報道関係者各位

日本学生支援債券に対する 「ソーシャルボンド」としてのESG評価の取得について

独立行政法人日本学生支援機構(理事長:遠藤 勝裕、以下「本機構」という)は、この度、平成30年9月に発行を予定する第52回日本学生支援債券(以下「本債券」という)について、ICMA(International Capital Market Association/国際資本市場協会)が定義するソーシャルボンド原則に適合する旨、世界有数のESG評価機関であるヴィジオアイリス(Vigeo Eiris・フランス)からセカンドオピニオンを取得したことをお知らせします。
我が国の社会的課題に対応するソーシャルボンドは国内公募債としては初となります。

「ソーシャルボンド」とは、社会的課題の解決に資するプロジェクト(ソーシャルプロジェクト)の資金調達のために発行される債券のことであり、昨今発行が拡大するグリーンボンドとともに、ESG投資の対象となる債券と位置付けられております。

ソーシャルボンド
国連の持続可能な開発目標(SDGs)の内、目標4「すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。」ロゴ

本機構では、日本国憲法第26条や教育基本法第4条に定められる「教育の機会均等」の理念の下、奨学金事業を実施しておりますが、貸与奨学金の財源を円滑に獲得するために、平成16年より日本学生支援債券を発行しております。本機構が担う奨学金事業は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の内、目標4「すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。」の達成に貢献する等、ソーシャルプロジェクトとして位置付けられるものと考えております。今回のセカンドオピニオンの取得を通じて、グローバルな観点からも同様の評価が得られたものです。
また、今回の本債券に係るセカンドオピニオンの取得にあたっては、本機構の発行体としてのESGパフォーマンスのレベルについても評価を受けております。

本機構では、本債券と同様のフレームワークに基づくソーシャルボンドを、継続的に発行する予定であり、これを原資とする奨学金事業を通じて、更なる社会貢献を実現するとともに、国民の皆様に本機構の取組みを理解いただくことを目指しております。


本債券の概要(予定)

  • 債券の名称:第52回日本学生支援債券
  • 取得予定格付:AA(株式会社格付投資情報センター(R&I))、AAA(株式会社日本格付研究所(JCR))
  • 年限:2年
  • 発行総額:300億円
  • 条件決定時期:8月
  • 発行時期:9月7日を予定
  • 資金使途:平成30年度の第二種奨学金在学中資金に充当

関連リンク

・ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉。「ESG投資」とはこれらの要素を重視・選別して行う投資のこと。
・ソーシャルボンド原則は、ソーシャルボンド市場の秩序ある発展を促進することを目的として、ICMAによって制定された、自主的な手続きに関するガイドラインのこと。2017年6月に初めて示され、2018年6月に改訂版が提示された。

本件についての問合せ先

独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)
担当: 財務部 資金管理課/小松、中島
  • 電話03-6743-6024