Japan Alumni eNews Vol. 105 2018年1月10日
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- 1. Life in Japan by Photo・・日本の1月
- 2. Alumni News ・・「留学生ニュース」 / 「現役留学生」紹介 / 帰国留学生会 / 帰国留学生対象事業紹介
- 3. Academic News ・・学部・研究科紹介 / 奨学金・助成金・招へい・賞等募集情報 / シンポジウム紹介 / 学会紹介 / 「日本語試験」紹介
- 4. Business News ・・就職関連イベント情報 / 就職活動体験談 / 就職情報コーナー
- 5. Visit Japan ・・都道府県観光情報
- 6. NIPPON Information ・・NIPPON Time Machine / 暮らしの情報 / 政府広報誌等
- 7. JASSO News ・・2017年度日本留学フェア開催日程等 / 「Student Guide to Japan」(日本留学ガイドブック) / JASSO留学生事業部及び海外事務所のFacebookページ / 日本留学試験(EJU) / 日本学生支援機構の奨学金 / ウェブマガジン「留学交流」 / 帰国外国人留学生短期研究制度(外国人研究者招へい) / 帰国外国人留学生研究指導事業
- 8. 編集部より
1. Life in Japan by Photo
写真で見る日本の生活。留学生活・留学の思い出・日本の文化や歴史・旅先など、日本で体験した思い出の写真を募集しています。
- 投稿方法
- 1.写真と写真のタイトル(15文字以内)
- 2.氏名(カタカナ及びアルファベット)
- 3.国籍
- 4.留学先の学校名
- 上記内容を明記のうえ、次のアドレスまでお送りください。
- alumni-newsletter【@】jasso.go.jp
※メールを送る際は@の前後の【】を取ってご利用ください。
日本の1月
1月号のLife in Japan by Photoは「日本の1月」をご紹介します。
餅つき |
凧(たこ)揚げ |
おせち料理 |
門松(かどまつ) |
2. Alumni News
留学生関連ニュースや体験談を紹介します!
留学生ニュース
NEWS1:2016年外国人留学生の日本での就職者数が過去最高に
法務省より、2016年における外国人留学生の日本企業等への就職状況についての統計情報がプレスリリースされました。それによると、2016年に外国人留学生が日本の企業等への就職を目的として行った在留資格変更許可数は19,435人となり、前年度の15,657人に比べ3,778人・24.1%増加しました。国・地域別で大きく増加したのは、ベトナム2,488人(前年度1,153人から115.8%増)、ネパール1,167人(前年度503 人から132.0%増)です。
NEWS2:2016年の日本で行われた国際会議に参加する外国人数が20万人を突破
日本政府観光局(JNTO)が全国のコンベンション協会などからの情報をもとに取りまとめたところ、2016年の日本の国際会議開催件数は前年比9.6%増の3,121件となりました。都市別の開催件数は、1位が東京都23区で574件、2位が福岡市で383件、3位が京都市で278件でした。日本の国際会議への総参加者数は前年比5.3%増の186万1千人となりました。そのうち外国人参加者数は22.3%増の21万4千人となり、初めて20万人を超えました。
現役留学生紹介
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名前:コーンピタック パチャラーポーン
国籍:タイ
所属大学:神奈川大学
専攻:工学部
学年:4年生
日本留学期間:2012年9月~現在
日本語レベル:日本語能力試験N1
留学先に日本を選択した理由は、最先端技術そして第三カ国語を勉強したかったので日本に留学することにしました。また、私は日本の文化やアジア唯一の発展国の人達はどのように生活を送っているのか興味を持っていたので留学先を日本に選択しました。
渡日した第一印象は、街がキレイで涼しくて過ごしやすく、料理も美味しいし通行が便利というのが最初の実感でした。私は9月後半に来日したので、涼しくて住みやすい国だなと思いました。しかし、初めて日本の夏が来た時に予想以上蒸し暑くて、もしかしてタイより暑いのではないかと感じました。とはいえ、夏でしかできない花火大会や美味しいスイカなども大変楽しめます!
