成績評価に関わる試験やレポートを実施するときは、聴覚に障害があることで評価に不利益が起こることのないよう、十分な配慮が必要です。具体的には、以下のような対応が求められるでしょう。

 履修登録前にシラバスなどで授業形態(発表・グループ作業・実習・実験等)、視聴覚教材使用の有無及び成績評価の方法について確認した上で、配慮を必要とする場合は、窓口へ相談に来るよう伝える。

 公平な評価ができるよう配慮の有無と内容を決定し、聴覚障害のある学生が納得した上で登録を完了してもらう。

配慮を行なう場合、いつ・どこで・どのように行なうか明確に伝える。
配慮内容の例:ノートテイカーの派遣、別室受験、代替措置(レポート・別問題等)

試験時にノートテイカー(1人)がつく場合

内容:注意事項や問題訂正の説明などのノートテイク
時間:試験開始から15分から30分(様子を見て退室)

◆注意点

  • ノートテイカーがつくことについて授業担当者に事前連絡をして承諾を得る
  • ノートテイカーは聴覚障害のある学生のプライバシー保護や守秘義務があるため、試験時のノートテイクで得た個人情報を他に口外しない
  • 試験内容に関して聴覚障害のある学生に助言したり、答えを教えるなどの行為をしない
  • 試験中は、聴覚障害のある学生や周りの学生の気を散らすことのないよう、静かに待機し、静かに退室する
  • ノートテイカーであることを知らせるため、ネームホルダーや専用ジャンパーを着用する

連絡メモ例 (対応中は机上の見えるところに置き、退室時に試験監督者へ渡す)
聴覚障害のある学生○○○さんのノートテイクをしている支援スタッフです。
試験開始後しばらくは待機していますが、30分以内に退室しますので、その後に連絡事項がある場合は、板書か筆談でお願いいたします。   
               障害学生支援スタッフ △△△△△

こんな工夫もできます

 教員向けガイドブックや出講案内に障害学生支援の項目を設け、「ビデオや音楽、または音に関する教材を用いて、その場でレポートを書かせるような課題は、 内容把握に時間を要しますので、教材内容を資料として配付するか、教材の中身がきちんと伝わっているか確認した上で、対応してください」など、詳細な配慮 内容を掲載すると良いでしょう。


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