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支援ガイド_支援・配慮事例_視覚障害

事例1

申し出者 本人(盲)、出身校の教員
申し出を受けた
部署
学部長・総務部・言語科目主任・学生部・障害学生支援室
申し出の内容 【講義等】板書の読み上げ、資料のテキストデータの事前提供、教科書内の使用箇所の早期通知(点訳のため)
【英語】eラーニングの代替、英語クラス分けテストの点字受験・時間延長(別室受験)
【支援機器】点字プリンタ等の機器設置、点字携帯端末の貸出
【その他】入学後自己紹介できる場の確保、掲示板情報の提供、入学前のキャンパス歩行訓練
話し合いの内容 【講義等】申し出の内容に対応することを確認した。
【英語】申し出を受け、入学前面談時に英語担当主任教員が再度聞き取りを行なった。
主任教員が科目の特性や授業の進め方を説明し、eラーニングは画面を見ながらの操作のため、指定時間内に作業を行なうことが困難であることを話し合いながら確認した。その後、英語研究室で検討することとした。
【支援機器】点字プリンタ等、主な支援機器は既に設置されている。点字携帯端末の貸出は初めての要望であり、また個人利用する物の貸出の前例もなかったため、大学と学部で協議を行なった。
【その他】<自己紹介の場>学部担当教員が新入生オリエンテーションでの時間の確保について検討を進めた。
<掲示板情報の入手>教務部担当職員が窓口対応で情報提供することを検討した。休講情報などはウェブ掲載が多く、その情報取得方法について教示する機会を担当職員が調整した。
提供した配慮 【講義等】主に所属学部で教員間の理解共有を行なった。資料のテキストデータは、授業担当教員への配慮依頼文書に学生のメールアドレスを記載し、そこに送付してもらうよう依頼した。グラフなどの内容の伝え方等について、障害学生支援室からアドバイスを行なうこともあった。
点訳については、言語科目教科書を中心に、授業担当教員から教科書の使用ページの指示があり、点訳事業者へ点訳を依頼した。
【英語】eラーニングを、別の種類の科目を2度(前後期各1回、教員・内容は異なる)履修することで代替した。また、クラス分けテストの点字・時間延長受験を認めた。
【支援機器】点字携帯端末について、フィールドワーク等学外における学習を考慮し、大学の備品として、規定に沿った手続を毎年行なうことを前提に貸出すこととした。購入するまでの期間の貸出であることを両者で確認済み。
【その他】<自己紹介の場>学部のオリエンテーションにおいて、学部新入生および教員の前で行なった。
<掲示板情報の入手>窓口対応を基本とした。特に掲示中心に情報発信を行なっている教職関連の窓口では、週1回必ず情報提供をすることとした。ウェブ掲載の情報取得方法は、オリエンテーション期間中に携帯電話による操作を担当職員が直接教示し、授業期間が始まってからスムーズに情報を得られるようになった。
<歩行訓練>入学前に、出身校の教員が行なった。立体コピーによるキャンパスマップを大学が用意し、授業でよく使用する教室やその他の施設などの場所を職員が教示した。
解説 点字使用学生に対する丁寧な支援事例。語学の代替については当該分野の主任教員が関わり、掲示内容の周知やウェブ情報取得のレクチャーはそれぞれの事務担当部署が責任を持ち、また、入学前の歩行訓練は出身校の教員が担当するなど、専門部署を中心としながらも、学内外の連携を密に支援を進めている。点字携帯端末の貸出という前例のなかった要望についても、前向きに可能性を探り対応している。