私は、神奈川大学工学部物質生命化学科に所属しています。今、学部4年生なのでほぼ毎日研究室に通っています。研究内容はキラルナノ構造ファイバー、有機-無機-有機へのキラル転写について研究を行なっています。 将来の夢は日本と関わりながら仕事をしたいと考えています。やはり私は日本語、日本文化が好きなので少しでも日本と関係があることに携わりたいです。
印象に残っている出来事は、入学当初は知り合いも、友達もいなかったです。しかし、初めて日本人の友達ができ、友達という存在感が大学生の私にとってとても大切なものです。お互いに初めて会う時は、やはりまだまだ距離が離れていると感じましたが、色々楽しいことも辛いことでも一緒に乗り越えることで、いつのまにかその距離がなくなり、みんなが仲間だとなった時の気持ちが忘れられないことです。たとえ私がタイに戻っても、私たちの関係は続きます。
留学している後輩へのアドバイスは、せっかく日本で留学しているのでぜひ日本人と交流し、いろいろな場所に行って日本の文化を学び、日本でしか体験できないことを挑戦して欲しいです。そうすることで日本の良さがさらに感じられ、自分自身の将来的のためになるので、後悔することはないと思います。
帰国留学生会
- ラオス元日本留学生会
- (ラオ語のみ)
- モンゴルJICA帰国研修員同窓会
- (モンゴル語のみ)
- アジア文化会館同窓会/海外技術者研修協会ペナン支部
- (英語のみ)
- ブルネイ元日本留学生会
- (英語のみ)
帰国留学生対象事業紹介
島根大学スリランカ帰国留学生同窓会
2015年12月、島根大学スリランカ帰国留学生同窓会発足記念式典がスリランカ第二の都市であるキャンディーで行われ、服部学長、総合理工学研究科 石賀教授及び国際交流センター 青教授の3名が参加しました。スリランカ帰国留学生同窓会は、島根大学を卒業し、ペラデニア大学の教員として活躍する帰国留学生が中心となり設立した同窓会であり、本学にとってインドネシア、ネパールに次ぐ3番目の同窓会となります。
式典では、同窓会代表のペラデニア大学理学部ピティワラ教授から島根大学で学んだことを活かしてスリランカの更なる発展のために積極的に貢献していきたいと挨拶がありました。また服部学長から、同窓会発足を機にスリランカとの関係を一層強化していきたいと今後の抱負が述べられました。
本学では今後も各国の同窓会との連携を強化することで、大学の更なるグローバル化に取り組んでいきます。
3. Academic News
奨学金、助成金、大学のユニークな取組などを紹介します!
学部・研究科紹介
日本の特色ある学部や研究科を紹介します。
環太平洋大学
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【プロフィール】(2017年11月6日現在)
学校名:環太平洋大学
所在地:岡山県岡山市東区瀬戸町観音寺721
在籍者数:学部生2,460名
外国人留学生数:学部生299名
1. 大学の概要(歴史・理念等)
本学は、「挑戦と創造の教育」を建学の精神として掲げ、「教育する者も教育される者も共に成長しながら教え育む」という「共育」を教育活動の基本においています。
創立以来、教育のあらゆる分野で学生のもてる可能性を引き出すことにひたむきな情熱を傾け、また学生の直面する問題に対して、教職員が深く積極的に関わっていくことでその豊かな才能を導き出し、成長・発展させています。
2. 特色ある学部・研究科の概要と特徴
経営学部では企業実習や学外学習などの「実学教育」を重視しています。
専門知識を学びながら同時に地域や企業の抱える課題を解決していく「課題体験プロジェクト」や、企業に向けた特別プロジェクトにも取り組みながら、現代社会で活躍できる力を身につけます。
学生でチームを編成して競い合う「ビジネスプランコンテスト」では、優秀なプランに選ばれると最大で300万円の出資金が提供され、実際に起業することができます。2016年第1回目では、ベトナムからの留学生チームが「優秀賞」を受賞しました。
3. 外国人留学生への支援の取り組み(住居奨学金・学費減免等の生活支援)
本学直営の学生寮を紹介しています。また入学試験の成績や、日本語検定試験の取得レベルを基準とした奨学金制度にも力を入れていますので、積極的に活用してほしいと考えています。
4. 外国人留学生への支援の取り組み(その他就職・国際交流等)
本学では、留学生担当のキャリアカウンセラーが、留学生のための就職活動に関する相談への対応や授業を行っています。この授業では、留学生就職活動専門の講師を招き、面接官の前でどのように振舞うかについて声の出し方や表情の作り方などのトレーニングを実施しています。また、留学生を採用したい企業を大学にお呼びして、個別説明会を実施しています。入社する企業の決定後は、在留資格変更に関することまで、就職活動の最初から最後まで親切に支援しています。素晴らしい取り組みと学生の強い努力の結果、本学では高い内定率を誇っています。
国際交流を促進する取り組みとして、週に1回は自治体や地元小学校とのイベントを実施しています。日本の小学校に通う外国人児童への学習サポートとして活躍する留学生もたくさんいます。
本学にとどまらず、日本での留学生活の中で、幅広い人とのつながりを育んでほしいと思っています。
