Japan Alumni eNews Vol.127

Japan Alumni eNews Vol.127 2019年11月8日

1. Life in Japan by Photo

写真で見る日本の生活。留学生活・留学の思い出・日本の文化や歴史・旅先など、日本で体験した思い出の写真を募集しています。

日本の11月

11月号のLife in Japan by Photoは「日本の11月」をご紹介します。

紅葉

紅葉

七五三

七五三

リンゴ

リンゴ

かぼちゃの煮物

かぼちゃの煮物

2. Alumni News

留学生関連ニュースや体験談を紹介します!

留学生ニュース

NEWS1:日本の高等教育資格の国際通用に向け、高等教育資格承認情報センターが開設

2019年9月1日に大学改革支援・学位授与機構が「高等教育資格承認情報センター」を開設しました。日本の高等教育で得られる資格(学位や称号)を国際的に通用できるようにすることと、外国で得られた資格を日本で承認されるよう支援することが主な目的です。2017年12月に日本政府が結んだ、ユネスコの「東京規約(*注)」に基づいて設置された組織で、アジア太平洋地域の国々がお互いに高等教育の資格を承認することにより、学生や研究者の国際的なモビリティを促進することをめざしています。
高等教育資格承認情報センターのウェブサイトでは、日本の正規の高等教育機関の一覧、日本の高等教育制度や資格についての説明や、諸外国・地域の教育制度・資格に関するリンク集、入学資格に関するQ&Aなどの情報提供を行っています。
みなさんが、日本の高等教育機関への入学資格があるかどうかを調べたいときや、日本で受けた教育や資格を外国で承認されるために日本の教育制度について、日本語または英語で説明が必要なときなどに、ご活用ください。

*注:東京規約は、「高等教育の資格の承認に関するアジア太平洋地域規約」の通称です。

NEWS2:外国人留学生を石川県に招き日本を体験する「JAPAN TENT」開催

日本の各地域で学ぶ海外からの留学生を、石川県に招待して開かれる国際交流イベントの「JAPAN TENT」が、今年も8月に石川県金沢市を中心とした県内の19市町で開かれました。留学生はこの1週間、石川県内のホストファミリーのもとにホームステイして実際の日本の生活を経験し、イベントを通じて日本の文化にふれる機会を得ることができました。たとえば金沢大学では、日本の武道である「杖道(じょうどう)」と竹細工の体験プログラムを行い、たくさんの留学生が楽しみながら日本文化を経験しました。

NEWS3:留学生を対象に職業観や就職活動状況を調査

海外からの留学生の就職活動状況について、この6月~7月に「キャリタス就活」サイトに登録している外国人留学生約2,700人を対象として調査が行われました(調査実施は株式会社ディスコ)。その結果によれば、卒業後に就職したい会社は「日本にある日系企業」が48.8%といちばん多かったのですが、前の年に調べた結果(59.2%)に比べて大きく減少し、その代わりに「日本にある外資系企業」が増加(22.7%→30.9%)しました。就職したい会社の大きさは「業界トップ企業」と「大手企業」を合わせて63.5%になり、国内の学生よりも大きな会社を選ぶ方向が明らかになりました。希望する業界では、文系の1位・2位が「商社(総合)」「ホテル・旅行」、理系は「電子・電機」「自動車・輸送用機器」となりました。就活の開始時期は「4年生の4月」が26.3%と最も多く、採用広報ができるようになる3月以降の合計は53.2%と半数を超えました。しかし、日本の学生のほとんど(97.3%)は3月以前に開始しており、留学生の就活開始の出遅れが目立ちました。

日本留学体験談

ニケン ナブリタ

名前:ニケン ナブリタ
出身地:インドネシア
所属大学:デジタルハリウッド大学
専攻:デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科
学年:1年生
日本留学期間:2019年4月~現在
日本語レベル:日本語能力試験N3

