事例に学ぶ 紛争の防止・解決等につながる対応や取組

事例No.233(聴覚・言語障害・難聴)

申し出内容

演習・実習で今後使用する聴診器の使用について援助してほしい。

配慮内容

聴診器の購入に際して、電子聴診器の選択や購入時の業者打ち合わせ、デモ機を使った聴取状況の確認等について援助した。

解説

医療系の大学において必要となる聴診器の購入に際して、聴覚障害のある学生が自分に合った機器を選定できるよう大学側が援助した事例です。聴覚障害のある医療従事者が利用可能な電子聴診器にはいくつかの種類がありますが、聞こえの特性等に応じて選定した機器で実際に必要な音(心音・肺音等)が判別できるかどうかは、試用していないとわからない部分が大きいです。また、医療の知識が十分でない学生にとっては、自分にとって聞きやすいと感じる聴診器が、果たして医療現場で必要な要件を満たしているものなのか判断しづらい面もあるでしょう。このため、本事例では本人のニーズを十分に聞き取りつつ、大学が業者との打ち合わせに立ち合い、デモ機を用いて有効性を検証した上で購入に至っている様子がわかります。本人と大学・関連業者等が連携しながら、よりよい支援機器の選定に至った好事例であり、こうした取り組みがよりよい教育にも繋がっていくものと考えられます。

【参照】