奨学金・助成金・招へい・賞等募集情報
富士ゼロックス株式会社 小林基金事務局
事業名
在日外国人留学生研究助成
1. 目的
富士ゼロックス株式会社は、創立以来、「より良いコミュニケーションを通じて人間社会の理解と調和の増進に寄与する」ことを基本的な理念として活動を続けてまいりましたが、この基本姿勢と現状認識から、国際理解とその促進に関する研究支援およびそれによる学術交流を通じて、将来それぞれの出身国・地域において各界の指導者を目指し、相互理解と親善に貢献し得る人材育成のためにいささかなりとも貢献をすることが課せられた命題と受け止め、初代社長故小林節太郎の遺徳をしのんで設立された基金により、在日外国人留学生で博士課程に在籍する方々を対象として研究活動への支援をおこなってまいりました。
一人でも多くの研究者の方々に当基金の助成を活用していただくことによって、21世紀のアジア・大洋州を支える人材が育まれることを心から願っております。
2.助成の概要
日本国内およびアジア・大洋州諸国もしくは地域において調査・研究活動をおこなうに当たり、これに関わる費用(旅費、滞在費、参考文献購入費など)を研究助成金として支給します。
(1) 助成金額と採用数
1件当たり120万円を限度とし、32名程度を採用します。
(審査の結果、申込金額に対し実際の助成金額が減額される場合もあります。)
(2) 助成期間
原則として助成金受領後1ヶ年を助成対象期間とします。
3. 助成の対象
(1) 研究分野
助成の対象分野は人文・社会科学とし、個人研究に限ります。研究者が日本やアジア・大洋州の社会、文化などへの理解・認識を深め、将来これにより日本とこれらの地域との国際交流が一層促進されるような研究を重視します。
(2) 応募者の資格
応募の時点(2018年2月28日現在)および助成金受給の時点で、下記のすべての条件を満たしていなければなりません。
- アジア、大洋州諸国・地域から来日中の留学生
注:ここで言うアジア、大洋州諸国・地域とは、次の国・地域を示します。
東アジア:韓国、中国、台湾、モンゴル
東南アジア:インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、東ティモール、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス
南アジア:インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ブータン、モルディブ
大洋州:オーストラリア、ニュージーランド、オセアニア地域の島国 - 日本国内の大学院博士課程(前期博士課程など修士課程相当を除く)在籍者、または大学院博士課程を修了し、博士号取得のために継続して在籍している者。ただし、博士号を既に取得している者、あるいは助成金授与時(2018年7月末)までに博士号取得が決定(内定)している者は応募できません。
- 指導教授の推薦を受けられる者。
4. 応募手続
(1) 応募方法
「5. 応募書類の送付先・申込手続きに関する問い合わせ先」に記載のURLよりお申込みページをクリックし、応募手続きをしてください。
応募手続きをしたあと、各種書類を応募締切日までに当基金事務局まで簡易書留で郵送してください。
応募に必要な書類については事前に「5. 応募書類の送付先・申込手続きに関する問い合わせ先」に記載のURLよりご確認ください。
(2) 応募期間
2018年1月4日(木曜日)~2018年2月28日(水曜日)
5. 応募書類の送付先・申込手続きに関する問い合わせ先
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3
富士ゼロックス株式会社 小林基金事務局
TEL: 03-6271-4368
- 在日外国人留学生研究助成
シンポジウム紹介
第33回北方圏国際シンポジウム「オホーツク海と流氷」
このシンポジウムは、オホーツク圏における産業や経済、文化などの発展を目指し、過去32回の開催を通して数多くの研究成果が発表され、国内外から高く評価されております。第33回北方圏国際シンポジウムでは、「オホーツク海の環境」、「氷海の生物・水産」、「ワークショップ 北極域の科学と氷海航行への応用」等をテーマに行われます。
日時:2018年2月18日(日曜日)~21日(水曜日)
場所:紋別市民会館、紋別市文化会館、紋別市立博物館
- 第33回北方圏国際シンポジウム「オホーツク海と流氷」
学会紹介
- (文学、哲学、教育学、心理学、社会学、史学)
- 日本山岳修験学会
- (法律学、政治学)
- 日本スポーツ社会学会
- (経済学、商学、経営学)
- 日本港湾経済学会
- (理学)
- 日本計算機統計学会
- (工学)
- 日本鋳造工学会
- (農学)
- 植物化学調節学会
- (医学・歯学・薬学)
- 日本歯科審美学会
日本語試験紹介
- 実用日本語検定(J.TEST)
- 第136回
試験日:2018年1月14日(日曜日)
申し込みは締め切りました。
第137回
試験日:2018年3月11日(日曜日)
申込締切:2018年2月14日(水曜日)
4. Business News
留学中、卒業後の皆さんへ、就職関連情報を提供します!