江戸川を歩いていた時にふと気づきました、1日であんなに歩いたことは人生で初めてだと。それで、自分が出身地のスラバヤにある学校から家まで歩いているのを思い出しました。その時は、私は日本に行くことができる日までの日数をずっと数えていました。15歳の時、「東京ソナタ」や「リリイ・シュシュのすべて」のような日本映画で語られるストーリーに感動し、日本へ留学する決断をしました。そして今、私は19歳になって東京で映画製作を勉強しているのです。

友人や家族は、私が日本留学に向けて、どんなに緊張しているかをよく理解してくれていました。高校の間、ずっと日本語のコースを履修していましたが、実践で使用する機会があまりありませんでした。自分が他の学生と会話ができないのではないかと恐れていたのです。ただ、そう感じる留学生は自分以外にもたくさんいる、ということをすっかり忘れていました。

日本の大学には、私と同じように学んでいる多くの留学生がいました。日本の学生たちは親切で、私がわからないことがあるといつも喜んで説明してくれました。そして、スタッフの方々は特定の書類や情報が必要な時に手助けして下さいました。

私は、大学の設備の中でも、オーディオ記録部屋やカメラなどを使えることが特に気に入っています。音楽を演奏したり、ビデオを作ることが好きな人だからこそ、大学は私の個人プロジェクトに対して協力的だと感じます。そのような誠実さは、日本文化の中でも本当に尊敬すべき点だと思っています。

日本への留学は、私に自立する機会を与えてくれました。これまで3つのアルバイトを経験しました。一つは国際的な集会やイベント用の資料を作ってプレゼンを行うという仕事です。この仕事で様々な国の学生と異文化交流をする機会が多くありました。

日本の留学によって私は多くのチャンスを得て、自分の夢の実現に向かって毎日一歩ずつ前進できていると感じています。かつて、東京では寂しい思いをすると思っていましたが、今の私は、異なる文化背景を持った、本当に良い友人たちに恵まれています。私はただの学生としてだけではなく、一人の人間としても多くのことを学んでいます。ここに来ることを決断したことを悔やむ日はありません。今後も、もっと多くのプロジェクトを企画して、日本でできることをもっと探求していきたいです。
私が体験したことを自分自身で確かめたいという人は、迷わずに挑戦してみてください。日本語を学ぶことはとても役立つと思いますが、一番大事なのは話そうとする勇気です。あなたの努力はあなたを行きたいところへとどこでも連れて行ってくれますので、いつも最善を尽くすことを忘れずに、一日一日を精一杯活用していってください。
頑張って下さい!

帰国留学生会

帰国留学生対象事業紹介

国際大学(International University of Japan、略称IUJ)

Alumni Job Hunters Support Services

国際大学修了生の約75%は世界130か国からの留学生です。帰国後、就職を希望する修了生に対して、メールで就職情報を提供する就職支援、LinkedInを活用した就職情報、ビジネスパートナーシップ募集情報等の提供や求職者紹介などを行っています。

また本学は、世界各国に50の同窓会支部を有し、年に1回、9月の金曜日に各国で同窓会を開催し修了生同志がSNS等を介し、国境を越えて旧交を温めています。

3. Academic News

奨学金、助成金、大学のユニークな取組などを紹介します!

大学紹介

日本の大学を紹介します。

キャンパスの写真

【プロフィール】(2019年5月1日現在)
学校名:会津大学
住所:福島県会津若松市一箕町鶴賀
在籍者数:1,270名
外国人留学生数:109名

1. 大学の概要(歴史・理念等)

留学生交流の様子

会津大学は、福島県会津若松市一箕町鶴賀に本部を置く日本の公立大学で、1993年4月に設立されました。日本初のコンピュータ専門大学として開学し、コンピュータ理工学部・コンピュータ理工学科の1学部1学科で構成されます。AIセンター、先端情報科学研究センターなどが置かれ、コンピュータに関わるあらゆる領域における研究教育活動を進めています。現在、海外14か国の53大学と研究教育の交流協定を結び、グローバルICT教育を目指して、2016年から英語だけで卒業できるICTグローバル全英語コースを開講しました。

