障害学生修学支援情報に関するご質問

肢体不自由

排泄について、入学予定者及びその保護者は、他の学生による介助を希望しております。具体的には、(1)衣服の着脱 (2)尿器をあてる (3)尿器の洗浄周辺の学生の自主的な介助を期待すべきでしょうか。または、大学でサポート学生を募り、具体的な手順について指導すべきでしょうか。その際、ボランティアは有償でしょうか。有償の場合、誰が費用を負担すべきでしょうか。

A.

大学は入学した学生の学習環境を保障すべき立場にありますが、介助者を学生に依拠するか、大学側が保障していくかは諸条件の中で決めざるを得ない問題です。
大学が学習の場でもあると同時に、社会へ出る前段階でもあることを考えた場合、障害学生本人を中心として大学が周囲の学生とともに介助体制を構築し、本人と支援学生がともに成長することを目指すという考え方もあり得ます。この場合、すべてを学生の介助で賄おうとすると、他の学生の学習に支障が出るおそれがあるため、著しい負担がないように配慮することが望ましいと考えられます。
また一定の介助組織が学内に構成されている場合には、本人の主体的な関与のもとに支援講習が計画される場合もあるでしょう。

なお、サポート体制の構築については、入学当初はまだ仲間関係も出来ておらず円滑に進めることが難しいかもしれません。そのため、始めは大学教職員が主導して介助について考え、次第に本人ならびに学生の運営に比重を移す方法が有用なことがあります。

ご承知の通り有償・無償を巡る考え方は多様ですが、報酬といえるほどの金額で雇用関係を結んでいないならば、それはボランティアの取扱に近いかもしれません。そうした場合、学生が行なう介助はボランティアの範囲でしょう。
有償・無償にはそれぞれの長所・短所があるため、長期的な制度設計を考えた場合には、有償制を備えたうえで、介助学生が有償・無償を選択できるようにすることが望ましいと思われます。
学習補助者制度を持っている大学では、介助学生に短期雇用程度の費用を支払っていますが、年間利用時間数には限界があるため、これを超える介助ニーズについては無償ボランティアやヘルパーが担う場合もあります。
 なお、ボランティア活動を授業として、単位を与える仕組みを持つ大学もありますが、当初は原資を持ち得ないところから、無償ボランティアとせざるを得ない場合が多いのではないかと思われます。

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