【事例紹介】

事例が起きた時期

平成29年度
発生時期:入学後

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:2,000から4,999人

対象学生

学科(専攻):人文科学、1年次

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • 申し出を受けた部署:障害学生支援部署
  • 支援の申し出に関する申請書(様式)がある
  • ニーズの聞き取りのための面談を実施した

2.支援が必要とされた場面:授業・研究指導、キャリア教育、就職活動

申し出への対応

1.支援の申し出の受付

  • 配慮の提供について、学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 協議に参加した部署(者) :障害学生支援部署、教育部門
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • 当該学生に対して、定期面談を行なっている
  • その後の状況に関して、関係部署(者)に聞き取り、情報共有等を行なっている

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:グループワークやディスカッションがある授業では、安心して話をすることができる人と、一緒のグループになるように配慮してほしい

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:全ての授業で、親しい学生と同グループにすることはできなかった。意見を述べなくていい方法で対応した。テキストベースでの意見表明など。


申し出内容2:
・上記の配慮が困難な場合は、自分の意見を述べることができるような代替手段を、当該学生との相談により決定してほしい
・当該学生の意見表明については、授業の特性に合わせて可能な範囲で、テキストベースで行うようにしてほしい
・当該学生から公表を望まないことの明記があれば対応してほしい

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:テキストベースでの意見やレポート提出の配慮を継続している


申し出内容3:発表時のメンバーについては、関係する教職員や安心できる学生メンバーとなるように、授業の特性に合わせて可能な範囲で対応してほしい

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:別に時間を取り発表する等、安心できるグループで発表している


申し出内容4:教室内に人が多く密集している教室では、退室しやすい席を確保し、授業中の体調不良時には、退室の許可をしてほしい

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:体調不良時には退出して保健室で休養している


申し出内容5:4名以下の人数で、「別室受験」(可能であれば、1名の別室で試験)

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:別室試験を受けることができた


申し出内容6:出席が困難な際の配慮について

欠席せざるを得ない体調となり出席日数の不足が考えられる場合、授業の特性に合わせて可能な範囲で、当該学生からの相談を受けたうえで対応すること

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを満たせなかったが、学生は理解し、我慢している
事後評価の理由・詳細:本人からの相談がなかったため、欠席時の対応をしないまま単位を落とした

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等の申し立てはなかった

その後の経過、課題等

その後も同様の合理的配慮を継続している。意見のやり取り場面で参加の困難さが増加している。体調面の症状が出ているため、不参加が続くと『教育の本質変更不可』から単位の修得が困難となる。

【参照】