事例紹介
事例が起きた時期
令和2年度
発生時期:その他
事例が起きた学校
私立大学、学校規模:10,000人以上
対象学生
学科(専攻):保健(医・歯学を除く)、年次:3、障害種:重複
支援の申し出
1.支援の申し出の受付
- 支援の申し出:有
- 申し出を受けた部署(者):障害学生支援部署
- 支援の申し出を受け付ける申請書(様式):有
- ニーズ聴き取りのための面談:実施した
2.支援が必要とされた場面
試験の評価、単位取得、卒業要件等 通学
申し出への対応
1.配慮内容の決定について
- 配慮の提供に関する学内関係部署の検討・協議:実施した
- 検討協議に参加した部署(者):障害学生支援部署 学生生活支援担当部署 教務担当部署 教育部門
- 配慮内容の決定過程:記載なし
- 学内関係部署への配慮依頼文書の配付:記載なし
2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ
- その後の状況に関して、関係部署(者)に聴取、情報共有を行なっている
相談内容
障害により、新型コロナウイルス感染症に関する易感染性がある。また、鬱や起立性調節障害もある。感染リスクの点に加え、起床時間の調整が難しいことから、通学が困難である。そのため、対面試験を全てレポート提出に代替して欲しい。
申し出内容と配慮の提供
申し出内容1:対面試験全てをレポート評価に代替すること
- 提供した配慮:学校が提案した配慮=別室での対面試験実施
- 配慮内容決定時での合意形成:できた
- 合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
- 提供した配慮の具体的内容:期末試験において、別室を用意した。
(2020年度末の調整のため、試験実施は2021年度7月末以降) - 事後評価:ニーズを満たせなかったが、学生は理解し、我慢している
- 事後評価の理由・詳細:別室受験に関して前向きに取り組もうとしているため
配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て
- 不服、不満、苦情等申し立て:あった
- 申し立てを受けた部署:障害学生支援部署
- 申し立て内容:定期試験の実施(レポートの代替不可)の理由として、大学側は教育の本質の変更不可を挙げているが、どういう考えによるものか改めて確認したい。
- 申し立てへの対応に関わった部署: 教育部門(学部、担当教員等)
- 申し立てへの対応手順:担当コーディネーターから学部に回答依頼を行い、学部より回答を行っていただいた。
- 申し立てへの対応内容:レポート代替をしない理由を改めて伝えた。
(国家試験や関連試験が全て対面で実施されることとの整合性の確保、及び専門的な知識が要求されること(学部のディプロマシーポリシーや各科目のシラバスより)) - 対応に関する学生の反応:不明、未確認
- 学生の反応の具体的内容:特になし
その後の経過、課題等
記載なし