2. 特色ある学部・研究科の概要と特徴

【コンピュータ理工学部・研究科】
会津大学は、国際基準のカリキュラムを取り入れ、5つの専門領域から学ぶことができます(コンピュータサイエンス、コンピュータシステム、コンピュータネットワークシステム、応用情報工学、ソフトウェアエンジニアリング)。
会津大学の特徴:
・最新のコンピュータが24時間使用可能な教育環境と充実した英語による教育。
・4割が外国人教員、世界的に見てもトップクラスの研究が行われている。
・国際交流と国内外における研修の機会を提供しサポートしている。
・ベンチャー体験工房、課外プロジェクトなどさまざまな科目をそろえている。

3. 外国人留学生への支援の取り組み(住居・奨学金・学費減免等の生活支援)

文部科学省スーパーグローバル大学創成支援事業に選ばれ、留学生の募集活動、海外協定校との教育交流や、ICTグローバル全英語コースおよびデュアル・ディグリープログラムなどにより、留学生の受け入れ人数は増えています。留学生に対して、日本人学生と共同生活ができる学内寮を提供しており、さまざまな奨学金制度も利用できます。また、バディプログラムを通じて、新しく入った留学生に日本人学生のバディが付き、大学の生活に早く慣れるようにサポートします。勉強で困ったときは、グローバル修学支援室のスタッフが英語で学習支援をします。

4. 外国人留学生への支援の取り組み(その他就職・国際交流等)

留学生が参加して、国際交流活動を行うウェルカムパーティ、インターナショナル・トーク、グローバルラウンジでの活動などを行っています。さらに、留学生が地域で行われている活動や大学主催の活動に参加して、地域の人々と交流する機会もあり、日本文化体験ができます。安全で自立した生活を確立するため日本語授業と日本語研修を行っているほか、日本企業における文化の背景、ビジネス日本語研修も行っています。また、研修先を日本企業とする国内インターンシップコースを開設し、留学生が国内インターンシップを通して、卒業後のキャリア形成につなげます。

奨学金・助成金・招へい・賞等募集情報

公益財団法人 飯島藤十郎記念食品科学振興財団

事業名
2019年度外国人留学生研究助成
助成金交付対象
当財団が指定する分野の食品科学等に関する研究を行う外国人留学生であって、当該外国人留学生の指導教員の申請に基づき、指導教員に研究助成金を交付します。
応募要件:
次の要件のすべてを満たす留学生とします。
1. 中国、台湾、韓国、アセアン諸国をはじめとするアジア地域等の国籍で日本に留学している者であること。
2. 当財団にて指定する研究分野を専攻する大学院生(博士課程後期相当)であること。
なお、2020年4月までに博士課程後期等へ進学する者も含める。
3. 2020年4月1日の年令が満 40 才未満の者であること。
4.当該外国人留学生の指導教員の所属する機関長(研究科長以上)の推薦が得られること。なお、機関長の推薦件数は2件以内とします。
5. 留学生本人が当該助成を過去に受けていないこと。
6. 当財団の他の助成事業と重複申請はできません。また、他の民間研究助成との重複助成は行いません。
応募締切
2019年11月29日(金曜日)必着
助成額
1件につき100万円以内(8件助成予定)
応募方法:
当財団のホームページから申請書をダウンロードし、必要事項を記入の上、当財団宛に直接送付
交付方法
2020年4月に開催予定の贈呈式開催後、助成金交付

問合せ先
(公財)飯島藤十郎記念食品科学振興財団
〒272-0034 千葉県市川市市川1-9-2 サンプラザ35ビル6F
TEL:047-323-5580
FAX:047-323-6400
E-mail:info【@】iijima-kinenzaidan.or.jp
※メールを送る際は@の前後の【】を取ってご利用ください。

シンポジウム紹介

JIRCAS 国際シンポジウム2019

国際農研(JIRCAS)は、日本の農林水産業研究分野での国際貢献と連携の中核的な役割を担っています。国際的な共同研究、連携・協力を通じて、SDGsの達成へ貢献しています。開発途上地域における農林水産業の様々な課題解決に取り組んでおり、熱帯や不良環境地域での越境性病害虫の防除に向けた国際共同研究プロジェクトも実施しています。

