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2010年3月作成

ノルウェー 高等教育機関 留学の手引き

はじめに

  • 各情報・データは作成時(2010年3月)における一般的な状況です。
    実際の状況は、教育機関・地域によって、また、時期によって異なる場合もありますので、最新・個別の情報については、この資料の中でご紹介している「9.その他の情報」で必ず確認し、必要に応じて学校などにお問い合わせください。
  • この手引きではいくつかの教育機関を取り上げていますが、あくまでも一例示であり、特にそれらを推薦する趣旨ではありません。

  以下の手引きも適宜ご参照ください。

 

 

1. 留学概要

※1ノルウェークローネ=約15.05円(2010年3月1日現在)

学校の種類
総合大学Universitetet (Universities):7校
単科大学(Specialized University Institutions):6校
芸術大学(National Colleges of the Arts):2校
Hogskolen(University Colleges):公立24校、私立2校(職業に直結した教育機関)
その他の私立の高等教育機関(Private Higher Education Institutions with Accredited Study Programmes):29校
在学期間

Hogskolekandidat:2年(Hogskolenにて取得可能な学位)
学士課程:3年
修士課程:2年 
博士課程:3年〜
教師・医師・獣医などの職業資格取得課程:4〜6年

学年度
2学期制 秋学期:8月中旬〜12月中旬/春学期:1月中旬〜6月中旬
応募資格
Hogskolekandidatと学士課程:高校卒業証明+大学1年修了以上
修士課程:学士号取得
博士課程:修士課程あるいは職業資格取得課程の学位取得
必要な語学力
ノルウェー語および英語力が必要(「4.留学条件・資格、語学力」参照)
※英語で学べるプログラムあり
出願方法・選考方法
一般的な出願書類(「5.留学手続き」参照)による書類選考
出願期限または提出期限
通常1月15日〜3月15日
※ただし、学位課程やプログラム、出身国などによって締め切り日や手続きが異なるので注意
入国・滞在手続き
3か月以内の滞在の場合、ビザは不要。
3か月以上滞在する場合は滞在許可が必要。
必要書類(「6.入国・滞在の手続き」参照)を添えて在日ノルウェー大使館へ申請
授業料
無料 ※ただし、学生福利厚生会(Student Welfare Organization)費として300〜600ノルウェークローネ/学期が別途必要(私立校や特別なプログラムの場合は例外あり)。
生活費
約8,000ノルウェークローネ/月(学費含まず)
滞在先の種類
学生寮、アパート

 

参考資料:

NORWAY The System of Education NOKUT 2006年発行
・NOKUT 
・SIU 


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2. ノルウェーの高等教育制度

 

 ノルウェーでは13年間の初等・中等教育を経て高等教育機関に進みます。高等教育機関は総合大学Universitetet(Universities)が7校、単科大学(Specialized University Institutions;音楽、スポーツ、建築など)が6校、芸術大学(National Colleges of the Arts)が2校、総合大学に比べて職業に直結したプログラムを提供するノルウェー特有のUniversity Collegesが29校あり、これらは教育研究省(The Ministry of Education and Research)が管轄しています。多くは公立で、授業料は無料ですが、学生福利厚生会(Student Welfare Organization)の費用は徴収されます。大学生の大半がこれら公立の機関で学んでいます。このほか25校の私立学校も高等教育機関として認可されており(private higher education institutions with accredited study)、プログラムの全部または一部について、国から援助を受けています。
  他のヨーロッパ・北欧諸国にならい、学位取得までの在学期間は一般に学士号3年、修士号2年、博士号は3年(例外あり)となっています。1学年は2学期制で、秋学期は8月中旬〜12月中旬、春学期は1月中旬〜6月中旬、さらに夏にも学期を設けている大学があります。

 

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3. 大学の種類と学位

主な機関は以下の通りです。

総合大学
単科大学
Universitetet i Oslo (University of Oslo)

Norges idrettshogskole
(Norwegian College of Physical Education and Sport)

Universitetet i Bergen (University of Bergen)

Arkitektur-og designhogskolen i Oslo

(Oslo School of Architecture and Design)

Universitetet i Tromso (University of Tromso)

Norges Teknisk-Naturvitenskaplige Universitet

(Norwegian University of Science and Tech- nology)

 

Universitetet i Agder (University of Agder)

芸術大学

Universitetet i Stavanger (University of Stavanger)

Kunsthogskolen i Bergen

(Bergen National Academy of the Arts)

Universitetet for miljo-og biovitenskap

(Norwegian University of Life Sciences)

Kunsthogskolen i Oslo

(Oslo National Academy of the Arts)

Hogskolen(University College)
Hogskolen i Akershus
(Akershus University College)
 
Hogskolen i Bodo (Bodo University College)  
Hogskolen i Volda (Volda University College)

 

 

<学位>
Hogskolekandidat(College Candidate):2年で取得。これを学士号の前段階として取得する場合もあり。
単科大学やその他の一部の私立の高等教育機関で取得可。
学士課程:総合大学や単科大学、大多数のHogskolenやその他の一部の私立の高等教育機関の学士課程で3年、芸術大学では4年学び、試験を受けて学士号を取得。
修士課程:2年かけて修士号を取得。
博士課程:修士号または専門職業資格取得後、3年かけて博士号を取得。
職業資格取得課程:医学、心理学、獣医学、神学、建築学などの分野について、4〜6年かけて専門職業資格を取得。

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4. 留学条件・資格、語学力

 


