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平成23年度奨学金の延滞者に関する属性調査結果

Ⅰ.調査目的

(目的)
 奨学金の延滞者の属性を把握し、今後の奨学金回収方策に役立てることとする。

(調査対象)
1.平成23年12月において、奨学金返還を3ヶ月以上延滞している者(以下「延滞者」という。)
2.平成23年12月において、奨学金返還を延滞していない者(以下「無延滞者」という。)

(調査方法)
 無作為に抽出し、調査票を送付

(調査時点)
 平成23年12月

(調査数)

発送件数 回答件数 回答率
延滞者 19,120 4,169 21.8%
無延滞者(※)
-
1,117 (28.8%)
無延滞者について回答件数の補正を行なった。回答率は補正前の回答率。下記(注意)4.を参照

(注意)

1 . 表は無回答を除いた比率で集計している。
2 . 四捨五入をした数を使用しているため、内訳の数の合計が合計欄の数と一致しない場合がある。
3 . 「延滞が始まった理由(きっかけ)」、「延滞が継続している理由」、「猶予制度をどこから知ったか」、「延滞になったことを知ったきっかけ」、「延滞の解消方法」及び「延滞の早期解消方法」は複数回答のため、率の合計は100%にならない。
4 . 無延滞者の回答数補正について
無延滞者の調査票発送者を抽出する際に、返還方法(口座振替による返還か、払込用紙による返還か)による層化抽出(調査票発送者の返還方法別の割合が、無延滞者全体での返還方法別の割合と同じになるように抽出する)を行なうところ、払込用紙による返還者を多く抽出した。しかし、調査票では返還方法については尋ねていないため、得られた回答を返還方法を基に補正することはできない。返還方法は、無延滞者の年齢構成比に大きな影響を与えるため、得られた回答を無延滞者全体の年齢構成比と同様の構成比になるよう補正を行なった。
※補正前の回収状況:発送件数9,754件、回答件数2,804件、回答率28.8%

(参考)

平成23年度末現在の状況

  • 返還を要する者の債権(期日到来分のみ。):3,014千人
  • 返還している者:2,683千人
  • 1日以上の延滞債権:331千人
  • 3ヶ月以上の延滞債権:197千人

II.調査結果

1.主な返還者

(1)主な返還者(択一)

 主な返還者は、延滞者の場合で「本人」68.0%、「連帯保証人」16.0%、無延滞者の場合で「本人」80.6%、「連帯保証人」8.9%である。延滞者、無延滞者ともに本人が主な返還者である割合が最も高いが、延滞者では無延滞者に比べて12.6%低くなっている。

表1-1 主な返還者(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
奨学生本人 2,749 68.0 866 80.6
連帯保証人 646 16.0 96 8.9
保証人 187 4.6 28 2.6
連帯保証人・保証人以外の父母 323 8.0 31 2.9
配偶者 69 1.7 34 3.2
その他 66 1.6 19 1.8
4,040 100.0 1,074 100.0

(2)主な返還者と回答者との関係

 延滞者の場合、回答者(このアンケート調査に回答した者)が主な返還者であることが多い(回答者が配偶者である場合を除く)のに対し、無延滞者の場合、延滞者と比べると回答者にかかわらず本人が主な返還者であることが多い。

表1-2-1 主な返還者と回答者(延滞者)(単位:人・%)
区分 回答者
奨学生本人 連帯保証人 保証人 連帯保証人
・保証人
以外の父母
配偶者 その他
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
主な返還者 奨学生本人 2,445 89.9 128 20.4 40 20.4 73 22.0 50 56.8 5 18.5 2,741 68.7
連帯保証人 125 4.6 479 76.3 14 7.1 0 0.0 3 3.4 1 3.7 622 15.6
保証人 29 1.1 12 1.9 136 69.4 6 1.8 1 1.1 1 3.7 185 4.6
連帯保証人・保証人以外の父母 49 1.8 0 0.0 5 2.6 245 73.8 3 3.4 6 22.2 308 7.7
配偶者 32 1.2 2 0.3 0 0.0 3 0.9 31 35.2 1 3.7 69 1.7
その他 40 1.5 7 1.1 1 0.5 5 1.5 0 0.0 13 48.1 66 1.7
2,720 100.0 628 100.0 196 100.0 332 100.0 88 100.0 27 100.0 3,991 100.0
表1-2-2 主な返還者と回答者(無延滞者)(単位:人・%)
区分 回答者
奨学生本人 連帯保証人 保証人 連帯保証人
・保証人
以外の父母
配偶者 その他
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
主な返還者 奨学生本人 730 89.9 67 48.2 20 46.5 36 58.1 9 81.8 4 57.1 866 80.6
連帯保証人 23 2.8 67 48.2 1 2.3 5 8.1 0 0.0 0 0.0 96 8.9
保証人 8 1.0 0 0.0 18 41.9 2 3.2 0 0.0 0 0.0 28 2.6
連帯保証人・保証人以外の父母 10 1.2 2 1.4 3 7.0 16 25.8 0 0.0 0 0.0 31 2.9
配偶者 32 3.9 0 0.0 0 0.0 0 0.0 2 18.2 0 0.0 34 3.2
その他 9 1.1 3 2.2 1 2.3 3 4.8 0 0.0 3 42.9 19 18
812 100.0 139 100.0 43 100.0 62 100.0 11 100.0 7 100.0 1,074 100.0

