このページでは、留学生交流に携わる方へ、留学生の受入れ促進のためのポイント等を紹介します。

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留学希望者に学校情報をもっと発信したい

海外で学校案内を配布する

日本学生支援機構(JASSO)では、留学希望者が日本の教育機関の資料や日本留学関連図書を閲覧できるように、次の場所に学校資料閲覧コーナーを設けています。

JASSO拠点へ学校資料を送付する方法は、次のとおりです。

  • 各資料公開拠点、JASSO海外事務所へ直接送付する(発送料は貴機関のご負担となります)
  • JASSO主催の「日本留学フェア」・「外国人学生のための進学説明会」において、学校資料を提供する (各フェア、説明会の参加校が対象となります)

海外で実施する日本留学試験受験者への資料配布も可能です。日本留学試験を利用した渡日前入学許可校は、日本留学試験実施日(6月および11月)に、海外の全ての試験会場の資料配布コーナーにおいて、学校のパンフレット、募集要項を受験者に配布することができます。

留学希望者の保護者は、日本語だけでなく英語も理解できないことがあります。大学の出願手続きや学費などを簡単にA4一枚程度にまとめた現地語の資料があれば大変喜ばれます。また、現地語の資料は閲覧される確率が高くなりますので、ぜひ作成をお願いいたします。

A4一枚程度にまとめた現地語の資料に盛り込んで欲しいと要望のあった内容
出願時に必要な試験(EJUやTOEFL等)
選考方法
入学までのスケジュール
奨学金情報 ※特に、国・地域に特化した奨学金
学費情報
宿舎情報

海外で行う学校説明会を周知する

JASSO海外事務所では、各事務所の独自ウェブサイト、SNS(Facebook)により日本留学等の情報を発信しています。貴機関が現地で行う説明会や、現地の学生を対象とした奨学金制度等の紹介が可能です。掲載を希望する場合はJASSO海外事務所にお問い合わせください。

「日本留学フェア」・「外国人学生のための進学説明会」に参加する

JASSOは、海外の留学希望者を対象とした「日本留学フェア」、日本語教育機関で学ぶ学生を対象とした「外国人学生のための進学説明会」を実施しています。「日本留学フェア」・「外国人学生のための進学説明会」に参加を希望する場合は、「日本留学フェア」・「外国人学生のための進学説明会」参加機関募集をご覧ください。

海外の現地教育展に出展する

JASSOが主催する日本留学フェアの他にも、各地で、現地の教育機関や政府等が主催する留学フェアが開催されていますので、積極的に出展されることをお勧めします。JASSOウェブサイトでも、海外の政府主催教育展等の出展機関募集についてお知らせしています。

留学希望者からのよくある質問について知りたい

出願資格

「出願資格はどうなっていますか?」
「必要な書類は何ですか?」
「願書はどうやって手に入れますか」

下記の「留学希望者が出願しやすいよう環境を整えたい」をご参照ください。

出願資格(特殊なケース)

「保護者の仕事の都合で、数年日本に滞在し、日本の高校を卒業したので、留学生向け試験が受験できない。」
「両親が国際結婚をして、重国籍であり、タイの高校を卒業したが、日本国籍を持っているため、留学生向け試験が受験できない。」

外国人留学生向けの入学試験では、日本での滞在歴や国籍、在留資格などから、出願資格に制限を設けている場合があります。近年、上記ような背景を持つ学生より、留学生向けの試験も、日本人学生向けの入学試験にも対応できないといった相談が寄せられています。
各機関におかれましても、多様な背景の学生に対応した制度を整えていただくとともに、わかりやすい情報提供をお願いいたします。
また、日本の高校を卒業した(卒業見込みを含む)者が外国人留学生入試を受験できる学校については、ぜひ下記のお問い合わせ先まで情報をお知らせください。

日本留学試験(EJU)

「どの科目を受験すればいいですか」
「EJUの日本語科目の点数は何点必要ですか。」

入試要項で、「日本留学試験を受験すること」と指定していても、必須科目、基礎学力(数学、総合科目、理科)の出題言語が明記されていない場合がありますので、具体的に指定してください。また、EJUの合格目安点についての質問も多いので、具体的な情報提供をお願いいたします。

