【事例紹介】

事例が起きた時期

平成29年度

事例が起きた学校

国立大学、学校規模:10,000人以上

対象学生

学科(専攻):社会科学、4年次

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • 申し出を受けた部署:障害学生支援部署
  • 支援の申し出に関する申請書(様式)がある
  • ニーズの聞き取りのための面談を実施した

2.支援が必要とされた場面:授業・研究指導 、実習、フィールドワーク等、キャリア教育、就職活動

申し出への対応

1.支援の申し出の受付

  • 配慮の提供について、学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 協議に参加した部署(者) :障害学生支援部署、教育部門 、学生相談部門
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、定期面談を行なっている
  • その後の状況に関して、関係部署(者)に聞き取り、情報共有等を行なっている

相談内容

母親より、学生が卒業論文を書けないことについて障害学生支援部署に相談があった。支援部署より本人との面談を求めたところ、本人は入学前に診断を受けたものの本人への告知及び障害の自認がないため、自発来談が難しく、母親を通して対応してほしいと申し出があった。
※学生本人からの意思表明はなし。母親からは下記の配慮要望があった

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:研究発表会において通常行なう投影資料なしでの発表を許可してほしい

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:学生からの自発的な意思表明はなかったものの、配慮事項について母親から学生本人に確認し、了承を得た。結果的に、発表を行なうことができた。


申し出内容2:人前で話す重圧を避けるために、集団での発表ではなく、個別での発表に代替してほしい

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:学生からの自発的な意思表明はなかったものの、配慮事項について母親から学生本人に確認し、了承を得た。結果的に、発表を行なうことができた。


申し出内容3:集団宿泊が伴う学外授業において、集団生活に困難があるため、1人で他学生とは別の宿泊施設に泊まって授業を受けることを認めてほしい

決定した配慮内容:学校が提案した配慮の提供を決定した=授業担当教員に確認したところ、宿泊時の活動が授業評価に含まれるため、他学生と別の宿泊施設に泊まることは教育の本質的変更に該当すると判断した。代わりに同じ宿泊施設内に個室を確保した。
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:学生からの自発的な意思表明はなかったものの、配慮事項について母親から学生本人に確認し、了承を得た。授業後に本人も満足して授業に参加できた旨、母親より報告があった。

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等の申し立てはなかった

  • 納得して、問題なく修学している

その後の経過、課題等

授業、研究発表ともに通過し、卒業している

【参照】