定期試験

 定期試験は、原則として、入学試験と同じような対応を行なえば良いわけです。問題点訳、別室受験、監督員増員などですが、実はそう簡単では、ありません。
 入試の場合は大学全体として行なうわけで、外部への点訳依頼、誘導・介助のための人員増員は大きな問題とはなりませんが、学内の定期試験の場合、そのような体制が取れるのはむしろ稀だと思います。
 試験の実施に関する連絡などは、学内点訳サークルへの依頼、それができなければ、担当職員が点訳を実施する、などで対応できます。またまた仕事がでてきますが、問題なのは、試験そのものの点訳が必要な場合です。学生サークルに頼むわけにはいきません。職員が一室にこもってということにもなりかねません。ただ、そのような場合、下に示すように、試験方法の変更が行なわれることも多いようです。
 更に、聴覚障害学生がいる教室では、入試と同様、各種の指示について、板書をしなければなりませんし、それらについての監督員への徹底も必要です。
 別室受験の場合は、部屋の確保や監督員増員が必要です。これらの直接の担当は教務係だと思いますが、支援担当者は連絡を十分にとっておく必要があります。
 
 また、試験方法をどのようにしたら良いかというような教員からの相談もあります。代替問題の作成、レポートへの変更、口頭試問など、適切と思われる方法をアドバイスするのも支援担当職員の仕事です。「単位のことですから先生がお考えください」とは言えませんし、前述の面談、日常的なコミュニケーションで、その障害学生がどのようにしたら最も能力を発揮できるかということを一番よく知っているのは、支援担当職員ですから、無理もないことだと思います。