今回のシンポジウムでは、地球規模課題を解決するSDGsへの貢献という視点から、植物の越境性病害虫に関連する分野の最前線で活躍する専門家・研究者の講演、討議を通じて、今後の有効な国際研究協力のあり方を探ります。

日時:2019年11月26日(火曜日)
場所:つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園2-20-3)

学会紹介

日本語試験紹介

4. Business News

留学中、卒業後の皆さんへ、就職関連情報を提供します!

就職関連イベント情報

就職活動体験談

チェ ミンガン

名前:チェ ミンガン
出身地:韓国
出身校:慶應義塾大学
専攻:経済学部経済学科
日本留学期間:2013年4月~2019年3月
勤務先企業名:株式会社NTTデータ
日本語レベル:日本語能力試験N1

私自身は生まれ育ちが田舎だったので、幼い頃からもっと広い視野で世界的に活躍してみたいという素朴な願いがありました。そんな中で小学生時代、初めての日本旅行と熊本でのホームステイ経験から日本文化と日本語の勉強にはまり、日本留学までに至りました。

大学卒業後、自分の将来について、「就職と大学院進学」の中で真剣に悩んでいた時期がありました。最初はもっとアカデミックなところに取り組んでみたいという意向が強かったので、大学院進学を決めていました。しかし、夏に参加したいくつかの会社インターンをきっかけに、より広い世界観で自分のキャリアと活動フィールドを広めたいと思い、就職活動をすることに決めました。そんな中から日本での就職を決めた理由は、何よりも4年間の留学経験をもとに得られたネットワークと情報を一番活かせる機会が日本に多くあったからです。

自分が就職活動をやりながら一番大事だと思ったことは、「論理性と簡潔性」でした。4年間の留学生活を振り返ってみると、相手に自分が伝えたいことが誤解され、苦労した経験がいくつかありました。そのたびに意識したのは「結論を簡単にいう→その根拠を話す」「量(話の長さ)より、質(伝えたいこと)を優先する」ことでした。同様に就職活動においても、自分が相手にする希望企業群の採用担当者の立場を想定してみると、数多くの採用候補を限られている時間の中で見ているので、「論理性、簡潔性」という要素は非常に大事になると思います。実際に自分の経験からでも、いくつかの内定先の人事担当者の方から「だらだら装飾せず、自分が言いたいことが明瞭かつ論理的に正しかったので、話のキャッチボールがしやすかったことが採用の決め手となった」という評価をいただきました。

エントリーシート(ES)作成で気を付けたことは、「時間意識」「論理性・整合性」の2つです。就職活動の時期は非常に忙しいです。私自身も数多くの説明会、セミナーに参加することだけで、ESの締切日に間に合わなかったり、時間に追われ他社のESを使いまわしてしまい、間違った内容で提出した経験は多くありました。そんな限られた時間の中で、情報を収集しながら、企業分析と自己分析を並行することはかなり難しいことだと思います。だからこそ、早めに情報収集とスケジュール管理に取り組み、機会損失とESの質を担保することが大事だと思います。

これから日本で就職活動を行う皆さんにお伝えしたいことは「一喜一憂しない」ことです。「知り合いの○○が内定もらったらしいけど、ちょっと焦る」「第一志望企業からのお断りメールきた!落ち込む」「なんかわからないけど、特別感のあるプレミアム面談依頼が来たから、この会社いけるかも」という不安や甘い考えに襲われ、真剣に会社を選ぶことや自分のキャリアを考えることに非常に苦労した記憶があります。このような悩みは就職活動を目の前にしている後輩の皆さんにも必ず出てくるはずです。だからこそ、自分なりの軸と戦略をしっかりもって、就職活動に取り組むことが一番大事だと私は思います。

