大学等におけるキャリア教育から就職まで一貫した支援をより充実させるため、産業界からの参加を得て、事例紹介やグループワーク等を行い、教育界と産業界双方の要望や課題等について認識を共有することで、より実践的な産学連携教育の推進を図ることを目的に実施しました。
◆ライブ配信日時:Zoomミーティング
令和3年1月18日(月曜日)10時00分~12時45分
協力:公益社団法人関西経済連合会
◆受講者:150名(内訳:学校関係者118名、企業等関係者32名)

1.開催内容

新型コロナウイルス感染症への対応として、全面的にオンラインにより実施しました。参加者である産学双方の要望や課題等についての共通認識を図るため、大学教職員・企業関係者・学生が登壇する令和2年度「全国キャリア教育・就職ガイダンス」のパネルディスカッションのオンデマンド配信の視聴を事前課題としました。
グループワークについてはオンライン会議システムのブレイクアウトルーム機能を使用し、1ルームに企業と大学が混在するよう編成し、途中でグループ編成を変えるなど少人数で活発な意見交換ができる環境を整え、また、参加者全員で共有できるチャット機能を使用することにより、従来の対面による実施と同程度の効果が得られるようにしました。
また、参加団体に所属する学生を対象に、オンラインアンケートを初めて実施しました。アンケート結果は参加者に共有し、学生の生の声を情報提供するとともに、グループワークの事例紹介等にも活用しました。
大学等の参加者からは、
・グループワークで各大学の取組を確認出来たことはもとより、企業の人事担当者にもグループに一緒に入っていただいていたことで、貴重な意見等をお聞かせいただけた。
・他大学の取組が非常に参考になった。また、商社の方からは、営業職に関するインターンシップに悩まれている事を伺い、大学としての意見をお伝えすることで双方向にメリットがあったのではと感じた。
・学生がコロナ禍の就職活動において、どう感じていたか知る機会となった。大学側のサポートが不十分だったこともわかり、見直していきたいと思う。
等の感想がありました。
企業等の参加者からは、
・オンライン化により企業と学生とのミスマッチが増えることを危惧している。これまで以上に、企業と大学、大学と学生、企業と学生の関係構築が非常に重要になるのではないかと思う。
・早い段階からのキャリア教育が重要と考える。学内での教育、インターンシップ、社内見学などを通じて、早い段階から「視野を広げる」活動が重要と考える。就職活動を開始する時点で「こんな仕事がしたい」が具体的に思い描ける学生が非常に少ない。JASSOは「大学」にも「企業」にも中立的なポジションにあり、双方を活用しやすいのではないかと考える。良い意味で、企業を利用して頂き、学生に機会提供が出来るのであれば、是非、協力したい。
等の感想があり、満足度は83.8%でした。

2.プログラム

<実施内容>
1.主催者挨拶 学生生活部長 井上 示恩
2.全体会 「事前課題の学生に対する聞き取り調査結果の紹介」
メインコーディネーター:九州産業大学 商学部長 教授 聞間 理 氏
サブコーディネーター:東京都市大学 学生支援部 部長 住田 曉弘 氏
3.グループワーク コロナ禍での取組、課題等。学生に対する聞き取り調査の発表等。
4.全体会 「3.グループワーク」の総括。
5.インターバル (グループの変更)
6.後半のグループワークの説明
7.グループワーク 「3.グループワーク」で話し合ったことの紹介とそれを踏まえて話し合い。
8.全体会
各グループの書記が代表して、話された課題や解決しなかった課題をチャットで送信し、メインコーディネーター・サブコーディネーターがピックアップして全体に共有した。

3.学生WEBアンケート

学生回答数 935名 (令和2年12月4日から令和3年2月24日 実施)

<オンラインで就活を受ける際に良かったこと>
・交通費や宿泊費などお金がかからない、災害・遅延のリスクがない。
・移動時間がかからない・スケジュール管理がしやすい。
・緊張せずに受けられた。(自室、服装・メイクの乱れ、体調管理)
<オンラインで就活を受ける際に困ったこと(心配なこと)>
・通信回線の安定性(環境確保・回線落ち・対処方法・参加者が多い場合の低速)が心配。
・自分の印象・映像・音声・熱意が相手にどう伝わっているかわからないので不安。
・実際の雰囲気・様子(会社・職場・仕事の雰囲気・場所・社員等)が分からない。
等の回答がありました。