2.本人の職業(択一)

 延滞者の場合、「常勤社(職)員」が最も多く34.5%、次いで「無職・失業中/休職中」18.9%、「非常勤社(職)員」13.3%となっている。無延滞者の場合、「学生(留学)を含む」(8.1%)を除くと、「常勤社(職)員」が57.5%と最も多く、次いで「非常勤社(職)員」の7.7%と なっている。
 延滞者は、無延滞者と比較して「常勤社(職)員」となっている者の割合が低く、「非常勤社(職)員」や「派遣社員」、「無職・失業中/休職中」の割合が高くなっている。

表2-1 本人の職業(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
常勤社(職)員 (※1) 1,410 34.5 639 57.5
常勤社(職)員(雇用期限がある) 256 6.3 61 5.5
非常勤社(職)員 (※2) 542 13.3 85 7.7
派遣社員 (※3) 306 7.5 33 3.0
自営/家業 211 5.2 24 2.2
学生(留学)を含む 48 1.2 90 8.1
専業主婦(夫) 328 8.0 82 7.4
無職・失業中/休職中 (※4) 774 18.9 71 6.4
その他 212 5.2 26 2.3
4,087 100.0 1,111 100.0
※1 平成22年度の区分は、「正社員・正職員」
※2 平成22年度の区分は、「パート・アルバイト」
※3 平成22年度の区分は、「派遣・臨時職員」
※4 平成22年度の区分は、「無職・失業中」と「休職中」は別区分

3.本人の年収(択一)

 延滞者の場合、「100~200万円未満」が最も多く23.7%、次いで「1円~100万円未満」20.9%、「0円」18.5%、「200~300万円未満」20.3%で、年収300万円未満で83.4%となっている。
 無延滞者の場合、「200万円~300万円未満」が最も多く23.8%、次いで「100~200万円未満」17.2%、「300~400万円未満」16.8%となっている。

表3-1 本人の年収(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
0円 743 18.5 129 11.7
1円~100万円未満 841 20.9 151 13.7
100~200万円未満 954 23.7 189 17.2
200~300万円未満 817 20.3 262 23.8
300~400万円未満 414 10.3 185 16.8
400万円以上 255 6.3 184 16.7
4,024 100.0 1,100 100.0
図 本人の年収

4.延滞の理由と今後の返還の見通し(延滞者のみに質問)

(1)延滞が始まった理由(きっかけ)(複数選択(2つまで))

 延滞が始まった理由(きっかけ)は「家計の収入が減った」が最も多く75.3%、次いで「家計の支出が増えた」38.8%で、「入院、事故、災害等」も家計の収入減や支出増に関係するものと思われ、17.7%であった。

表4-1 延滞が始まった理由(きっかけ)(単位:人・%)
区分 延滞者
人数 割合
忙しかった 406 9.9
返還を忘れていた 341 8.3
家計の収入が減った 3,095 75.3
家計の支出が増えた 1,595 38.8
入院、事故、災害等 729 17.7
返還するものだと思わなかった 85 2.1
その他 499 12.1
回答者数 4,111
-
(注)
1.延滞が始まった理由は2つまで回答のため、合計は100%にならない。
2.回答者数に対する割合である。

(2)延滞が継続している理由(複数選択(2つまで))