将来的には自分の会社を起業することを目指しています。まだ、どのようなビジネスモデルで何をしたいという具体像は決まってないですが、現在、会社で担当しているデジタル企画の業務経験をバックグラウンドに、ITを活用し斬新的なサービスを世の中に広めていきたいと思っています。

就職情報コーナー

業界研究・企業研究・ OB/OG 訪問

就職活動の大事な準備の1つとして、業界・企業研究があります。業界・企業研究をすることで、自分がどんな業界や企業に興味があるのか、その業界や企業が自分に合いそうなのかを知ることができます。早い段階で希望する企業を決めることで、その企業がどのような筆記試験を行ったのか、エントリーシートや面接ではどのような質問をしたのかなど、募集の傾向を調べて対策を練ることができます。

業界研究は、(1)どんな業界があるのか調べる、(2)興味のある業界を選び、その特徴や企業について調べる、(3)興味のある業界のまわりにある(取引のある)業界を調べる、という流れで行いましょう。たとえば化粧品業界の場合、化粧品をつくるメーカーと、原材料の輸入や店に商品を供給する卸業界があり、たくさんの企業が業界内にあります。また、まわりにある業界としては、化粧品を売るドラッグストアやコンビニエンスストアなどの小売業界、小売まで商品を運ぶ流通業界、商品を世の中に知らせる広告業界、インターネットで売るIT業界などがあり、さまざまな業界と協力して仕事をしていくことがわかります。

また、企業研究は、(4)業界研究で調べた業界の中で興味のある企業を選ぶ、(5)どんな商品やサービスを扱っているか、お客様(商品を売る相手)は誰か、どんな強みや特徴があるか、どんな人が働いているか、職場の雰囲気はどうかなどを調べる、(6)競合となる企業について調べる、という流れでやってみましょう。

このように、就職活動で大事なことは、相手(=企業)を知り、相手に合わせて対策を練ることと言えます。しかし、ホームページや書籍で調べきれない内容は、実際にその業界や企業で働いている人に話を聞くしかありません。同じ業界でも企業によって社風(仕事のやり方など)が違います。日本の就活でよく行われる「OB・OG訪問」とは、在籍している学校の卒業生の中で、自分の興味ある業界や企業に所属している人に連絡を取ってこのような実際の話を聞きに行くことを言います。

訪問する先輩を探すには、(1)学校やキャリアセンターなどを通して紹介してもらう、(2)企業から紹介してもらう、(3)自分が所属しているサークルやアルバイトなど、まわりの人から紹介してもらう、などの方法があります。

業界や企業のイメージアップにもつながるため、たくさんの企業がOB・OG訪問の受け入れにすすんで取り組んでいます。企業と学生との接点にもなるため、訪問する時の面談の内容を採用担当部署に共有するなどして選ぶ材料の一つと考える企業もあります。聞きたい質問は事前に考えておき、相手に時間をもらっていることへの感謝を伝えることを忘れずに、積極的にOB・OG訪問の機会を利用しましょう。

5. Visit Japan

日本各地の大学等のある地域をご紹介します!11月号は、石川県金沢市です。

留学生活と街

金沢市街の展望

金沢市は、石川県のほぼ中央に位置する街です。「兼六園」など観光名所が多く、観光都市として栄えています。その一方で、9 つの大学・短期大学が立地し、およそ1万9千人の学生が通学する「学都」でもあります。
もともと金沢市は、江戸時代の頃「金沢城」の城下町として大きく栄えていた街でした。現在も北陸地方の中心的な都市であり、飲食店や小売店などの生活インフラやレジャースポットが充実し、住みやすい環境が整っています。一方で、生活費が安いという特徴もあり、例えば一人暮らしに適した1Rや1Kの部屋の家賃は4万円から5万円ほどで収まります。

