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「大学生のマナーのあり方が、大学の評価を左右する時代が来る」という考えのもと教育指導室を立ち上げ、きめ細やかな指導で学生支援を強化している大学があります。今回は秋田市にあるノースアジア大学教育指導室の竹屋晴司上席室長代理、高橋恒治教育指導員、渡邉賢一教育指導員、総合研究センターの鎌田幸男教授(教育指導部長)、荻原暢也学生支援課長にお話をうかがいました。【平成19年10月】
▲(奥左から)萩原学生支援課長、高橋教育指導員、(前左から)鎌田教授、竹屋教育指導室上席室長代理
▲眺めがよく明るい学生相談室
-秋田市街が一望できます-
▲気軽に入れる「学生ほっとスペース」
●教育指導室を設置した目的は何ですか?
◆教育指導室は、快適な教育環境の整備と学生一人一人のマナー向上を通して、社会に貢献できる有為な人材の育成を目指すことを目的として平成18年4月に設置されました。教育指導員3人を配置し、キャンパスマナー、受講マナーの改善を目標に、その指導に取り組んでいます。全国からも注目された茶髪・ピアス等に端を発するマナー向上については、スタート前に学生との話し合いの場を設け要綱や細則を定め、理解を求めました。また、ポスターを掲示し全学へのマナー向上の周知を図り、さらに学内の巡回指導等を実施したところ、改善が見られました。
●大学構内を日に何度も巡回しているそうですね。
◆指導は駐輪場・駐車場のマナー、吸殻等のゴミ拾いと禁煙場所で吸っている学生への声がけ等多岐に渡っています。受講マナーの向上のために、授業中教室へ入って教員と一緒に学生を指導することもあります。学内の問題点や学生の変化を敏感に察知する役割と理事長へ直接報告できることで速やかな対応が図られるという利点があります。
平成19年度から学生相談室担当が教育指導室の所属となり、巡回指導に加わっています。学生相談室も「待つ姿勢」から「出歩く姿勢」に変わり、相談件数も増えてきました。また、10月からは毎朝8時30分から9時まで、大学講内の入口で教職員が交代であいさつをする「あいさつとスマイル運動」も始めました。 機会ある毎に学生たちと気軽に話すようにすることでお互いのコミュニケーションが図られますし、教職員の意識改革にもつながると思います。
●学生相談室に隣接する「学生ほっとスペース」を設置していらっしゃいますが…。
◆6月から、学生の居場所として「くつろぎの空間 学生ほっとスペース」を設置しました。気軽に利用できる場所ということで学生食堂とも隣接しています。軽作業が出来るコーナーや、父母会の援助によりコーヒーを無料で飲めることもあり利用状況も良いようです。
また、学生ほっとスペースから発生したボランティア隊がクリーンアップ活動を実施するなど、活動が広がりつつあります。カウンセリングも大事ですが、様々な活動を通して生きる力をつける事も大事だと思いますね。
●巡回指導が様々な学生支援につながっているようですね。
◆本年度から教育指導主任を任命し、教員の参加によるきめ細やかな指導体制を整えました。学生支援課、保健室、教務課、キャリアセンター等関連部署との定期的な会議を通じて情報の共有を図っています。
巡回指導を通して、何らかの理由で朝食を取っていない学生も目立つことから、学生支援課に学生食堂で対応ができないか検討してもらいました。そこから生まれたのがプリペイド方式の朝食です。サービスの方法は父母に事前に食事券を購入してもらい、学生は学生食堂でその食事券を利用して食事を摂るというものです。現在50人弱が利用しており、今後「年間パスポート」の導入も検討中です。
今後はこれまでの学生支援を継続しつつ、学生へのかかわりを拡大させて引きこもりや不登校気味の学生、発達障害と思われる学生への支援のほか、早期から課題を抱える学生への支援について具体的な取り組みを考えていきたいとおっしゃっていました。
教育指導室が要となって教員や関連する部署との連携を円滑に進めていること、そして問題解決が非常に迅速であること、教育指導室の取り組みや活動が、ノースアジア大学の理念・役割と直結する戦略的な取り組みであること、を強く感じました。
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