 延滞が継続している主な理由は、「本人の低所得」が最も多く49.3%、次いで「親の経済困難」35.5%、「奨学金の延滞金額の増加」28.6%となっている。

表4-2 延滞が継続している理由(単位:人・%)
区分 延滞者
人数
割合
本人が病気療養中 249 6.2
本人が学生(留学を含む) 45 1.1
本人が失業中(無職) 769 19.1
本人の低所得 1,982 49.3
本人の借入金の返済 788 19.6
奨学金の延滞金額の増加 1,149 28.6
親の経済困難 1,425 35.5
配偶者の経済困難 198 4.9
家族の病気療養 316 7.9
忙しくて忘れていた 155 3.9
返還するものだとは思っていない 9 0.2
その他 153 3.8
回答者数 4,017 -

(注)

1 . 延滞が継続している理由は2つまで回答のため、合計は100%にならない。
2 . 回答者数に対する割合である。

(3)延滞が始まった理由(きっかけ)と継続している理由の関係

 延滞が始まった理由により、継続の理由にも多少バラつきがあるが、「本人の低所得」と「奨学金の延滞金額の増加」を延滞継続の理由とする割合が高くなっている。

表4-3 延滞が始まった理由(きっかけ)と継続している理由(単位:人・%)
区分 始まった理由
忙しかった 返還を
忘れていた
収入が
減った
支出が
増えた
入院、
事故、
災害等
返還する
ものだと
思わな
かった
その他
人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合
継続の理由 本人が
病気療養中
16 4.1 9 2.7 182 6.0 41 2.6 134 18.6 8 9.9 33 7.1 247 6.2
本人が学生
(留学を含む)
7 1.8 4 1.2 26 0.9 12 0.8 5 0.7 0 0.0 15 3.2 43 1.1
本人が
失業中
(無職)
49 12.5 48 14.5 655 21.5 225 14.4 158 22.0 15 18.5 82 17.6 766 19.1
本人の
低所得
161 41.0 155 46.8 1,670 54.8 776 49.7 313 43.5 43 53.1 152 32.6 1,980 49.5
本人の
借入金の
返済
80 20.4 67 20.2 561 18.4 472 30.2 105 14.6 13 16.0 65 13.9 787 19.7
奨学金の
延滞金額の
増加
144 36.6 138 41.7 817 26.8 488 31.3 157 21.8 24 29.6 140 30.0 1,147 28.7
親の
経済困難
70 17.8 59 17.8 1,155 37.9 615 39.4 290 40.3 27 33.3 171 36.7 1,417 35.4
配偶者の
経済困難
15 3.8 9 2.7 163 5.3 100 6.4 23 3.2 5 6.2 26 5.6 198 4.9
家族の
病気療養
18 4.6 17 5.1 239 7.8 123 7.9 145 20.2 3 3.7 26 5.6 316 7.9
忙しくて
忘れていた
106 27.0 47 14.2 57 1.9 39 2.5 16 2.2 2 2.5 13 2.8 155 3.9
返還する
ものだとは
思っていない
0 0.0 0 0.0 7 0.2 3 0.2 0 0.0 5 6.2 1 0.2 9 0.2
その他 19 4.8 22 6.6 63 2.1 30 1.9 16 2.2 4 4.9 73 15.7 152 3.8
回答者数 393 - 331 - 3,049 - 1,561 - 719 - 81 - 466 - 4,003 -
(注)
1.延滞が継続している理由は2つまで回答のため、合計は100%にならない。
2.回答者数に対する割合である。

(4)延滞が継続している理由と主な返還者の関係

 主な返還者が奨学生本人の場合は「本人の低所得」を理由としている者が最も多い。主な返還者が連帯保証人(原則、父母のどちらか)、保証人(原則、四親等以内の親族)及び連帯保証人・保証人以外の父母の場合は「親の経済困難」を、配偶者の場合は「配偶者の経済困難」をあげる者が最も多い。

