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1. 入学・受験相談

入学・受験相談

 それでは、学年歴に沿って、障害学生修学支援の一年間をみていきましょう。
  と、言っても四月から始めることはできません。もっと以前、入学相談や受験相談の時までさかのぼる必要があります。
  大学に入りたいと希望する障害者も、当然、入学相談や受験相談に参加します。むしろ、「受験時の対応は?入学後の支援は?」と、聞きたいことや知りたいことは、健常者よりもたくさんあり、また、切羽詰まっているのではないでしょうか。大学と受験生との最初の接点として、大学の姿勢が判断される重要な行事です。
  さて、この入学・受験相談でのサポートにはどの様な内容があるでしょう。

 視力の全くない盲や殆ど見ることのできない重度の弱視者(両者を併せ、重度視覚障害者といいます)は、場所を探すということがとても大変です。場所や目印を一目見てわかる事の便利さを、健常者は殆ど意識していませんが、その機能を使えない人にとっては、よく知らない場所、初めての場所を訪問するということは、たやすいことではありません。
 多くの場合、重度視覚障害者は介助者を伴って相談にきますが、それでも、わかり易い道案内やキャンパスマップがあれば助かります。

 相談受付窓口にたどり着き、ここから相談室に案内されるわけですが、車椅子利用者の場合は、移動し易い教室や面談室の準備が必要です。エレベーターのない建物の二階というのではとても不便です。なお、肢体不自由者の場合、車で来る場合もあるので、その際の入構許可なども考えておかなければなりません。
 
 さて、相談が始まります。点字を使う重度視覚障害者には、資料やパンフレットの点訳が必要です。全ての資料を点訳する必要はありませんが、大事な内容については可能な限り点訳するようにしてください。
 「点訳をできる人がいません。」その場合は、印刷資料をもとに口頭で説明し、内容をテキストファイルにして渡してください。視覚に障害があっても、パソコンを使える人はたくさんいます。また、最近では、多くの人がインターネットに繋げられる環境にいると思いますが、視覚障害者も同様で、その場合は、メールで資料を送信してあげるのも現代的な良い方法です。更に言ってしまえば、来学の前に、あらかじめ資料等を送っておけば、より理解は深まるはずです。
 軽度の弱視者には、資料を拡大して渡すことも必要です。ですが、単に拡大コピーを利用するということではなく、文字の大きさを18ポイント、24ポイントなどにし、ゴシック系のフォントで資料を作成するということが必要です。明朝系ですと、 横の線が細く、見にくいことがあります。
 なお、ここで気をつけなければならないのは、なんでも大きくすれば良いというものではありません。視野が狭い人や、拡大用のレンズや補償機器を使う人には、大きすぎるとかえって読むのが困難になったり、時間が掛かったりします。まずは、利用者に聞いてみる必要があります。
  聴覚障害者の場合、手話通訳者や要約筆記者がいると心強いのですが、その手配が難しい場合もあると思います。コミュニケーションをうまく取るには、話す際に口の動きをはっきりと見せたり、資料や筆談を上手に利用することです。

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