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9. 年度末と次年度

年度末と次年度

 年度末で最も大きな行事といいますと、卒業式でしょう。入学式と同じような細かな配慮が必要と思われるかも知れませんが、学生の方も4年間学んだ自分の家の様なキャンパスです。周りがあまり神経質になる必要はないと思います。ただ、普通はあまり行かない講堂などで式が行われますので、会場まで、或いは会場内の誘導や案内は、しっかりとする必要があります。ある程度気心は知れていても、やはり最後まで大学の仕事として、見守っていてくれたという安心感や信頼感はかけがえのないものだと思います。

 さて、当然のことですが、この時期は年度の納めと次年度の準備が混在する時期で、4頁で述べた準備期間でもあります。このようにして一つの年度が完結し、次の年度が始まります。 
 基本的に、年度が変わっても、支援担当者としての業務内容にあまり変化はありません。多少、それぞれの障害の人数が変わり、数量的な業務の変化があるということではないでしょうか。テイカーの人数や点訳の量が変わるという程度です。
 
 しかし、障害学生の方では、学年が上がるにつれて、希望する支援内容も変化します。
 多くの学生において、学年が上がるに従い、授業形態も講義から実習やゼミ形式へと変わります。これに伴い支援内容も変わるわけです。
 例えば、実習の場合ですと、通常の授業でも授業補助が付くため、障害学生にも目が届き易いということになります。或いは、障害学生に授業補助を1人付けることもあります。このような理由で、ノートテイカーが必要でなくなる場合もあるのです。
 また、ゼミの場合は、ディスカッションが多くなるため、手話通訳が必要になる場合もあります。一度付けたら後は“自動的に”ではなく、常に、希望を聞き、話し合いをしながら、必要な支援を行っていくという考え方が重要です。
 
 さて先に、支援業務にあまり変化はないと書きましたが、一つだけ、年度が変わると大きな変化がでることがあります。それは、障害学生が卒業した時です。今年、新入生が入ってきたという場合は、四年後の話ですが、この時のためにちょっとした準備がいります。
 
 卒業して学生がいなくなると、それまでのノウハウが忘れられたり、備品などが散逸してしまう恐れがあります。何年後かに再度障害学生が入ってきた時にまた最初からやり直すというのは、非常に無駄の多いことですし、大変なことです。今のうちのちょっとした準備というのはここです。
 このような事態に備え、支援対応を、学科や学部単位ではなく、大学全体として行なうような体制にしておくのです。
 例えば、全学共用の支援センター、学生センター障害学生担当窓口などを設置すると、毎年、どこかの学部・学科には、必ず障害学生が在籍し、支援業務が続いているということになり、物的・人的な各種資源を有効に活用することができますし、情報やノウハウの蓄積も進みます。
 どの大学にもこのようなセンターが置かれれば素晴しいと思うのは、私だけでしょうか。

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