表4-4 延滞が継続している理由と主な返還者(単位:人・%)
区分 主な返還者
奨学生本人 連帯保証人 保証人 連帯保証人
・保証人
以外の父母
配偶者 その他
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
継続の理由 本人が
病気療養中
158 5.9 32 5.0 12 6.5 22 7.1 3 4.5 10 15.4 237 6.0
本人が学生
(留学を含む)
23 0.9 9 1.4 1 0.5 3 1.0 0 0.0 2 3.1 38 1.0
本人が失業中
(無職)
459 17.2 146 23.0 39 21.1 58 18.8 20 30.3 18 27.7 740 18.8
本人の低所得 1,461 54.7 256 40.4 64 34.6 117 38.0 17 25.8 23 35.4 1,938 49.4
本人の
借入金の返済
641 24.0 62 9.8 18 9.7 34 11.0 11 16.7 8 12.3 774 19.7
奨学金の
延滞金額の
増加
878 32.9 117 18.5 40 21.6 59 19.2 23 34.8 13 20.0 1,130 28.8
親の経済困難 614 23.0 412 65.0 121 65.4 206 66.9 14 21.2 25 38.5 1,392 35.4
配偶者の
経済困難
145 5.4 16 2.5 3 1.6 8 2.6 21 31.8 4 6.2 197 5.0
家族の
病気療養
169 6.3 62 9.8 29 15.7 41 13.3 3 4.5 6 9.2 310 7.9
忙しくて
忘れていた
136 5.1 8 1.3 1 0.5 5 1.6 3 4.5 1 1.5 154 3.9
返還する
ものだとは
思っていない
6 0.2 1 0.2 1 0.5 1 0.3 0 0.0 0 0.0 9 0.2
その他 99 3.7 24 3.8 12 6.5 10 3.2 1 1.5 6 9.2 152 3.9
回答者数 2,669
-
634
-
185
-
308
-
66
-
65
-
3,927
-
(注)
1.延滞が継続している理由は2つまで回答のため、合計は100%にならない。
2.回答者数に対する割合である。

(5)延滞が継続している理由と年収との関係

 「0円」と回答した者の延滞理由は「本人が失業中(無職)」が最も多くなっている。「1円~100万円未満」、「100~200万円未満」及び 「200~300万円未満」の者の理由は「本人の低所得」が最も多くなっているのに対して、「300~400万円未満」と「400万円~」の者の理由は 「奨学金の延滞金額の増加」が多くなっている。

表4-5 延滞が継続している理由と年収(単位:人・%)
区分 年収
0円 1円~100
万円未満
100~200
万円未満
200~300
万円未満
300~400
万円未満
400万円
以上
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
継続の理由 本人が
病気療養中
105 14.4 65 7.9 36 3.8 20 2.5 10 2.6 5 2.1 241 6.2
本人が学生
(留学を含む)
15 2.1 18 2.2 6 0.6 1 0.1 2 0.5 2 0.8 44 1.1
本人が失業中
(無職)
462 63.4 206 25.0 61 6.5 20 2.5 4 1.0 1 0.4 754 19.2
本人の低所得 118 16.2 567 68.8 679 72.2 447 55.8 120 30.9 37 15.7 1,968 50.2
本人の
借入金の返済
34 4.7 73 8.9 174 18.5 241 30.1 150 38.7 103 43.6 775 19.8
奨学金の
延滞金額の
増加
137 18.8 160 19.4 291 31.0 257 32.1 173 44.6 108 45.8 1,126 28.7
親の経済困難 286 39.2 286 34.7 336 35.7 285 35.6 117 30.2 64 27.1 1,374 35.1
配偶者の
経済困難
82 11.2 46 5.6 25 2.7 24 3.0 10 2.6 10 4.2 197 5.0
家族の
病気療養
42 5.8 55 6.7 74 7.9 75 9.4 32 8.2 23 9.7 301 7.7
忙しくて
忘れていた
8 1.1 10 1.2 23 2.4 50 6.2 35 9.0 27 11.4 153 3.9
返還する
ものだとは
思っていない
3 0.4 2 0.2 0 0.0 1 0.1 1 0.3 1 0.4 8 0.2
その他 27 3.7 18 2.2 27 2.9 26 3.2 19 4.9 25 10.6 142 3.6
回答者数 729
-
824
-
940
-
801
-
388
-
236
-
3,918
-
(注)
1.延滞が継続している理由は2つまで回答のため、合計は100%にならない。
2.回答者数に対する割合である。

(6)返還の見通し(択一)

 現在における返還の見通しについては、「決められた月額等を返還できると思う」が30.3%、「決められた月額等より少ないが返還できると思う」と回答した者が50.2%となっている。年収別の回答の割合でみると、、年収が多くなるにつれて、「決められた月額等を返還できると思う」と回答する者が多くなっている。
 2~3年から数年以上経過した時点における返還の見通しについては、「決められた月額等を返還できると思う」が42.3%、「決められた月額等より少ないが返還できると思う」と回答した者が32.8%となっている。年収別の回答の割合でみると、年収が多くなるにつれて、「決められた月額等を返還できると思う」と回答する者が多くなっている。