金沢市の中でも、金沢駅の南側エリアには多くの大学・短大が立地し、学生街として賑わっています。特に金沢駅から南に1.5キロメートルほどに位置する香林坊・片町エリアには大型ショッピングモールや飲食店、雑貨屋などが多く、たくさんの学生や家族連れなどで活気に満ちています。ほかにも、金沢駅の南側には「日本」を感じられる観光スポットがあります。「兼六園」は広大で美しい日本庭園として世界的にも有名です。また、金沢城の跡地に整備された「金沢城公園」や、金沢城の城下町として栄えた時代の風情ある街並みが残るエリア「茶屋街」もあり、連日多くの観光客で賑わいます。

金沢市内には、JRと北陸鉄道が1路線ずつ通っています。また金沢駅を中心にバス路線も発達しています。2015年3月には、金沢駅と東京駅を結ぶ北陸新幹線が開業しました。これにより、金沢市から東京へは約2時間30分で到着できます。また、金沢駅から京都駅までは特急電車を使えば2時間強です。

金沢市内にある大学・短期大学には、1,000人余りの外国人留学生が在籍しています。金沢市は外国人留学生を対象とした支援事業を展開しており、交流イベントや文化体験イベント、新規留学生を対象とした生活ガイダンスなどが開催されています。留学生の卒業後の就職状況は、毎年50~60人の留学生が石川県内の企業に就職しているほか、近隣の富山県でも毎年50~60人、福井県では20~30人の留学生が就職しています。2017年には石川県を含めた北陸・信州地域の留学生を対象とした「北陸・信州留学生就職促進プログラム」という支援事業がスタートしており、留学生を対象としたビジネス日本語教育、キャリア教育、インターンシップなどのプログラムが提供されています。

兼六園

金沢市内で最も来場者数の多いスポットは「兼六園」です。「兼六園」は、元々はこの地方の有力者であった前田綱紀が1676年に作った私邸の庭園でした。1874年に一般公開が開始され、今では年間で約270万人が訪れる人気スポットとなっています。
また、金沢市は「金沢21世紀美術館」があることでも有名です。「金沢21世紀美術館」は現代美術の収蔵に力を入れており、レアンドロ・エルリッヒ氏の「スイミング・プール」などの作品が展示されています。ほかにも、2011年に開館した「金沢海みらい図書館」は、大小3種類の丸い窓が水玉模様に配置された特徴的な外観が有名です。建築やデザインなどの分野で様々な賞を受賞しており、こちらも金沢市内で人気のスポットです。
日本の歴史を感じられるコンテンツと現代的なコンテンツ、その両方を兼ね備えていることが、金沢市の大きな魅力だといえるでしょう。

6. NIPPON Information

日本の情報を紹介するコーナーです!

暮らしの情報

食券自動販売機

日本は自動販売機大国です。オフィスや駅などはもちろん、街なかにも清涼飲料水などの自動販売機があふれています。清涼飲料水以外にも、お菓子やパン、タバコ、雑誌・新聞、抽出したコーヒーや温かい食品を提供するものなど、多くの種類があります。飲食店でも、自動販売機で食券を買ってから食事をするお店が都市部にはたくさんありますが、食券の自動販売機(券売機)に戸惑う人も多くいるようです。

券売機を置いているのは、学生やサラリーマンが普段利用する、比較的安くてすぐに食事ができるお店や学食、フードコートなどです。たとえば、ラーメンやそば・うどん、牛丼、カレーライスなどのチェーン店、高速道路のサービスエリアにあるフードコートなどです。追加注文をしながらゆっくり食事をすることが多い居酒屋やファミリーレストラン、カフェなどに置かれることは、ほとんどありません。

そのお店が食券制なのかどうかは、入口近くに券売機があることでわかります。食券制の場合は、席に座る前に券売機でまず食券を買いましょう。しかし、海外からやってきた人で食券を買うときに困っている人が多くいます。なぜなら、ほとんどの券売機のボタンには日本語の商品名(料理名)と金額しか書かれていないからです。商品名を見ただけで料理を選ぶのは、そのお店に初めて入る人には難しいと思います。さらに、券売機はお店に1、2台しかないので、悩んでいると後ろにずらっとお客さんが並んでしまうことさえあります。