就職関連イベント情報
- <外国人材活躍推進プログラム>
- 「『日本再興戦略』改訂2014」(平成26年6月24日閣議決定)等を踏まえ、日本経済の更なる活性化を図り、国際競争力を高めていくため、高度外国人材の「卵」たる留学生等の国内での就職拡大に向けて、関係省庁・団体連携の下、「外国人材活躍推進プログラム」を2015年度から実施しています。
プログラムに位置づけられたセミナーやイベント等を通じて、国内企業等での就職を希望する留学生をはじめとする外国人の方と外国人の採用に興味・関心のある国内企業等を結び付ける仕組みを強化します。
- 東京外国人雇用サービスセンター
- 求人情報の提供、就職支援ガイダンス、模擬面接、個別の相談等
- 名古屋外国人雇用サービスセンター
- 求人情報の提供、就職支援ガイダンス、模擬面接(毎週火曜日・木曜日)、個別の相談等
- 大阪外国人雇用サービスセンター
- 求人情報の提供、就職支援ガイダンス(毎月第3木曜日)、個別の相談等
- 福岡学生職業センター
- 求人情報の提供、就職支援ガイダンス、業界研究&自己分析、就活準備セミナー、個別の相談等
- <外国人留学生対象イベント>
- 留学生対象就職面接会(第3回)
- (東京外国人雇用サービスセンター)
日時:2018年1月24日(水曜日)~2018年1月26日(金曜日)
場所:出会いのフロア
(東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル21階)
対象者:主に2018年3月卒業予定者 - 業界・企業研究/自己分析ワークショップ
- ※「留学生就職ガイダンス」から「※詳細は『コチラ』からご確認ください。」をクリックし、PDFファイルをご覧ください。
(福岡新卒応援ハローワーク)
日時:2018年1月17日(水曜日)15時~17時
場所:福岡新卒応援ハローワーク
(福岡市中央区天神1-4-2 エルガーラオフィスビル12階)
対象者:2019年卒業者 - 就活準備セミナー
- ※「留学生就職ガイダンス」から「※詳細は『コチラ』からご確認ください。」をクリックし、PDFファイルをご覧ください。
(福岡新卒応援ハローワーク)
日時:2018年1月19日(金曜日)15時~17時
場所:福岡新卒応援ハローワーク
(福岡市中央区天神1-4-2 エルガーラオフィスビル12階)
対象者:2019年卒業者及び留学生ガイダンス受講者
- <就職情報サイト>※留学生採用企業の検索機能があるサイトです
- あさがくナビ
- (株式会社学情)
- ダイヤモンド就活ナビ
- (株式会社ダイヤモンドヒューマンリソース)
- マイナビ
- (株式会社マイナビ)
- リクナビ
- (株式会社リクルートキャリア)
就職活動体験談
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名前:劉 暢(リュウ チョウ)
国籍:中国
出身大学:京都大学
専攻:大学院文学研究科 社会学専修
日本留学期間:2013年10月~2017年3月
勤務先企業名:パナソニック株式会社
日本語レベル:日本語能力試験N1
留学先を日本に決めた理由は、日本が大好きで、日本に留学に行くことが夢だったからです。子どもの頃から日本のアニメが好きで、中学生になってから日本の音楽、映画、文化などにも興味が湧いてき、日本で生活してみたいと思いました。もう一つの理由としては、日本の大学の教育水準が高いとのことです。例えば、京都大学は世界的にも上位にランクされています。ぜひこのような高水準の大学で教育を受けたいと考えました。
就職活動では、電機メーカーに就職することが軸でした。次に、世界を舞台に、人々の生活に役立ち、かつ喜んでいただけるような商品を普及していく夢がありました。現在の勤務先では、まさにこのような夢を実現する可能性があると考えました。
現在はパナソニック株式会社で海外マーケティングの仕事をしております。社内外の方々と連携し、いかに商品のセールスを上げていくのが仕事です。ほかには、宣伝の面で店頭展示の仕方なども携わっております。海外出張も多く、とても挑戦的でやりがいがある仕事です。将来の夢としては、できるだけ多くの国、地域の現場に行って、人々のニーズを汲み上げ、弊社のいろんな商品を普及していきたいです。いろいろなことに挑戦していきたいと思います。