表4-6-1 現在における返還の見通し(単位:人・%)
区分 延滞者
人数 割合
決められた月額等を返還できると思う 1,228 30.3
決められた月額等より少ないが返還できると思う 2,035 50.2
返還できないと思う 412 10.2
わからない 379 9.3
4,054 100.0
表4-6-2 2~3年から数年以上経過した時点における返還の見通し(単位:人・%)
区分 延滞者
人数 割合
決められた月額等を返還できると思う 1,714 42.3
決められた月額等より少ないが返還できると思う 1,328 32.8
返還できないと思う 78 1.9
わからない 830 20.5
3,950 97.4

5.返還期限の猶予制度について

(1)猶予制度の認知状況(択一)

 猶予制度に関しては、請求書を送付する都度、案内資料を同封する他、振替不能通知にも記載している。また、返還のてびきや返還説明会の説明事項にも含めている。
 猶予制度を「知らなかった」と回答した者は延滞者で56.7%、無延滞者で56.1%であり、延滞状況による差は見られなかった。

表5-1 猶予制度の認知度(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
知っている 1,772 43.3 490 43.9
知らなかった 2,316 56.7 626 56.1
4,088 100.0 1,116 100.0

(2)猶予制度の認知状況と年齢の関係

 延滞者においては、「知っている」と回答する者について、30%台後半~40%台と、年齢による差は小さかった。

表5-2-1 猶予制度の認知状況と年齢(延滞者)(単位:人・%)
区分 認知状況
知っている 知らなかった
人数 割合 人数 割合 人数 割合
年齢 ~24 257 45.0 314 55.0 571 100.0
25~29 600 42.3 819 57.7 1,419 100.0
30~34 424 45.8 501 54.2 925 100.0
35~39 249 43.2 327 56.8 576 100.0
40~44 160 42.2 219 57.8 379 100.0
45~ 82 37.6 136 62.4 218 100.0
1,772 43.3 2,316 56.7 4,088 100.0
表5-2-2 猶予制度の認知状況と年齢(無延滞者)(単位:人・%)
区分 認知状況
知っている 知らなかった
人数 割合 人数 割合 人数 割合
年齢 ~24 160 46.1 187 53.9 347 100.0
25~29 177 42.4 240 57.6 417 100.0
30~34 89 39.6 136 60.4 225 100.0
35~39 48 50.5 47 49.5 95 100.0
40~44 11 52.4 10 47.6 21 100.0
45~ 5 45.5 6 54.5 11 100.0
490 43.9 626 56.1 1,116 100.0

(3)猶予制度の申請状況(延滞者で猶予制度を「知っている」と回答した者に質問)(択一)

 延滞者で返還期限猶予制度を「知っている」と回答した者の猶予の申請状況は、「過去に申請したことがあるが、今は申請していない」が42.8%で最も多かった。

表5-3 猶予制度の申請状況(延滞者)(単位:人・%)
区分 延滞者
人数 割合
現在、申請している 240 13.9
申請の準備または検討中 186 10.8
過去に申請したことがあるが、今は申請していない 739 42.8
一度も利用したことがない 445 25.8
その他 115 6.7
1,725 100.0

(4)猶予申請しない理由(延滞者で猶予制度を「知っている」と回答した者のうち、猶予制度の申請状況を「過去に申請したことがあるが、今は申請していない」、「一度も利用したことがない」と回答した者に質問)(択一)

 猶予申請しない理由は「すでに猶予期間(通算60ヶ月)利用してしまったため」が26.5%で最も多く、ついで、「返還期限猶予制度の基準に該当しないため」が19.8%であった。

表5-4 猶予申請しない理由(延滞者)(単位:人・%)
区分 延滞者
人数 割合
返還期限猶予制度の基準に該当しないため 216 19.8
すでに猶予期間(通算60ヶ月)を利用してしまったため 289 26.5
猶予申請しないで返還予定のため 185 17.0
猶予申請手続きが難しいため 105 9.6
手続きがよくわからない、よく知らないため 218 20.0
その他 76 7.0
1,089 100.0

