『障害学生修学支援コーディネーター養成講座』を公の機関で初めて京都で開催

障害学生修学支援に関する専門知識を持ったコーディネーターを養成することで
大学等における障害学生修学支援体制の強化を目指す

独立行政法人日本学生支援機構/JASSO(理事長:北原保雄、以下「JASSO」)は、平成18年8月24、25日に『障害学生修学支援コーディネーター養成講座』を開催いたします。
2005年度にJASSOが実施した「大学等における障害学生の修学支援に関する実態調査」*2(回収率90.5%)によると、大学等における障害学生修学支援にかかわるコーディネート業務*3を専門に行っているスタッフがいる大学等は全国で33校(回答校全体の3.3%)、そのうちの11校は京都と大阪の大学等です。また、JASSOが実施している大学等に対するヒアリング調査では、専門的な知識と技能を持つ障害学生修学支援コーディネーター(以下、コーディネーター)の配置が必要との声も聞かれました。
こうした状況を踏まえ、JASSOはこのたびコーディネーターを養成する『障害学生修学支援コーディネーター養成講座』を公の機関では全国で初めて*1モデルケース的にJASSO京都支部(〒606-8203 京都市左京区田中関田町2-24) において開催することになりました。『障害学生修学支援コーディネーター養成講座』の主な特長は以下のとおりです。

■京都・大阪の大学で障害学生修学支援業務を行っているコーディネーターが講師

本講座は、コーディネーターが多く在籍する京都・大阪で開催、障害学生修学支援業務を行っている現役のコーディネーターが講師となって実践的な知識と技術をご提供します。講師には、磯垣節子氏(京都精華大学学生課障がい学生支援室)、川本邦子氏(佛教大学学生部学生課)、黒嵜久生氏(京都産業大学ボランティア活動室)、土橋恵美子氏(同志社大学学生支援センター)、二階堂祐子氏(立命館大学ボランティアセンター)、松原崇氏(大阪大学障害学生支援室) (以上、氏名の五十音順)、そして本講座の企画者である筑波技術大学の石田久之教授が務めます。

専門スタッフを配置している大学等の数を表した円グラフ

■入試対応から運営組織まで充実のカリキュラム

  障害学生修学支援業務は多岐に渡りますが、本講座では、入試対応、年間スケジュールの立て方、障害学生を支援する学生の支援方法、運営組織や施設改善など幅広いカリキュラムを用意しており、系統的に支援業務を理解することができます。また、聴覚障害学生の立場を知るための「聞こえない状態で授業を受ける」体験型の講義等もあり、様々なスキルを身に付けることができます

■筑波技術大学 教授 石田久之先生からのメッセージ

  「修学支援には様々な内容が含まれます。障害学生への対応は勿論、取り巻く支援学生のスケジュール管理、教員や職員へ支援依頼、時には、授業方法や窓口対応の改善のお願いなども業務として入ってきます。それらを手際よく処理していくために、時には下手に、時には強く、というようなコミュニケーション能力を含め、専門的かつ多様な技術が必要となります。コーディネーターの養成が、障害学生修学支援の整備には急務です。」

 JASSOは大学等と連携し、障害学生修学支援コーディネーター養成講座を通じて、全国的な障害学生の受け入れの促進、高等教育のユニバーサル・アクセスの実現を目指します 。

「障害学生修学支援コーディネーター養成講座」の概要

  • 日程:8月24日、25日の全2日間(10時~17時30分まで、受け付け9時30分より)
  • 講師:磯垣節子氏(京都精華大学学生課障がい学生支援室)、川本邦子氏(佛教大学学生部学生課)、黒嵜久生氏(京都産業大学ボランティア活動室)、土橋恵美子氏(同志社大学学生支援センター)、二階堂祐子氏(立命館大学ボランティアセンター)、松原崇氏(大阪大学障害学生支援室) (以上、氏名の五十音順)
    石田久之(筑波技術大学 教授)
8月24日(木)
開始 終了 講義内容
10時 12時 1-1 障害学生支援コーディネーターとは 1.コーディネーターの配置目的
2.コーディネーターの資質
2-1 支援業務(入試対応) 1.入試相談 2.入試の特別措置 3.特別措置の実施方法 4.大学案内
12時 13時 お昼
13時 17時30分 2-2 支援業務
(障害学生支援)
1. 概要と年間スケジュール 2.合格から授業開始までの準備3.障害別のサポート準備 4.授業と定期試験の支援 5.アイマスク体験 6.課外支援(正課外、入学式・卒業式など) 7.自立支援 8.相談受付・要望聞き取り
2-3 支援業務
(支援学生支援)
1.概要と年間スケジュール 2.マネジメント業務 3.講習会(技術・マナー) 4.学び・成長の支援 5.ノートテイク体験 6.相談受付・要望聞き取り
8月25日(金)
開始 終了 講義内容
10時 11時30分 2-3 支援業務(教員支援) 1.配慮の依頼 2.配慮の実際 3.教員からの相談 
3-1 庶務に関する業務(管理運営) 1.運営組織 2.備品管理
11時30分 12時30分 お昼
12時30分 15時30分 3-2 庶務に関する業務(施設改善) 施設の点検と改善
3-3 庶務に関する業務(連絡調整) 1.学内連絡 2.学外連絡
4 広報 1.理解・啓発 2.ホームページの活用
15時30分 17時30分 情報交換会