このため、券売機に向かう前に、お店にある写真付きのメニューや食品サンプルを見て、食べたい料理の名前を確認しておきましょう。最近では、ボタンに料理の写真を表示したり、英語で商品名が書かれていたりするお店も増え、日本語に不慣れな人にもだいぶわかりやすくなってきました。タッチパネル式の券売機には、メニューで英語や中国語などへ言語を切り替える機能がついているものもあります。それでもわからない時は店員さんにたずねましょう。

食券を券売機で買ったら、それをお店の人に渡します。半分に切り取ることができる食券では、お店の人が切り取った残りの半券を返してくれます。半券は、料理が出てくるまで捨てずに持っておきましょう。料理を運んでくるお店の人がその半券を見て、注文と違っていないか確認してくれます。食事のあとにレジに寄らずにお店を出ることに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、食券制のお店では何の問題もありません。「ごちそうさま!」とお店の人にひと声かけて外に出ましょう。

教えて日本

文化や技術、人々の生活に関することなど、日本に関するトピックスを紹介します。11月号は、日本を代表する技術分野の一つである「高速鉄道」についてです。

超電導リニア

「新幹線」と「超電導リニア」
 今から55年前の1964年10月1日、世界初の高速鉄道である新幹線が、東京駅と新大阪駅間で運行を開始しました。当時の日本は高度経済成長期の真っただ中であり、国として様々な分野が大きく成長していく段階にありました。その中で「世界初の高速鉄道」という偉業を達成した新幹線は、日本の科学技術のシンボルともいうべき存在になりました。

1964年当時の新幹線の最高速度は時速210キロメートル。新幹線の運行開始直前まで東京と大阪の間を走行していた「特急こだま」の最高速度の時速110キロメートルと比べて、およそ2倍速くなりました。移動にかかる時間が減ったために、人々が仕事や遊びにかける時間も増えました。こうした変化は日本の経済成長を後押しする要因にもなりました。

新幹線と超電導リニアの速度比較

1964年の開業後も、新幹線の技術は発展を続けています。1964年当時は時速210キロメートルだった最高速度は、2019年現在時速300キロメートルまで進化しました。しかし、新幹線は速度だけを追い求めているわけではありません。荷物ではなく人が乗る乗り物であること、日本が地震大国であることなどから、新幹線の技術開発では「安全性」が重視されています。例えば、新幹線には「早期地震警報システム」というシステムが運用されています。これは、日本各地に設置された地震計が地震発生時の初期微動を検知し、自動的に新幹線を緊急停止させるというものです。2011年3月11日の東日本大震災のとき、東北地方では27本の新幹線が走行中でした。しかし、この早期地震警報システムが正常に作動したことにより全ての新幹線が走行を停止。死者や負傷者を1人も出さないことに成功しています。

そして2019年現在、新幹線を超える新たな高速鉄道として「超電導リニア」の開発が進められています。超電導リニアとは、超電導電磁石を利用したリニアモーターカーのこと。リニアモーターカーの商用利用はすでに世界各国で実現していますが、超電導リニアはどの国もまだ実用化できていません。

日本の開発している超電導リニアは、営業最高速度の時速500キロメートルで運行される計画です。しかし、2015年に行った走行試験では時速603キロメートルを記録しており、これは有人走行での世界最高速度です。時速603キロメートルで走行できる能力があるのに営業最高速度を時速500キロメートルに抑えるのは、安全性を確保するためです。安全性確保としては、超電導リニアは車体を10cmも浮上させることができるという特徴があります。そのため、万が一走行中に地震が発生しても、車体がレールに接触することを極力避けることができます。

残念ながら、超電導リニアの「体験乗車」は、試験車両の改良のため2019年10月以降は一旦中止となる予定です。しかし、山梨県にある「リニア・鉄道館」では、1964年の開業時から使用された「0型」の新幹線や、超電導リニアの試験車両の実物が展示されています。日本を訪れる際には、世界最速の歴史を作り出してきた日本の科学技術のシンボルを、ぜひご覧になってください。

政府広報誌等

文化・スポーツ等を含む日本の広報資料の紹介です。

7. JASSO News

JASSOの奨学金情報、招へい情報、日本留学フェア、日本留学試験を紹介します!