効果的だった就職活動対策は、まずは、自己PRのポイントと具体的なエピソードは、少なくとも三つを事前に準備することです。次に、志望動機は、少なくとも三つの理由を挙げます。最後に、面接を練習することです。友達に頼んでシミュレーションしたり、自分で鏡に向かって練習したり、学校の就職サポートセンターなどの組織の力を借りて模擬面接を何回かを受けてアドバイスをいただくのも効果的だと思います。
これから就職活動を行う学生へのアドバイスは、「人事を尽くして天命を待つ」ということわざがあります。まずは人事を尽くしましょう。後悔しないように、自分にも志望する多数の企業にも、責任を持って就職活動を始めましょう。次に「天命を待つ」というのは、相性の問題です。もし自分の性格と社風が合わなかったら、仮に入社しても楽しく仕事をするのが難しいかもしれません。そのため、実際に現場に行って、社員や会社の雰囲気を事前に体験してみてもいいかもしれません。
就職情報コーナー
エントリーシート
エントリーシートとは、企業が応募者の特性を詳しく把握するための書類です。エントリーシートの提出により、企業の採用試験への正式な申込みとなります。エントリーシートの書式や記入する内容は、企業によって異なりますが、所属大学の情報や連絡先などの基本情報と作文を組み合わせたものが一般的です。
エントリーシートの作文では、一般的に「自己PR」や「学生時代に取り組んだこと」、「志望動機」などのテーマについて決められた文字数で回答する必要があります。これらの項目は多くの企業で求められるテーマなので、事前にどう答えるか、考えをまとめておく必要があります。
まずはそれぞれのテーマに対して、自分の考えをまとめて書いてみましょう。エントリーシートを書く時のポイントとしては、「~です」「である」などの語尾を統一する、「これ」「それ」などの指示語を多く使わない、結論から書く、自分以外の誰が読んでも理解できるような文章にする、などがあります。エントリーシートは一回書いただけでは完成しません。書いたものを周りの先生や日本人に添削してもらう、企業へ提出して選考から落ちた場合にはまた見直して修正するなどと、修正を何度も繰り返して完成に近づけていきます。エントリーシートは、次の選考ステップである面接で話す元となる書類でもあります。面接でうまく話すためにも、エントリーシートをより良いものにしていきましょう。
5. Visit Japan
日本を旅行してみませんか?日本各地の名所・イベント・グルメ情報をご紹介します!1月号は熊本県です。
熊本県
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- 熊本城
日本三名城のひとつといわれる熊本城は、熊本県のランドマーク的な存在です。著名な武将、加藤清正(かとう・きよまさ)が1601年から7年かけて建設した城です。城の広さは98ヘクタール、周囲5.3キロメートルにも及びます。熊本城の特徴とも言える石垣は、下部はゆるやかな傾斜で、上部に向かうほど急な角度になる独特の造りになっていて、城に侵入しようとした敵の武者(むしゃ)を返してしまうことから「武者返し」と言われています。2016年の熊本地震によりやぐらや石垣が倒壊するなど大きな被害を受け復旧工事が進められています。
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写真提供:熊本県 |
- 鍋ヶ滝(なべがたき)
小国町(おぐにまち)にある美しい滝です。落差約10メートル、幅約20メートルほどの滝で一般的に見ると小さめな滝ですが、滝の裏側に回ることもできます。また、鍋ヶ滝に流れる繊細な水の姿はまるでカーテンのように見えることから、別名「水のカーテン」とも呼ばれています。あまりに美しいことから口コミで話題になり、その後、テレビのCMに起用されたことから全国で有名になりました。春には期間限定で滝を裏側からライトアップするイベントが開催されます。
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写真提供:熊本県 |
- 馬刺し
馬肉は牛肉や豚肉に比べて低カロリーで低脂肪、コレステロールも少なく高タンパクなことから、健康食としても注目されている食材です。肉類にも旬があり、馬肉の旬は9月~11月です。この時期に馬は冬に向けて脂肪を蓄えるため、馬肉が最も美味しいのです。その馬肉のもっともポピュラーな食べ方が馬刺しです。特に熊本では新鮮な馬の肉が手に入りやすい事から、馬刺しがよく食べられます。
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写真提供:熊本県 |
- おばけの金太
