高等教育機関への進学を後押しする観点から、給付型奨学金制度の創設や、成績基準の実質的な撤廃などによる無利子貸与奨学金の拡充、さらには所得連動返還型奨学金の導入などの新制度が本年度より開始されました。
これら給付型奨学金をはじめとする新制度は、これまで経済的理由で高等教育を受けることを躊躇していた高校生等に対し、高校等在学中に支援内容を示し、理解を得ることで、進学に向けその背中を押すことを目指すものであり、そのための周知については特に取組みを拡充していく必要があります。
そのため、高校生等が大学等への進学に向けた検討を行うにあたり、奨学金制度についての理解を深めるとともに、奨学金を含む進学費用準備のための資金計画を作成することにより、進学後の教育に係る経済的負担についての不安を軽減することを目的に金融的な観点から専門的な知見を有する者を独立行政法人日本学生支援機構(以下、日本学生支援機構)が「スカラシップ・アドバイザー」として養成・認定する取組を本年度より開始します。「スカラシップ・アドバイザー」は、説明会の講師等の派遣要請のあった全国の高校等に対して派遣されます。

スカラシップ・アドバイザー事業目的

スカラシップ・アドバイザーについて

(1)認定基準

特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以下、日本FP協会)が認定するCFP若しくはAFP又は一般社団法人金融財政事情研究会ファイナンシャル・プランニング技能士センターの正会員(1級・2級FP技能士に限る)であって、「スカラシップ・アドバイザー」の養成プログラムを修了した者。なお、養成プログラムの修了のためには,当該プログラム内で実施する「確認テスト」に合格することが必要です。不合格となった場合には、養成プログラムを受講した者であっても認定されません。

(2)認定及び認定証の授与

日本学生支援機構において実施する「養成プログラム」を修了した者に、日本学生支援機構が認定証を授与します。養成プログラムの受講後に、修了者となった者に対し、認定証を送付します。

(3)認定期間

2年間とします。ただし日本学生支援機構において実施する「更新プログラム」を受講した場合、スカラシップ・アドバイザーの認定期間が2年間延長されます。

(4)スカラシップ・アドバイザーの業務内容

高等学校の生徒その他大学又は専門課程を置く専修学校への進学を希望する者及びその保護者に対して、進学のための資金計画(奨学金事業の概略の説明を含む。)についての助言等を行うものです。なお、共通レジメを作成しておりますので、説明内容は同じ内容となります。
モデルケースは、「スカラシップ・アドバイザーのモデルケースについて」ファイルをご参照ください。

(5)謝金等(予定)

日本学生支援機構から、派遣1回あたり謝金2万円程度、交通費(住所の最寄駅から派遣先の最寄駅までの最も経済的な通常の経路及び方法により旅行した場合の額)等が支給されます。

(6)その他

スカラシップ・アドバイザーは、住所地近隣の高校等が派遣対象となりますが、高校等からの派遣希望を受けて、日本学生支援機構が経験等を踏まえて決定しますので、養成プログラムを修了した方が必ず学校等に派遣されるとは限りません(派遣依頼がない場合もあり得ます)。