肢体不自由・他の機能障害及び重複の学生への支援・配慮事例、3例を紹介します。

場面

授業、試験、移動、施設改修等

■他の機能障害

〔学校規模〕5,000人から9,999人

〔学校規模〕2,000人から4,999人

■重複

〔学校規模〕2,000人から4,999人

学外生活(通学・入寮等)

■他の機能障害

〔学校規模〕2,000人から4,999人

■重複

〔学校規模〕2,000人から4,999人

【事例No.36】 肢体不自由・他の機能障害

場面

  • 授業、試験、移動、施設改修等

学校基本情報

(平成26年度(2014年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査より)

私立大学 学校規模〔5,000~9,999人〕
障害学生数〔21人以上〕 対応する委員会〔専門委員会〕 支援担当部署・機関〔学生生活支援課〕
肢体不自由障害学生への支援
〔教材の拡大、試験時間延長・別室受験、解答方法配慮、パソコンの持込使用許可、注意事項等文書伝達、使用教室配慮、教室内座席配慮、専用机・イス・スペース確保、講義内容録音許可、進路・就職指導、出身校との連携、保護者との連携、専門家によるカウンセリング、通学支援(自動車通学の許可、専用駐車場の確保等)、生活介助(体位変換、トイレ介助等)、介助者の入構、入室許可、手動車椅子パンク時の代替貸出、電動車椅子故障時の代替車椅子(本人用)保管、バッテリー充電器保管、排泄失敗時の着替え保管、疲労時のベッドでの休養〕

支援の申し出

申し出者=本人・本人以外 教養学 1年次(男)

 母親より「90分授業や2コマ続けての授業は座位を保つことが困難なため、ベッドで横になる場所を作ってほしい」「トイレ内に横になるためのベッドを設置してほしい」「食事をする場所を提供して欲しい」「着替えるための場所を提供して欲しい」と申し出があった。

申し出を受けた部署

 保健管理センターがベッド休養、着替え場所、食事場所やトイレ内にベット設置の依頼を受けた。

対応の手順

 学生生活支援課と協議を行ない、ベッド休養する時間を決めるため、授業の時間割を確認した。

学生との話し合い

 本人、母親と保健管理センター職員で、実際のトイレスペースと食事場所、ベッド休養室の確認を行なった。

支援内容

 関節拘縮と不随意運動があるため、ベッド転落防止用のベッド柵4本とベッド柵の幅に合うマットレスを購入した。また、発汗が多いためベッド上に防水シーツを常に敷いておく、不随意運動によりベッド柵に手をぶつけないよう毛布等で包むなどの環境整備を行なった。また、毎日トイレ介助時に使用するストレッチャーの出し入れを看護職員2名で対応しており、更に車椅子からベッドへの移動時の援助を行なっている。

【事例No.37】 肢体不自由・他の機能障害(ぼうこう機能障害、体幹機能障害)

場面

  • 授業、試験、移動、施設改修等
  • 学外生活(通学・入寮等)

学校基本情報

(平成26年度(2014年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査より)

私立大学 学校規模〔2,000人から4,999人〕 
障害学生数〔21人以上〕 対応する委員会〔学生支援委員会〕 支援担当部署・機関〔学生支援センター、保健センター、教務課、学生相談室〕
肢体不自由障害学生への支援
〔試験時間延長・別室受験、パソコンの持込使用許可、使用教室配慮、実技・実習配慮、教室内座席配慮、専用机・イス・スペース確保、提出物期限の配慮、個別指導〕

支援の申し出

申し出者=本人 社会学 2年次(男)
 上記、病状により授業内においての配慮の申し出があった。

申し出を受けた部署

 学生支援委員、担任、学生支援センター

対応の手順

 担任教員、学生支援委員から支援内容のニーズの聞き取りを行なった後、学生支援委員会で協議した。その後、学生の履修科目の全教員に支援依頼文書を配付した。

学生との話し合い

 学生支援委員、担任教員が支援内容の希望を聞き取り、学生支援委員会での協議の結果と履修科目の教員の回答を学生に説明した。

支援内容

 休憩時間にトイレに行くと時間がかかることがあるので遅刻することへの理解と許可、授業中にトイレに行きたくなることがあるので中途退席の許可、病院へ通院しているため月1回遅刻することの許可、実習ノートやレポートを提出する際のパソコン使用許可、学内への車の乗り入れ許可。

学内協議参加部署・機関

 委員会、支援担当部署、所属学部・教員

【事例No.38】 重複 (下肢機能障害、難聴、病弱・虚弱)

場面

  • 授業、試験、移動、施設改修等
  • 学外生活(通学・入寮等)

学校基本情報

(平成26年度(2014年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査より)

国立大学 学校規模〔2,000人から4,999人〕
障害学生数〔2人から5人〕 対応する委員会〔学生生活委員会〕 支援担当部署・機関〔学生支援室、教務課、学生課、国際交流課、入試課〕
肢体不自由障害学生への支援
〔注意事項等文書伝達、実技・実習配慮、教室内座席配慮、専用机・イス・スペース確保、休憩室の確保、通学支援(自動車通学の許可、専用駐車場の確保等)〕

支援の申し出

申し出者=本人・本人以外 学部 1年次(男)

 入学試験受験前に担任教員から大学の受入体制について問い合わせがあった。合格後、本人から、大学構内にある学生宿舎(身体障害者用の居室)への入居、学生宿舎から講義棟へのバリアフリー化(段差解消)及びトイレの汚物入れ設置について要望があった。また、授業では前の座席への着席あるいは、教員のマイク使用について要望があった。

申し出を受けた部署

 入試受験前に学生課に受入体制について問い合わせがあった。その後、オープンキャンパスの相談コーナーで本人からの質問に各担当(入試担当、教務担当、学生生活担当)が応じた。

対応の手順

 施設担当と構内の学生宿舎から講義棟までの移動時の安全確保、トイレの汚物入れ設置について協議した。また、教務担当に授業時の前の席での着席や教員のマイク利用について確認した。

学生との話し合い

 基本的には車椅子を利用するが、装具を使い歩行することも可能であるとのことであった。

支援内容

 移動時の安全確保のため、生垣の刈り込み、カーブミラー2本の設置、ゴミ収集所のコンクリート補修、スチールスロープ設置及び各所段差のコンクリート補修を行なうとともに、トイレに汚物入れを設置した。


他の支援・配慮事例ページ