給付奨学金は、大学等への在学中、年2回(春と秋)の申込期間が設けられていますが、生計維持者の死亡や事故、病気など予期できない事由で家計が急変した場合には、年間を通じて随時申し込むことができます。
家計急変による給付奨学金の選考においては、春と秋に定期で募集される通常の給付奨学金の選考と同様に、家計基準、学力基準、入学時期等に関する基準等の全ての要件を満たしているか確認し、選考します。
また、家計基準のうち、収入基準は、以下A及びBの合計によって判定します。
Bの方は通常の採用(春と秋)の判定方法と同じです。
非課税世帯の場合は、定期的な募集(春・秋)への申込みをご検討ください。
A【家計急変の事由に該当する生計維持者】
申請時に提出された収入証明書類から推算した年間所得の見込額と、マイナンバー等により取得した住民税情報を勘案し、支給額算定基準額を算出します。
B【家計急変の事由に該当しない生計維持者と申込者本人】
マイナンバー等により取得した住民税情報に基づき、支給額算定基準額を算出します。
家計急変の給付奨学金に採用された後は、3か月ごとに収入状況を確認し、支援区分の見直しを行います。
確認の結果、支援区分の見直しごとに奨学金の支給が止まったり、支給額が変わることがありますのでご留意ください。
また、家計以外の基準(学力基準、入学時期等に関する基準等)は、春と秋に定期で募集される通常の給付奨学金の選考と同じです。
ここでは、家計急変により給付奨学金の支援を受けるための条件などの概要について説明しています。