【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:1から499人

対象学生

学科(専攻):社会科学、1年次、視覚障害(盲)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

学生寮への入居、施設等の利用やサービスの提供

2.内容

視覚障害のある学生から、学生用ロッカー(有料)がダイヤル式で番号が見えないため使えないと、学生支援センターに申し出があった。当該学生は、教材の他に、学修に必要な視覚障害者用の機器類を持参している。
当初の申し出を受けて、ロッカーの担当者から、

  • 友人に開閉してもらう
  • 自分でわかるダイヤルの動かし方を設定する(一方で、ダイヤルがずれてしまった時に開けるのは困難)
  • ロッカーを使わない場合は返金が可能であること
  • 使える方法のアイデアがあれば教えてほしい

との旨を伝えた。
当該学生にとって上記の方法がどれも難しかったため、再度申し出があった。

学校の対応

1.関わった部署

障害学生支援部署、学生生活支援担当部署(学生課等)、その他(図書館長、図書館職員)

2.対応内容

申し出を受け、担当部署である学生支援センター(ロッカー担当者、障害学生支援担当者を含む)で話し合いを行なった。
予算上、カギ式のロッカーの新規購入が難しかったため、カギ式の旧ロッカーの設置を検討したが、設置場所の確保と耐震対策がとれなかった。
そこで、図書館利用者用に設置しているロッカーの使用ができないか図書館へたずねたところ、暫定的に使用させてもらう許可を得た。
当該学生へ、上記の経緯を報告したところ、ロッカー代金の払い戻しを希望されたので、返金をした。また、図書館のロッカーが使用可能であることを伝えたが、今のところ利用をしていない様子である。

理由、原因等 ※学校の回答

学生等の反応

その後の経過

視覚障害のある学生に限らず、車いす利用学生等、必要な機器類や重い荷物を持って移動するのが困難な障害学生にとって、特に雨天時の学内移動の際に、使用しない教材を入れておけるロッカーのニーズがある。今後、視覚障害学生も使いやすいロッカーの設置が課題となっている。

【参照】