この手引きは、ドイツの高等教育機関に留学を希望する方々のために書かれたものです。各情報・データは作成時(2009年10月)における一般的な状況で、学校・地域により、また、時期により異なる場合もありますので、最新・個別の情報については必ず教育機関およびこの資料の中でご紹介している「国内の公的な関係機関」「関連ホームページ」でご確認ください。
※ドイツ語研修留学については、別資料「ドイツ語研修の手引き」をご覧ください。
※1ユーロ=131.52円(2009年10月1日現在)
| 学校の種類 | 総合大学(工科大学、教育大学、神学大学も含む)109校、音楽・美術大学55校、専門大学192校 |
| 在学期間 | (1)学士課程:3年 修士課程:1〜2年 博士課程:2〜5年 (2)従来の課程(修士号相当のDiplomやMagister Artiumなど):4.5年 博士課程:2〜5年 芸術大学の場合は、(1)の学士・修士課程のほか、Diplomで修了するまで4〜5年、その後1年間のMeisterschueler課程などを持つ大学もあり |
| 学年度 | 2学期制 夏学期:4〜9月(専門大学は3〜8月) 冬学期:10〜3月(専門大学は9〜2月) |
| 応募資格 | 学士課程・従来の課程:高校卒業(特定の科目を履修)とセンター試験の受験(62%以上の成績)など、学歴や語学能力などに基づき大学の留学生課が必要条件を提示 修士課程:学士号取得、数年間の職業訓練が求められることもあり 博士課程:修士号・Diplom・Magister Artium取得だが、学士号取得のみで出願可能な大学もあり |
| 必要な語学力 | ドイツ語:DSH(DSH-2以上の成績)、TestDaf(全ての分野でレベル4以上)、Goethe Institutで行われるドイツ語検定試験(ZOP、KDS、GDS)など 英語:International Programmesの場合TOEFLなどのスコアを提出 |
| 出願方法・選考方法 | 一般的な出願書類による書類選考、専攻学科により実技試験や入学制限あり、TestAS(Test fuer Auslaendische Studierende)を導入している大学あり、大学により出願先が異なる |
| 出願期限または 提出期限 |
夏学期:通常1月15日 冬学期:通常7月15日 冬学期からのみ受け入れ、さらにより早い時期に締め切る大学や課程もあり |
| 入国・滞在手続き | ドイツ入国後現地で滞在許可を申請 |
| 授業料 | 州により無料もしくは条件により有料(500ユーロ/学期に設定している州が多いが、課程によりこれより高い場合もあり) |
| 生活費 | 約700ユーロ/月 |
| 滞在先の種類 | 寮、アパート(シェアなし)、フラットシェア(WG:Wohngemeinschaft) |
参考資料:
・ドイツ学術交流会DAAD
・DAAD東京事務所
・ドイツ大使館
ドイツの高等教育機関の種類、出願資格、出願手続き、学費・奨学金、入国・滞在手続きといった基本的事項は、DAAD東京事務所が作成した、「ドイツ留学オンラインパンフレット」「ドイツ留学FAQ」を参照してください。DAAD東京事務所のホームページからご覧いただけます。
あなたが現在日本の大学に在籍しているなら、日本の大学に在籍したまま留学することも可能です。大学により制度が少しずつ異なりますが、大きく分けて次のような方法があります。
【在籍大学の交換/派遣留学制度を利用する】
海外の協定校に1学期〜1学年間程度在籍し、語学研修や正規授業を聴講することができます。留学中に取得した単位を帰国後認めてもらえることが多く、制度によっては留学を含めて4年で卒業することも可能です。
【休学して私費で留学する】
学校を自分で選び、各個人で手続きを行って留学します。協定校以外に私費で留学した場合でも、大学への事前申請により単位が認定されることがあります。学校によっては留学を休学理由として認めないところもありますので、留学方法については在籍校の留学担当課と事前によく相談してください。
渡航前の方を主な対象者とした日本で募集される奨学金として、以下のものがあります。留学時期の1年以上前に締め切る奨学金もありますので、留学希望先校から正式な入学許可を得るのを待たず、早めに情報を収集しましょう。
【日本学生支援機構の奨学金】
貸与型の第二種奨学金(海外、短期留学)、給付型の留学生交流支援制度(長期派遣、短期派遣)があります。いずれも日本の学校を通じて申請しますが、応募資格などの概要は日本学生支援機構のホームページで確認できます。
【大学間の交換留学生への奨学金】
ドイツの大学と交流協定を締結している日本の大学で、奨学金を出しているところがあります。在籍大学の留学担当課にお問い合わせ下さい。なお、上記第二種奨学金(短期留学)、留学生交流支援制度(短期派遣)への在籍大学を通じての応募も可能です。
【ドイツ学術交流会DAADの奨学金】
年齢制限や学歴の指定(例:学部卒業生、修士課程在学者またはそれ以上の学歴を有するものが対象)など、研究分野により条件が異なる複数の奨学金があり、内容はDAAD東京事務所のホームページで確認できます。このうち、応募者は欧文書類をDAAD へ、和文書類を当センターへ提出することになっています。募集要項などのダウンロードもできますので、詳しくは当センターのホームページをご参照ください。
