病弱・虚弱では疾患や障害の種類が多様であるとともに、同じ疾患や障害のある学生が少ないのが特徴です(場合によっては1人のこともある)。本人が障害を積極的に明らかにしないケースも多く、自分の障害が周囲の人々に理解されないこともあるため、精神的に孤独な状況に陥ることのないような環境づくりが望ましいと思われます。
 したがって、プライバシーに配慮しつつ、本人の障害を理解してくれる教職員、友人の役割は重要です。障害学生支援担当者が調整役となって、保健管理センターや主治医と教職員が連携して情報を共有し、本人、友人、支援スタッフを交えたコミュニケーションが気軽にできる環境を整えることが必要です。

 一方で、単に親しい友人ということで、当然のように周囲の学生に支援負担をかけることは、対等な友人関係を築いていく上で望ましくありません。友人と、一定のトレーニングを受けた支援スタッフは分けて考えることが大切です。

必要な支援

  • プライバシーの保護
  • 本人の疾患や障害を理解してくれる教職員、友人等、障害学生支援担当者が調整役となって、保健管理センターと教育組織が連携して情報を共有し、本人、支援スタッフを交えたコミュニケーションのもと、支援体制を整えること

コラム

電動車いすの我が息子、入学させるにあたって不安でいっぱいでした。でも、「何かあったら言いに来てくださいね」の一言が、私を勇気づけ、息子と一緒にがんばることができました。大学のスタッフの皆様、ご支援ありがとうございました。(経済学部、既卒、20代男性、筋ジストロフィー保護者)


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