過去問題

「過去の入試問題を知りたい」

貴機関独自の試験を課す場合、過去問題やサンプル問題がウェブサイト上で公開されていない場合や、学校に直接行かないと閲覧できない場合、日本国外の学生にとっては、試験準備に困難が生じます。過去問題やサンプル問題の公表等もご検討ください。

保証人、連絡人

「日本在住の保証人、連絡人がみつからないのですが、どうすればいいですか」

留学生が出願、入学する際、日本在住の保証人を要求している学校が未だ存在していますが、保証人を探すことは留学生にとって大きな負担となっています。保証人を不要にする、自国の親族でも保証人とすることができる等、対応をお願いいたします。

教授言語

「授業は日本語ですか、英語ですか」
「日本語能力はどの位必要ですか。」
「英語プログラムでも日本語を学べますか。」
「留学生のための日本語のクラスは開講されていますか?」

近年、教授言語が英語で、学位が取得できるコースが増えていますが、コースの紹介ページに、教授言語が記載されていない場合、日本語による授業か、英語による授業か判断がつかない場合があります。また、日本語で行う授業であっても、英語でコースが紹介されていたため、英語で授業を行うと誤解を生む場合もあります。コース紹介では、教授言語、コース開始月、コース期間、取得可能な学位、留学生を対象とした日本語のクラスが受講できるか等の情報も提供をお願いいたします。
下記の「留学希望者にとってわかりやすいウェブサイトを作成したい」をご参照ください。

奨学金

「奨学金がもらえるかどうか、日本に行く前にわかりますか」
「奨学金を申請するためにどこへコンタクトを取ればいいか分からない」

留学希望者からは、渡日前に応募可能な奨学金や、授業料減免制度についての質問が多く寄せられています。また、留学生向けの制度が充実していても、ウェブサイトやパンフレットの記載箇所が見つけにくかったり、誰を対象とした制度であるか明記されていないため、学生に制度の概要が伝わっていないこともあります。奨学金については、対象、申請時期、申請方法、選考基準、支給開始時期、連絡先等の情報を掲載ください。

授業料、生活費

「一年目に必要な学費はいくらですか?」
「授業料、生活費は具体的にどうなっていますか 」
「寮に住めますか? 」
「住居費はいくらくらいかかりますか?」
「残高証明書が必要と書いてありますが、いくら必要ですか?」


初年度と次年度以降で、どの程度の金額が必要かという質問も多く寄せられています。寮及び住宅情報についての問い合わせも多くあります。また、提出書類に銀行預金残高証明書の提出を求めている学校がありますが、どの程度の残高が必要かという質問も、よく寄せられます。学生が準備しなければならない金額を具体的に紹介するよう、お願いいたします。

就職・インターンシップ

「留学生の就職率はどのくらいですか」
「インターンシップを経験できますか」
「先輩は、どんな会社に就職していますか? 」

留学生後のキャリアパスについての質問も多く寄せられています。特に、自分の国からの先輩が、入学までどのような準備をし、卒業してからどのように活躍しているかという具体的な姿がイメージできる情報が求められています。
また、海外ではインターンシップを単位として認定している場合もあるため、インターンシップを希望する声も聞かれます。

問い合わせ先

「学校は、どこにありますか?」
「入試についての問い合わせ先は、どこですか?」
「漢字の学校名の読み方がわかりません。 」

留学希望者の問い合わせ先がどこに記載されているかわかりにくいことが多く、また英文の所在地が掲載されていないことがあります。その他、漢字圏の学生の場合、学校の漢字名称は見覚えがあるが、英文学校名を見ても、漢字と学校名の読み方が結びつかないため、英文名称を見ても、どの学校か認識できないという事例もあります。
お問い合わせ先は、和文TOPページおよび英文TOPページの双方よりリンクを作成することを推奨します。

留学希望者にとってわかりやすいウェブサイトを作成したい

留学希望者が留学先の検討にあたり、まず目にするのは、貴機関のウェブサイトです。しかし、留学希望者からは、ウェブサイトによる情報収集の際の不満として次のような声が寄せられています。