事例2

申し出者 本人(弱視)
申し出を受けた部署 障害学生支援室
申し出の内容 1.支援学生制度の利用
2.学内の危険個所の把握など、不安軽減の援助
話し合いの内容 障害学生支援室専門教員との面談、入学する学科の教職員との面談、新入障害学生ガイダンス(外国語・情報・体育担当教職員との面談会)を行ない、配慮依頼の内容について協議・決定した。
提供した配慮 【配慮依頼文書】視覚補助具(単眼鏡・ルーペ・タブレットPC)の持ち込み、パワーポイント資料の印刷配付(A4版に2スライド)、赤・青チョークの使用自粛、試験時間延長(1.3倍)、授業間の移動に時間がかかることへの理解など。
この文書は所属教育組織内で周知されるほか、学生が授業担当教員に手渡し、配慮を直接依頼している。
【外国語】外国語担当教職員・専門教員・本人の3者で4月中に3度面談を行ない、配慮の内容について理解を求めた。
【その他】視覚障害学生用学習支援室及び支援学生制度の利用。蛍光チョーク・太めのホワイトボードマーカーを学生に貸し出し、授業担当教員に使ってもらう。資料の拡大(文字サイズ)については、専門教員による適切な文字サイズ評価の結果は本人の希望と異なるサイズとなったが、卒業後を考え、協議、本人同意の上決定した。
解説 弱視学生に対する丁寧な支援事例。障害学生支援室の専門教員が、アセスメントの結果を基に本人の要望と必要な支援内容が合致しているか否かを慎重に検討し、本人と相談しながら実際の対応を決定している様子が伺える。

事例3

申し出者 本人(弱視)
申し出を受けた部署 障害学生支援室(入学後)
申し出の内容 教育実習について、学生自身が実習の様子をイメージできず不安を訴える。
話し合いの内容 障害学生支援室担当者が指導教員と共に学生の配慮希望内容を確認の上、障害学生支援委員会に学生の希望を提出。委員会で協議の上、支援認定される。
提供した配慮 教育実習委員長から実習校へ配慮依頼書を送付。学生・教育実習委員長・修学支援室担当者が教育実習校を訪問し、事前に実習担当者から実習校の環境や実習の内容についての説明を受ける。学生と修学支援室担当者が視覚特別支援学校に出向き、地域支援コーディネーター教員から、教育実習時に児童生徒へ自分の障害(見え方や接し方)をどのように伝えたらよいかについて具体的なアドバイスを受ける。
解説 教育実習に際して不安を訴えた弱視学生に対する支援事例。実習先への文書送付や事前打ち合わせなど、十分な準備を行なって実習に臨んでいる。また特別支援学校の協力は、より具体的な工夫の手立てを学生に助言できるという点で大変有効である。

事例4

申し出者 本人(弱視)
申し出を受けた部署 支援担当コーディネーター(学生支援課)
申し出の内容 視野が極端に狭いため「拡大読書機の配置」や「資料の拡大コピー」などの支援を利用している学生から、授業とは別に論文作成のための文献調査や文献提供の支援をしてほしいとの申し出があった。
話し合いの内容 はじめに当該学生の支援要望を聞き、ウェブ検索及び読書ソフトを利用した精読は可能だが、図書館利用、特に書庫内移動や文献選定等には困難があることを確認。話し合いの中でコーディネーターから支援内容を提案し、その後はメールのやりとりで支援内容の微調整を行なった。
個別面談後、コーディネーターを中心に支援要請に応えることが課長の了解を得て決まり、その後図書館司書に文献調査支援に関して協力を要請した。文献のテキスト化は複数の人員を配置して対応した。
提供した配慮 図書館書庫へのつきそい、司書による情報収集支援及び文献調査支援、ピックアップした多数の文献の目次データ作成(目次データによりその文献を精読対象とするかどうかを当該学生が判断するため)、精読対象文献のPDF化とテキストデータ化(メール添付でデータを提供)、論文の体裁点検・修正。
解説 4年次の弱視学生に対する支援事例。文献検索や研究資料の閲覧等は、特に視覚障害学生が独力で行なうことの難しい内容である。この事例では、障害学生支援担当者と大学図書館スタッフが連携して研究資料の情報保障を行ない、卒業研究遂行のための有効な支援を提供している。

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