(5)猶予制度をどこから知ったか(猶予制度を「知っている」と回答した者に質問)(複数選択)

 猶予制度をどこから知ったかは、延滞者は「機構(旧日本育英会)からの通知で」が45.5%で最も多く、無延滞者は「返還のてびきを読んで」が74.9%で最も多かった。

表5-5 猶予制度をどこから知ったか(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
「返還のてびき」を読んで 615 38.9 367 74.9
日本学生支援機構のホームページで 257 16.2 17 3.5
機構(旧日本育英会)からの通知で 721 45.5 32 6.5
相談センターに電話して 696 44.0 9 1.8
学校の説明会で 77 4.9 29 5.9
連帯保証人・保証人から 117 7.4 9 1.8
連帯保証人・保証人以外の家族友人から 81 5.1 10 2.0
その他 18 1.1 3 0.6
1,583
-
490
-

6.無延滞者のこれまでの返還状況(無延滞者のみに質問)

(1)延滞経験の有無(択一)

 無延滞者において、今までに「延滞をしたことがない」が76.5%、「延滞したことがある」が18.3%となっている。

表6-1 延滞経験の有無(単位:人・%)
区分 無延滞者
人数 割合
延滞したことがない 836 76.5
延滞したことがある 200 18.3
わからない 57 5.2
1,093 100.0

(2)延滞になったことを知ったきっかけ(無延滞者で「延滞したことがある」と回答した者に質問)(複数選択)

 延滞になったことを知ったきっかけは、「機構からの振替不能(延滞)通知」が72.0%、「機構からの電話」が25.0%であった。

表6-2 延滞になったことを知ったきっかけ(単位:人・%)
区分 無延滞者
人数 割合
機構からの振替不能(延滞)通知 144 72.0
機構からの電話 50 25.0
連帯保証人・保証人からの連絡 14 7.0
口座残高を確認して 43 21.5
親・家族等からの連絡 16 8.0
債権回収会社(サービサー)からの連絡 20 10.0
その他 4 2.0
回答者数 200
-

(注)

1 . 複数回答のため合計は100%にならない。
2 . 回答者数に対する割合である。

(3)延滞の解消方法(無延滞者で「延滞したことがある」と回答した者に質問)(複数選択)

 どのように延滞の解消方法については、「延滞額を支払った」が77.5%であった。

表6-3 延滞の解消方法(単位:人・%)
区分 無延滞者
人数 割合
本人が延滞額を支払った 145 77.5
本人以外が支払った 35 18.7
猶予願が承認された 26 13.9
その他 3 1.6
回答者数 187
-

(注)

1 . 複数回答のため合計は100%にならない。
2 . 回答者数に対する割合である。

7.日本学生支援機構の奨学金制度の認知状況

(1)減額返還制度の認知状況(択一)

 「知らない」と回答した者が、延滞者が56.3%、無延滞者が43.3%であった。

表7-1 減額返還制度の認知状況(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
よく知っている 169 4.2 43 3.9
だいたい知っている 581 14.3 282 25.5
あまり知らない 1,023 25.2 303 27.3
知らない 2,283 56.3 480 43.3
4,056
100.0
1,108
100.0

(2)繰上返還制度の認知状況(無延滞者のみ)(択一)

 無延滞者において、「だいたい知っている」と回答した者が、49.3%であった。

表7-2 繰上返還制度の認知状況(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
よく知っている
-
-
202 18.3
だいたい知っている
-
-
545 49.3
あまり知らない
-
-
200 18.1
知らない
-
-
159 14.4
-
-
1,106
100.0

(3)個人信用情報機関への登録の認知状況(無延滞者のみ)(択一)

 無延滞者において、「知らない」と回答した者が、53.6%であった。

表7-3 個人信用情報機関への登録の認知状況(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
よく知っている
-
-
77 7.0
だいたい知っている
-
-
171 15.5
あまり知らない
-
-
264 23.9
知らない
-
-
592 53.6
-
-
1,104
100.0

8.文書類・ホームページの閲覧状況

(1)日本学生支援機構送付文書類の閲覧状況(択一)

 「必ず見る」と回答した者が、延滞者41.7%、無延滞者48.6%であった。

表8-1 文書類の閲覧状況(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
必ず見る 1,717 41.7 537 48.6
だいたい見る 1,605 39.0 395 35.7
あまり見ない 520 12.6 118 10.7
見ない 103 2.5 18 1.6
届いていない 121 2.9 35 3.2
その他 54 1.3 2 0.2
回答者数 4,120
100.0
1,105
100.0