黒い鳥帽子(えぼし)に真っ赤な顔にぐるりと回る目玉、ヒモを引くと舌を出して目玉がひっくり返り、あかんべぇをする。熊本でも人気の郷土玩具です。
加藤清正(かとう・きよまさ)が熊本城を築く際「金太」という足軽(あしがる=歩兵)がいました。その顔立ちが面白く、人を笑わせることが上手なため「おどけの金太」と呼ばれ人気者だったそうです。人形師の西陣屋彦七(にしじんや・ひこしち)が金太の伝説をもとにカラクリ人形を作り出したのが原型だといわれています。
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- 穴川夜神楽(あながわ・よかぐら)
穴川菅原神社で行われている伝統の神楽(かぐら=神をまつるための舞)です。300年の歴史を持ち、菊池市の無形文化財に指定されています。神楽は10座から構成され、特に最後の「鬼神(きじん)の舞」のなかで、鬼神が持つ青竹の先の御幣(ごへい)は1年間の無病息災(むびょう・そくさい)のお守りになるということで、御幣を奪った人は勇気ある人として称えられます。
6. NIPPON Information
ポップカルチャー、伝統、グルメ、最先端技術など楽しい読み物のコーナーです!
NIPPON Time Machine
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七草がゆ
年明けの1月7日は別名「七日正月」とも呼ばれ、その日の朝になると七草がゆを作って食べる風習があります。元々は中国の風習だったそうです。
昔の日本では七草とは、米、麦、稗(ひえ)、粟(あわ)などの穀物の事で、これらを使ったおかゆを食べてその年の五穀豊穣(ごこく・ほうじょう)を祈っていたのですが、時間が経つにつれ穀物が七種の野草や野菜(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)に変化していったようです。
現在の日本で1月7日に七草がゆを食べる風習には、その年の万病を避けられ元気に過ごせるという意味が込められています。青菜が不足しがちな時期に青菜の栄養を取る、また、お正月のごちそうで疲れた胃をいたわるという効果もあるようです。
暮らしの情報
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御用始め(仕事始め)
お正月休みが終わり、1月4日に官公庁(かんこうちょう)が新年に初めて働き始める日のことを御用始めといいます。御用始めは仕事始めの一種で、この仕事始めには田打ち初め、初売り、初荷(はつに)、出初(でぞ)めなどがあります。銀行や郵便局、証券取引所も1月4日から窓口が開始されます。また、多くの民間企業がこの日から新年の仕事を始めます。昭和後期までは仕事始めの日に、特に女性を中心に着物を着用していましたが、最近では珍しくなってきました。
また、デパートなどは年末年始に休業し、仕事始め(1月4日)に合わせて初売りを行うのが普通でした。しかし最近は1月2日から新年の仕事を始めるところや、年末は12月30日まで仕事をして年明けに休みを長めにとる会社など、様々な形があるようです。
政府広報誌等
文化・スポーツ等を含む日本の広報資料の紹介です。
- niponica
- 日本語で「日本」を表す音「にっぽん(nippon)」をもとに名づけられた「にぽにか(niponica)」は、現代日本の社会、文化を広く世界に紹介するカルチャーマガジンです。日本語の他に、英語、スペイン語、フランス語、中国語、ロシア語、アラビア語の全7カ国語で刊行されています。最新号は「ニッポンのPOP最前線!」と題して、音楽、アート、ファッション、コスプレ、マンガの各シーンを通じて、日本のポップカルチャーの最前線を紹介しています。
- Playbook for Investment in “Quality ICT Infrastructure”
- 総務省は、質の高いICTインフラ投資の概念の国際的な普及のため、「質の高いICTインフラ」投資の指針を策定しました。
各国ICT政策立案者や調達管理者・担当者のために、「質の高いICTインフラ」の基本的な概念や、「質の高いICTインフラ」整備を進めるための有益な示唆や好事例を提供することにより、「質の高いICTインフラ」に関する認識醸成、ニーズの喚起、ICTインフラ事業推進能力が向上し、ひいては当該国のインフラ事業の質の向上が図られることが期待されます。
7. JASSO News
JASSOの奨学金情報、招へい情報、日本留学フェア、日本留学試験を紹介します!