「知りたいコンテンツがどこに掲載されているのかわからない」
「英語や現地語で、内容を詳しく知りたい」

知りたいコンテンツを調べにくい理由には、次の要因が考えられます。

プログラム名から、何が学べるのか推測できない

「何が学べるか」という観点で情報を探した場合、プログラム名が、正式名称ではなくアルファベット略語の場合や、何が学べるか理解しにくい名称の場合は、ユーザーの目につきやすい場所に、説明が必要です。プログラム名称だけが書かれたウェブバナーでは、内容が伝わりません。

取得できる学位、教授言語がわからない

英文のウェブサイトには英語で学部・学科名が記載されていますが、その場合、教授言語も英語であると勘違いする留学希望者がいます。プログラムやコースの紹介文には、次の項目も盛り込んでいただければ正しい情報発信ができます。

  • 取得可能な学位
  • プログラムの期間
  • 教授言語
  • 入学時期

また、PDFファイルの募集要項の表紙に、プログラム名が記載されていない場合があります。PDFファイルのみ検索結果に表れた場合、何のプログラムの案内か判別できない場合があります。

ファイル形式の問題

  • 学校名やプログラム名等のテキストが、画像に埋め込まれているため、検索したい用語をコピーアンドペーストができない
  • PDFファイルに情報が掲載されているので、PDFをダウンロードしないと概要が分からない。
    (PDFの内容は英語でも、日本語のページからリンクされていると留学生が気づかない場合があります。)

ウェブサイトの構造の問題

  • サイトマップが掲載されていない、トップページからの誘導がない
  • 学部、学科、プログラムレベルで情報が分散しているため、ページの誘導が、利用者の目線にたってなされていない。 (入試情報が、全学まとめたページに掲載されている場合と、あるプログラムだけ、別のページに掲載されている場合がある)

用語や多言語の問題

  • 用語(特に外国語訳)が、ウェブサイト内で統一されていないため、検索しても適切な結果が表示されない
  • 学校の所在地が日本語版のページにのみ掲載されていたり、問い合わせ先に住所やメールアドレスが書いていなかったり、多言語間での記載事項にばらつきがあります。

留学希望者が出願しやすいよう環境を整えたい

入試制度が複雑で内容を理解できなかったり、出願手続きが煩雑であったりするため、出願をためらう留学希望者も多くいます。留学希望者にとって障壁となっている点については、ウェブマガジン留学交流の記事でも、たびたび紹介していますのでご覧ください。

留学希望者から、具体的には次の点を改善してほしいとの声があります。

願書をウェブサイトからダウンロードしたい

出願のために、願書を日本から取り寄せなければならない学校がありますが、国外からの願書取り寄せに対応していなかったり、返信用の国際切手の同封を求めたりする学校があります。国際返信切手が入手できない国もありますので、入試要項や願書はウェブサイトにも掲載し、紙媒体の資料には、願書の掲載場所のURLを記載してください。また、願書の項目や、説明も、和英併記にする等、ご検討ください。

出願料をクレジットカードで支払いたい

出願料の支払いについて、クレジットカードの支払いに対応せず、銀行送金のみしか受け付けをしない学校がありますが、海外送金手数料が高額のため、出願をためらう場合もあります。
海外に大学の事務所がある場合、その事務所において出願や出願料の支払いを受け付けてほしいという要望もあります。

入学試験のために日本へ行くのが負担です

日本留学試験(EJU)を利用した渡日前入学許可をJASSOでは薦めています。日本留学試験(EJU)を利用した渡日前入学許可については、こちらをご覧ください。
また、JASSO海外事務所では、入学試験会場等のために会議室の貸し出しを行っています。

大学の国際教育交流に関するネットワークに参加したい

JAFSA(国際教育交流協議会)は、1968年に設立され、2003年に法人格を取得した特定非営利活動法人(NPO)で、主に大学の国際教育交流に関する情報交換・調査・研究・研修・出版・提言等の諸活動を行っており、約300に及ぶ大学・教育機関・企業等を会員とするネットワーク組織です。

海外の教育事情について理解を深めたい

JASSOでは、ウェブマガジン「留学交流」で、留学生の受入れ・派遣の事務や教育指導にあたる方々に必要な情報や資料を豊富に集めてお届けしています


お問い合わせ

独立行政法人日本学生支援機構 留学生事業部 留学情報課 日本留学係
  • 電話03-5520-6111
  • E-mailinfoin【@】jasso.go.jp
  • メールを送る際は@の前後の【】を取ってご利用ください。