入学試験

 入学試験当日ですが、試験室・自席までの介助、各種連絡事項の周知が徹底される必要があります。特に視覚や聴覚に障害を持つ受験生の場合、試験というプレッシャーと共に、情報がきちっと自分の所に来ているのか、自分は当日の変更点を含め受験の流れを全て把握しているのかというような“疑心暗鬼”に陥ることにもなります。 少しでも負担をなくすような配慮が必要です。必ず、連絡事項を板書し、声に出して読み上げます。
 障害を持つ受験生には、別室受験がしばしば行なわれますが、部屋の確保、監督員の増員、案内の配置なども必要になってきます。また、休憩室の設置が必要となる場合もあります。
 試験問題・解答方法に関しては、問題の点訳・拡大、解答時間の延長などの措置が取られますが、多くの大学では、「大学入試センター試験の特別措置」に準じた対応を取っているようです。なお、最近では、パソコンを用いた解答方法を検討している大学もあるようですが、その場合には、また別の配慮・注意も必要になってきます。
 
 入学相談・受験相談、入学試験と書いてきましたが、次の点に気をつけてください。
 これら入学・受験相談や入学試験で行なわれた配慮や支援内容を、入学後の修学支援の担当となる学務・学生・教学などの課(係)に、必ず連絡するということです。

 個人情報保護という理由で、担当者間の連絡がなく、受験生や合格者のことが分からず、入学後の支援が後手にまわるということを聞くことがあります。例えば、障害者手帳の番号は必要ありませんが、受験時の支援内容などの情報は、入学後も役に立ちます。スムーズに支援体制をスタートさせるために、学生相談室や保健管理センターなどを含めた関連する組織や担当者間の連絡はとても重要です。