuf Haider教授と両大学間の交流のあり方について広く議論をした。セミナーでは、「Slow light in coupled resonator induced transparency」とのタイトルで最新の研究成果についてセミナーを行った。物理学学生実験などを視察、意見交換した。
(帰国留学生の本事業に対する意見・感想等)
研究指導事業は、帰国留学生と指導員が再会し、研究プロジェクトの現状について話し合う機会となる、素晴らしいプログラムです。元留学生たちが日本滞在中に終わらなかった研究プロジェクトを終了させる良い機会になります。ただ、当プログラムから一定の成果を得るためには、指導者側と留学生側のどちらの立場から見ても、現時点で最大認められている日数の少なくとも2倍の長さにすべきだと私は思います。当プログラムを継続されているJASSOの方々には感謝しています。
◆◆日本留学時の帰国留学生に対する印象や帰国後の交流について◆◆
タルクダー氏は、静岡大学大学院理工学研究科博士課程(国費留学生)として日本に滞在し「共鳴媒質中での光パルス伝播」にかかわる研究を進めた。帰国後、さらに一般性のあるパルスの時間重心を用いたパルス伝播を記述するアイデアを共同研究として温め、日本学術振興会外国人特別研究員として再来日、研究室に滞在し共同研究を行った。ダッカ大学は2008年度より静岡大学との姉妹校になっており、この姉妹校協定の実務は、指導者(冨田)と指導学生によって進めたものである。現在(2008年)は、ダッカ大学教授にプロモーションされている。2003年に設立されたダッカ大学Centre for Advanced Research in Physical, Chemical, Biological and Pharmaceutical Sciencesの中心メンバーでもあり、バングラデシュの研究の向上に重要な役割を果たしている。


(写真上段左)現ダッカ大学教授の研究室にて、(左)タルクダー教授と(右)冨田教授
(写真上段右)セミナー:静岡大学の国際交流の紹介
(写真下段左)ダッカ大学教授のみなさんとの会合
(写真下段右)セミナー:質疑応答
Page Top