(2)日本学生支援機構のホームページ閲覧状況(択一)

 「見たことはない」と回答した者が、延滞者58.0%、無延滞者61.6%であった。

表8-2 ホームページの閲覧状況(単位:人・%)
区分 延滞者 無延滞者
人数 割合 人数 割合
およそ1ヶ月に1回以上見る 20 0.5 4 0.4
年に数回見る 155 3.8 59 5.3
過去に見たことがある 622 15.2 303 27.3
見たことはない 2,382 58.0 683 61.6
見ることができない 882 21.5 56 5.0
その他 44 1.1 4 0.4
回答者数 4,105
100.0
1,109
100.0

9.日本学生支援機構の奨学金に対する意識

 奨学金に対する意識について質問したところ、それぞれの問いで最も割合が高かったの回答は次の通りであった。

延滞者
無延滞者
情報提供度
日本学生支援機構からの情報提供は十分である
「どちらともいえない」
40.8%
「どちらともいえない」
43.7%
返還負担度
現在、奨学金の返還が負担になっている
「そう思う」
40.5%
「そう思わない」
26.7%
返還義務度
借りたものなので必ず返さなければならない
「とてもそう思う」
59.8%
「とてもそう思う」
66.7%
回収強化度
回収は強化すべきである
「どちらともいえない」
64.0%
「そう思う」
35.3%
督促のきびしさ度
延滞への対応がきびしい
「どちらともいえない」
44.9%
「どちらともいえない」
50.0%
給付制度必要度
給付型の奨学金が必要である
「どちらともいえない」
34.7%
「どちらともいえない」
35.6%
表9-1 日本学生支援機構に対する意識(延滞者)(単位:人・%)
区分 情報提供度 返還負担度 返還義務度 回収強化度 督促の
きびしさ度
給付制度
必要度
日本学生
支援機構
からの
情報提供は
十分である
現在、
奨学金の
返還が負担に
なっている
借りたもの
なので必ず
返さなければ
ならない
回収は
強化
するべきで
ある
延滞への
対応が
きびしい
給付型の
奨学金が
必要である
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
とてもそう思う 212 5.3 1,518 37.6 2,426 59.8 89 2.2 533 13.2 1,190 29.9
そう思う 1,110 27.7 1,636 40.5 1,451 35.7 399 9.9 843 20.9 1,125 28.3
どちらとも
いえない
1,639 40.8 703 17.4 154 3.8 2,574 64.0 1,810 44.9 1,381 34.7
そう思わない 742 18.5 162 4.0 16 0.4 751 18.7 764 19.0 218 5.5
まったく
そう思わない
310 7.7 19 0.5 12 0.3 211 5.2 80 2.0 62 1.6
4,013 100.0 4,038 100.0 4,059 100.0 4,024 100.0 4,030 100.0 3,976 100.0
表9-2 日本学生支援機構に対する意識(無延滞者)(単位:人・%)
区分 情報提供度 返還負担度 返還義務度 回収強化度 督促の
きびしさ度
給付制度
必要度
日本学生
支援機構
からの
情報提供は
十分である
現在、
奨学金の
返還が負担に
なっている
借りたもの
なので必ず
返さなければ
ならない
回収は
強化
するべきで
ある
延滞への
対応が
きびしい
給付型の
奨学金が
必要である
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
人数
割合
とてもそう思う 48 4.3 145 13.2 740 66.7 327 29.6 18 1.7 243 22.2
そう思う 381 34.5 292 26.5 332 29.9 390 35.3 56 5.2 339 30.9
どちらとも
いえない
483 43.7 276 25.1 30 2.7 342 30.9 543 50.0 391 35.6
そう思わない 156 14.1 294 26.7 6 0.5 42 3.8 311 28.6 88 8.0
まったく
そう思わない
37 3.3 93 8.5 1 0.1 5 0.5 158 14.5 36 3.3
1,105 100.0 1,100 100.0 1,109 100.0 1,106 100.0 1,086 100.0 1,097 100.0

お問い合わせ

独立行政法人日本学生支援機構 奨学事業戦略部奨学事業戦略課 調査係
  • 〒162-8412 東京都新宿区市谷本村町10-7
  • 電話03-6743-6009
  • FAX03-6743-6679