2017年度日本留学フェア開催日程等
日本学生支援機構は、海外において、日本への留学を希望する高校生・大学生等のために「日本留学フェア」を開催いたします。また、他機関が主催するイベントや説明会へも参加・協力しています。
- 日本留学フェア
- 文部科学省、留学コーディネーター配置事業との連携
「Student Guide to Japan」(日本留学ガイドブック)
日本への留学を考える皆さんに、まず読んでほしい冊子が「Student Guide to Japan」です。
日本の教育制度や奨学金、日本での生活情報に加え、留学経験談などを掲載しています。
JASSOのホームページでは、実際にその内容を読むことができますので、これから留学を考える方はもちろん、すでに日本国内で学び始めている方も、ぜひ一度ホームページでご覧ください。
JASSO留学生事業部及び海外事務所のFacebookページ
JASSO留学生事業部及び海外事務所ではFacebookでも留学イベントや奨学金情報、その他の日本留学の最新情報を積極的に発信しています。ぜひご覧ください!
日本留学試験(EJU)
日本学生支援機構の奨学金
ウェブマガジン『留学交流』
2018年1月号を1月10日に掲載いたします。是非お読みください。
帰国外国人留学生短期研究制度(外国人研究者招へい)
現在、自国において教育、学術研究又は行政の分野で活躍している帰国留学生に対し、我が国の大学で、当該大学の研究者と共に短期研究を行う機会を提供しています。
帰国外国人留学生研究指導事業
現在、自国の大学や学術研究機関で教育、研究活動に従事している帰国留学生に対し、我が国における留学時の指導教員を現地に派遣し、研究指導等を実施しています。
- 2016年度採用者のレポート
- 今月の新規掲載大学
愛媛大学
8. 編集部より
1月号のJapan Alumni eNewsはいかがでしたか?
新しい年が始まりました。1月20日は日本の暦では「大寒」であり、1年で最も寒い時期です。寒気を利用した食物(寒天、酒、味噌等)を作り始める時期でもあります。
今月のNIPPON Time Machineでは、年始の風物詩である「七草がゆ」と「御用始め(ごようはじめ=仕事始め)」を取り上げました。皆さんは新たな1年をどのように過ごしますか?
Japan Alumni eNews 編集部では、就職活動の体験談を教えていただける方をお待ちしています。また、留学生活の写真や、メルマガの感想もお待ちしています。次回の『Japan Alumni eNews』は2月9日配信です。お楽しみに。
- 記載内容は変更となる場合があります。それぞれのwebサイトで最新情報をご確認ください。
- 配信申し込み・取り消し(無料)は、下記のリンク先の「申し込み/取り消し」ボタンからお願いします。
- 本メールマガジンの著作権は日本学生支援機構(JASSO)に属します。
- 無断での転載、再配布、全文および一部の引用等を禁止します。
- お問い合わせ
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- 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO) 留学生事業部 国際奨学課 フォローアップ事業係
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- 住所 〒135-8630 東京都江東区青海2-2-1
- 電話 03-5520-6030
- FAX 03-5520-6031
- E-mail alumni-newsletter【@】jasso.go.jp
- メールを送る際は@の前後の【】を取ってご利用ください。
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