学士課程:
 学部入学資格としては日本の高校卒業資格のみでは不十分で、4年制大学の1年次修了が必須です。そして、学士課程での講義はノルウェー語で提供されるため、ノルウェー語の運用能力として以下3つのいずれかの成績または試験のスコアが求められます。
 (1)Hogskolen にて 「外国人のためのノルウェー語講座」を1年履修していること
 (2)Norwegian Level III:総合大学にて3.0以上で修了していること
 (3)Test in Norwegian(Bergenstesten):450点以上(500点以上を要求している大学もあり)
このほかの語学能力証明書が認められる場合もあるので、詳細は各大学に確認して下さい。
さらに、ノルウェー語だけではなく英語で書かれた文献を読解する必要があることから、英語が母国語でない留学生には学士課程でTOEFLiBT60(PBT500)以上、またはIELTS5.0以上などの英語能力が求められます。
修士課程:
 学士号を取得していることが条件で、語学力については基本的に学士課程と同じ条件・資格です。さらに近年の国際化に伴い、留学生を対象とした200以上の英語で受講可能なプログラムも提供されています。これらのプログラムにおいては、ノルウェー語力が問われない代わりにTOEFLiBT60〜80(PBT500〜550)以上、またはIELTS5.0〜6.0以上などの高い英語力を求められます。詳細は直接志望校へ問い合わせます。
博士課程:
 修士課程あるいは職業資格取得課程の学位の取得が条件です。詳細は直接志望校へ問い合わせます。

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5. 留学手続き


 出願必要書類は、a. 卒業(在学)証明書、b. 成績証明書(学士課程:高校3年間の成績と大学の成績、修士課程:大学の成績)c. 履歴書、d. 学業・研究計画書、e. 留学志望理由、 f. ノルウェー語と英語の能力証明書、g. 財政証明書(預金残高証明書や奨学金を給付される旨の証明書など)などを志望大学へ入学を希望する年の1月15日〜3月15日までに提出するのが一般的です。正規の学士課程への入学を希望する場合は、基本的にノルウェーの大学入学サービス機関であるNUCAS(Norwegian Universities and Colleges Admission Service− Samordna opptak) を通して3月1日までに出願します。これはオンラインによる出願システムで、主にノルウェー市民や、ノルウェーの永住許可または更新可能な滞在許可を持っている人々を対象にしています。また、提出日が異なる大学もありますので、出願条件と共に事前に志望校へ確認してください。 
  協定校への交換留学の場合、在籍校において選考スケジュールがありますので、在籍校へ問い合わせて確認してください。

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6. 入国・滞在の手続き

  ビザは不要ですが、日本人がノルウェーに3か月以上滞在する場合、滞在許可証(Residence Permit)の取得が必要です。入国前に在日ノルウェー王国大使館へa. 入学許可書、 b. 滞在期間中の必要経費の支弁を保障する書類(銀行預金残高証明書、奨学生は奨学金出資証明など)、c. 勉強計画書(英文またはノルウェー語)、d. 現地の住所確保証明書(アパートなどの場合は家主や不動産業者などとの賃貸契約書要)e. 写真、 f. パスポートのコピーなどを提出して申請します。取得までに約2か月かかります。詳細は在日ノルウェー王国大使館領事部で確認してください。なお、滞在許可証については、UDI(ノルウェー入国管理局)のホームページ を適宜参照してください。

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7. 費用

 

 一部の私立の高等教育機関や特別プログラムを除き、ノルウェーの高等教育機関の授業料は無料ですが、学生福利厚生会の費用300〜600ノルウェークローネを学期ごとに支払う必要があります。また、生活費として月に約8,000ノルウェークローネかかるとされています。
  入学を許可された留学生は、大学から寮やアパートの斡旋をしてもらうことが可能です。滞在許可の申請時には住居に関する契約証明書が必要なため、入学手続きと同時に住居の手続きを進めましょう。

 

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8. 奨学金

  ノルウェー留学に際して申請できる奨学金は以下の通りです。 当機構発行の『海外留学奨学金パンフレット』をご参照の上、詳細は直接該当機関に問い合わせてください。 その他、奨学金については、北欧諸国高等教育機関への留学の手引き「奨学金」のページもご参照ください。

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9. その他の情報

<関係機関>

機関名 住所/URL TEL/FAX/E-mail

ノルウェー王国大使館
広報部(留学情報)
領事部(滞在許可申請に関する情報)

〒106-0047
東京都港区南麻布5-12-2


 



TEL:03-3440-2611
FAX:03-3440-2689
E-mail:emb.tokyo.info@mfa.no


 

<関連ホームページ>
・NOKUT(Norwegian Agency for Quality Assurance in Education)。高等教育機関の審査、私立の高等教育機関の認定などを実施。教育制度、高等教育機関などの情報。〔ノルウェー語、英語〕
・教育省の委託機関であるSIU(The Norwegian Centre for International Cooperation in Higher Education)が運営するサイト。大学の夏期コースの案内やノルウェーの生活などの情報。〔ノルウェー語、英語〕
・ノルウェー教育省(Utdannings-og Forskings Departmentet)。教育制度などについて。〔ノルウェー語、英語〕

<関連資料> 
最新版は発行団体ホームページで情報が得られる。
『Guide to Higher Education in Norway: Look up and Discover』(SIU発行/2009年)
教育システム、大学入学条件・資格、生活情報、高等教育機関リストなど掲載〔英語〕
『Norway: The System of Educacion』(NOKUT発行/2006年)
ノルウェーの教育システム、学位、認可教育機関のリストを掲載。〔英語〕

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(2010年3月作成:禁無断転載)