2019年度日本留学フェア開催日程等

日本学生支援機構は、海外において、日本への留学を希望する高校生・大学生等のために「日本留学フェア」を開催いたします。また、他機関が主催するイベントや説明会へも参加・協力しています。

「Student Guide to Japan」(日本留学ガイドブック)

日本への留学を考える皆さんに、まず読んでほしい冊子が「Student Guide to Japan」です。
日本の教育制度や奨学金、日本での生活情報に加え、留学経験談などを掲載しています。
JASSOのホームページでは、実際にその内容を読むことができますので、これから留学を考える方はもちろん、すでに日本国内で学び始めている方も、ぜひ一度ホームページでご覧ください。

JASSO留学生事業部及び海外事務所のFacebookページ

JASSO留学生事業部及び海外事務所ではFacebookでも留学イベントや奨学金情報、その他の日本留学の最新情報を積極的に発信しています。ぜひご覧ください!

日本留学試験(EJU)

日本学生支援機構の奨学金

ウェブマガジン『留学交流』

2019年11月号を11月11日に掲載いたします。是非お読みください。

帰国外国人留学生短期研究制度(外国人研究者招へい)

現在、自国において教育、学術研究又は行政の分野で活躍している帰国留学生に対し、我が国の大学で、当該大学の研究者と共に短期研究を行う機会を提供しています。

帰国外国人留学生研究指導事業

現在、自国の大学や学術研究機関で教育、研究活動に従事している帰国留学生に対し、我が国における留学時の指導教員を現地に派遣し、研究指導等を実施しています。

令和2(2020)年度の募集をしています。(申込締切 2019年11月29日(金曜日))

「外国人留学生のための就活ガイド」

外国人留学生が、日本で就職活動をするために必要な情報が満載のガイドブックです。就職活動の準備から、エントリー、採用試験、在留資格の変更等、活動の時期に応じて必要な情報をわかりやすく解説しています。

8. 編集部より

11月に入って気温がぐっと下がり、温かい料理が恋しいシーズンがやってきました。日本人は秋から冬にかけて、温かい料理の代表である鍋料理をよく食べます。世界各国にも鍋料理はありますが、日本には、それぞれの地域の特産物を活かした鍋がたくさんあります。たとえば北海道では鮭の切り身を味噌味で煮込む「石狩鍋」や、鶏のダシ汁に「たんぽ餅」と呼ばれる餅を入れた秋田県の「きりたんぽ鍋」、どじょう(川魚の一種)を丸のまま入れて料理する東京の「どじょう鍋」、名産のフグをふんだんに入れた山口県の「ふぐちり」、牛の内臓であるモツが主役の福岡県の「もつ鍋」など、全国にはおいしい鍋がたくさんあります。この冬、日本のいろいろな場所に出かけてこうした名物鍋を食べたり、日本料理屋で地方の味を楽しんだりしてみませんか。

Japan Alumni eNews 編集部では、就職活動の体験談を教えていただける方をお待ちしています。また、留学生活の写真や、メルマガの感想もお待ちしています。次回の『Japan Alumni eNews』は12月10日配信です。お楽しみに。

  • 記載内容は変更となる場合があります。それぞれのwebサイトで最新情報をご確認ください。
  • 配信申し込み・取り消し(無料)は、下記のリンク先の「申し込み/取り消し」ボタンからお願いします。
  • 本メールマガジンの著作権は日本学生支援機構(JASSO)に属します。
  • 無断での転載、再配布、全文および一部の引用等を禁止します。

お問い合わせ

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO) 留学生事業部 国際奨学課 フォローアップ事業係
  • 〒135-8630 東京都江東区青海2-2-1
  • 電話03-5520-6030
  • FAX03-5520-6031
  • E-mailalumni-newsletter【@】jasso.go.jp
  • メールを送る際は@の前後の【】を取ってご利用ください。