独立行政法人日本学生支援機構のサイトです。

「学生生活支援」カテゴリのコンテンツです。

独立行政法人日本学生支援機構のサイト

ここからヘッダーです。サイトタイトルや閲覧に役立つ補助的機能を含むリージョンです。

コラム

連絡方法

掲示板イラスト

 ところで、後述の試験方法変更などを含む学生への通知について、一言書いておく必要があります。大学では掲示による通知が普通です。しかし、点字使用者には読めません。また、高い所にあったり、細かい字であったり、掲示場所が暗かったりする場合は、車椅子利用者や弱視者には読めません。掲示場所周辺を明るくしたり、掲示位置を考える必要があります。
 点訳しての掲示というのは難しい場合もありますので、大学にきたら必ず担当窓口に寄り、試験に関して、当日の急な変更などがないかどうかを聞くように指示します。このような意味でも、日常的な挨拶・連絡は必要なことです。

  近年、携帯電話やメールで休講情報などを提供している大学がありますが、授業情報だけに限らず、学内の様々なの情報を流すということも現代的な利用しやすい方法だと思います。

ノートテイカーの必要人数

ノートテイカーの必要人数

 ここで、ノートテイカーの必要人数を計算してみましょう。テイカー(略してこのように呼びます)は、1コマの授業で、1人の聴覚障害学生に2人が必要となります。1人で80~90分を書き続けることはできないからです。10~15分毎に交代して行ないます。
 1年次生ですと、授業数は1週間に10~13コマくらいあるでしょうか。全部に講義保障を行なうとなると、13コマ*2名=26名の支援学生が必要となります 。

  1人の支援学生が週に何コマのノートテイクを行なえるかですが、大学によっては、週に2回までと決めている場合もあります。支援学生も自分の授業を受けなければならないからです。2回と決めた大学は、自分のことは放っておいてノートテイクばかりやっている学生がいたので、この規制を設けたとのことでした。
 必要人数13名ですが、そうすると26名÷2回=13名の支援学生が必要となります。「なんだ。それくらいならなんとかなりそう。」
 実はここからの計算が大変なのです。13名という数字は確実に毎週必要な人数です。つまり実働数。
 では、13名という実働学生を得るために必要な母集団の数はどのくらいでしょう。
「年度始めに学生に登録して貰いますが、年間を通して動くのは半分程度です。」
「100名位の支援学生が登録していますが、実働は20名ほどです。」

  実働率は良くて5割程度、2割というところもあります。これから逆算すると、13名の支援学生を得るためには、少なくて20~30名、できれば50名程度の学生集団が必要ということになります。そうでないと、安定した支援ができません。勿論、ノートテイクの技術を持っている学生です。
 これは簡単な数字ではありません。また、テイカーを必要とするのは聴覚障害学生だけではありません。肢体不自由学生や視覚障害学生も、付いて欲しいという場合があります。こうして、更に支援を要請する障害学生の数が増えると…。

  ですから、学内で支援学生を養成し、地域の団体に依頼し、と様々な手立てを講じる必要があるわけです。

障害者枠

障害者枠

 よく“障害者枠”と言われますが、障害者の雇用率制度というものがあり、事業所ではその労働者数に従って、雇用しなければならない障害者数が決められています。採用には、障害者手帳が必要などの条件があるので、この枠を利用希望であれば、障害者手帳を取得する必要があります。一方、全ての障害者が手帳を持っているわけではありませんので、就職指導の際に、「手帳を申請したら」というようなアドバイスを行なう場合があります。

 しかし、実はこの当たりは大変微妙なところです。障害者枠を使いたくないという学生もいるからです。当該学生とよく話し合い、どのような方法であるなら、気持ちよく就職活動をでき、職を得ることができるのかを考える必要があります。

ピックアップ

  • イベントカレンダー
  • 教職員のための障害学生修学支援ガイド