障害学生修学支援情報に関するご質問

肢体不自由

施設・設備上、主としてどのような配慮が必要でしょうか。

A.

■スペース・広さへの配慮
スロープ、エレベーター、身体障害者用トイレ等々の設置に関して、よく課題としてお聞きするのが、車いす利用に必要となる十分なスペース確保についてです。
例えば、スロープでは、方向転換する際のスペースが十分取れていないと多大な困難が生じます。また、水平である必要があります。エレベーターや身体障害者用トイレでも、向きを変えられる広さがないと困る場合があります。

■開けやすいドア
ドアは、自動ドアが望ましいですが、施設全部に設置することは困難です。肢体不自由学生の場合は、ドアの取手を握って回し引いて(押して)開けるドア(戸)は使いにくく、引く押す両方で開閉可能なドアが望ましいと言われています。引き戸(横スライド)の場合でも、ドアの重さなどに配慮が必要な場合があります(ドアが重過ぎる場合、開ける際にバランスを崩しかねない。)。取手もハンドルレバーや棒状がよいと言われています。回りの友達の協力も欠かせません。

■段差等
段差の解消、特に建物入口の仕切りや道路の舗装等のちょっとした凸凹には要注意です。排水溝にかぶせる網状の金具に、車いすの車輪がはまり込むケースもありますので、網の目の細かいものを使用する必要があります。

■その他注意事項
施設・設備が改善されることは大切なことですが、それですべてが充足されるわけではありません。障害学生修学支援は、人と人とのやり取りが基本となります。施設・設備の改善も障害学生や支援する学生等との対話や評価等のやり取りの中で充実されていくことが望ましいと言えます(協働的取組)。施設・設備を改善するには、多くの予算と改修のための時間がかかるためなお更配慮した取組が必要と思われます。

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