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事例No.21(聾)DVDの文字起こしについて担当教員との連絡

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:5,000から9,999人

対象学生

学科(専攻):社会科学、2年次、聴覚・言語障害(聾)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

授業・研究指導

2.内容

授業内で急に「来週の授業でDVDを見る」と予告されたため、文字起こしをしてほしいと支援の申し出があった。(これまでは作業時間に余裕がない場合も何とか文字起こしを完了させていた。本人から教員へ、作業に時間がかかるためできるだけ早く教えてほしいと依頼済だったが直前の連絡を受けた。)

学校の対応

1.関わった部署

学生生活支援担当部署(学生課等) 、その他(ボランティアの支援学生)

2.対応内容

通常、障害学生が映像を手配(映像のどの部分を見るか教員に確認、貸していただけるよう交渉)し、支援担当部署へ支援を依頼する。文字起こし支援が必要との情報は授業のPCテイカーからすぐに伝わったため、準備をしつつ障害学生から映像のDVDが届くのを待った。教員からDVDを借りる際に当該学生が直接やり取りできず、映像のどの部分の文字起こしが必要か確認できていなかった。授業後にメールで確認したが、学生のアルバイトや教員の授業の都合で時間がかかった。ボランティア学生の都合がつかなかったため申し出の2日後に作業を開始して、翌週の授業直前まで続ける予定を組んだ。作業を始めて2日目の夕方に、教員から支援担当職員へ「担当職員を通じて今日までにDVDを返してもらう約束だが、いつになるか」と催促の連絡が入った。初めて聞いた話だったが、作業を中止してDVDを返却した(借り物で返却を急いでいた様子)。事情が分からず障害学生に確認のメールを送ったところ、「授業当日の朝に返却と勘違いしていた。先生にも謝ります」との返信があった。授業直前には作業が完了する見込みだったが、結果として不十分な支援となった。

理由、原因等 ※学校の回答

  • 過重な負担となるため(実現可能性の程度)
  • 教職員の理解
  • 支援学生の確保
  • 具体的な内容 当該学生は支援の状況や支援を受ける流れをわかっていたが、教員とのやり取りがうまくできなかった。支援学生は授業の空き時間を利用してテイク支援を提供し、さらに空いた時間で文字起こしのボランティアをしているため、当該学生もあまり余裕がないことは理解している。今回は教員から映像DVDを借りる際に直接やり取りができず、認識違いにつながった。作業に時間がかかることは教員へ説明していたはずだが、前回までの映像は作業期間が短くても、無理をして完了させていたため、教員にとって大きな問題だと感じられなかったかもしれない。

学生等の反応

自身の確認不足も感じており、仕方ないと思っているようだが、文字起こしには時間がかかるので映像視聴があれば早めに教えてほしいと既に教員に依頼していたため、戸惑っていた。当該学生は以前から教員とメールでやりとりしており、「困ることがあれば相談してくださいね」との言葉を受けていた。教員の理解がない訳ではないが、教員側が支援の現状を把握できていない可能性がある。

その後の経過

文字起こし支援の流れを表にまとめ、障害学生だけでなくボランティア学生も確認できるよう活動場所に掲示した。配慮文書に記載する映像視聴の部分を加筆修正した。

【参照】

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