【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度
発生時期:受験時

事例が起きた学校

公立大学、学校規模:1,000から1,999人

対象学生

学科(専攻):社会科学、2年次、肢体不自由(上下肢機能障害)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • ニーズ聞き取りのための面談を実施した
  • 申し出を受けた部署(者):学生生活支援担当部署

2.支援が必要とされた場面:受験・入学

相談内容

免疫抑制剤を服用しているため感染症に弱い。左肺の機能が損失しているため体力がなく電動車椅子を使用する。両腕の関節が拘縮しているため介助者の同行が必要。トイレ介助が必要なため介助者の待機場所が必要。通常の椅子は身長に合わないため足を置く台の持ち込み。

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:試験室入口までの付添者の同伴。試験場への乗用車での入構。車椅子の持参使用。椅子着席時の足を置く台の持参使用。

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は学校が行ない、学生には決定後に通知した
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

協議に参加した部署(者):入試担当部署、学生生活支援担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)、保健管理部門

配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した学生に対して、定期面談を行なっている
  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

申し出内容2:1日2回(午前、午後)のトイレ介助を職員が行なう。専用の待機室を構え、感染症対策としてその部屋には空気洗浄機を設置。送迎のため校内最寄りの場所までの自家用車乗り入れ及び駐車を許可する。学外での授業・実習等においては外部ヘルパーを利用することとし、1日2回(1回あたり30分)まで大学でその費用を負担する。

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

協議に参加した部署(者):学生生活支援担当部署、教務担当部署、施設・設備担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)、保健管理部門

配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • 配慮を提供した学生に対して、定期面談を行なっている
  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

申し立てはなかった

その後の経過、課題等

障害学生は現在問題なく受講できている。障害学生が使用する講義室に加湿空気清浄機を設置し、感染症の予防など、障害学生の配慮申請を大学で考慮して実行している。今後もさまざまな障害に対応できるような体制を作っていくことが必要。

【参照】