【その他】
いくつかの財団などが、大学院生、博士号取得者など若手研究者対象の研究奨学金を出しており、DAAD東京事務所のホームページに説明があります。なお、当センターでは、上記の奨学金も含め、日本で募集される各国政府奨学金、民間団体奨学金などの概要をまとめた『海外留学奨学金パンフレット』を発行しており、当センターのホームページに掲載しております。ただし、掲載情報は情報収集時点のものですので、最新の募集内容については、各団体に直接お問合せください。
留学準備に必要な期間は、留学先の国や教育機関や留学形態によって異なりますが、大学などへの留学の場合は約1年半前から準備を始めることをお勧めします。
留学を実り多いものにするためには、焦りは禁物です。留学の実現まで無理のない計画を立て、一つ一つのステップを、着実に効率良く進めていきましょう。
留学タイムスケジュール

| 機関名・ホームページ(リンク) | 所在地 | TEL/FAX/E-mail |
|---|---|---|
| ドイツ連邦共和国大使館 (ビザ、文化・教育情報) |
〒106-0047 東京都港区南麻布4-5-10 |
TEL:03-5791-7753/7754(領事部) FAX:03-5791-7773 ホームページ上に問い合わせフォームあり |
| 在大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館 (ビザ、文化・教育情報) |
〒531-6035 大阪市北区大淀中1-1-88-3501 梅田スカイビルタワーイースト35階 |
TEL:06-6440-5074(ビザ係直通) FAX:06-6440-5080 ホームページ上に問い合わせフォームあり |
| ドイツ学術交流会(DAAD)東京事務所 (大学・研究機関への留学情報、政府奨学生の募集) |
〒107-0052 東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館内 |
TEL:03-3582-5962 FAX:03-3582-5554 daad-tokyo@daadjp.com |
| 東京ドイツ文化センター (Goethe Institut Tokyo) (語学学校、ドイツ語検定試験情報) |
〒107-0052 東京都港区赤坂7-5-56ドイツ文化会館内 |
TEL:03-3584-3201 FAX:03-3586-3069 info@tokyo.goethe.org |
| 大阪ドイツ文化センター (Goethe Institut Osaka) (語学学校、ドイツ語検定試験情報) |
〒531-6035 大阪市北区大淀中1-1-88-3502 梅田スカイビル・タワーイースト35階 |
TEL:06-6440-5900 FAX:06-6440-5901 info@osaka.goethe.org |
| 京都ドイツ文化センター (Goethe Institut Kyoto) (語学学校、ドイツ語検定試験情報) |
〒606-8305 京都市左京区吉田河原町19-3 |
TEL:075-761-2188 FAX:075-752-9133 info@kyoto.goethe.org |
| (財)日独協会 (語学講座、文化交流事業) |
〒102-0083 東京都千代田区麹町5-1 NK真和ビル9階 |
TEL:03-3265-3411 FAX:03-3265-3420 jdg@jdg.or.jp |
| ドイツ政府観光局日本事務所 (観光情報) |
〒107-0052 東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館4階 |
TEL:03-3586-5046 FAX:03-3586-5079 gntotyo@d-z-t.com |
DAAD発行のものについては、DAAD東京事務所のホームページをご覧ください。
その他、以下のものも適宜参考にしてください。(当センターでも閲覧可能)
『ドイツ留学案内−大学篇』(山本浩司、小篠直美共著/三修社発行/2002年)<市販>
高等教育機関への留学全般情報。
『Musikstudium in Deuschland』(SCHOTT発行/2003年)
ドイツの音楽教育についての小冊子。音楽院、音楽大学の情報が記載。[ドイツ語]
『Handbuch der Ausbildungsstaetten 20. Ausgabe』(Fechverlag A. Mauer 発行/2005年)
ドイツの職業専門学校などの分野別、地域別に記載した情報誌。[ドイツ語]
『現代ドイツ情報ハンドブック+オーストリア』(在間進、河合節子、山川和彦共著/三修社発行/2003年改訂版)<市販>
現代ドイツ政治、経済、法律、文化、芸術、スポーツにわたる概論が記載。
『異文化としてのドイツ』岩村偉史著(三修社発行/2003年)<市販>
ドイツでの暮らし、社会の仕組み、環境、女性の立場などを判り易く紹介。
(2009年10月作成:禁無断転載)