発達障害は、これまで乳幼児や児童の問題とされてきました。しかしながら、その特徴や問題は長期にわたって変わらずに続くこと、知的に問題はなくとも発達障害のある人がとても多いことが指摘されています。
発達障害は、学習の問題にとどまらず、周囲の人との対人関係や普段の行動など、生活上に様々な困難が生じますが、身体に器質的な障害があるわけではないため、障害に起因した問題とはわかりにくい、また障害と健常の境界が明確でなく、どこまでが障害でどこからが本人の個性や能力の問題であるのか区別がつきにくい、同じ発達障害でもその問題の表れ方は一人ひとり違い、障害があるかどうかが周囲あるいは学生本人にさえ自覚しづらく、誰を対象にどこまでどのような支援を行なえばよいかを考えていくことが困難である、などの問題があります。
このため発達障害の学生に対しては他の障害のように障害学生を専門に支援する組織ではなく、学生相談室や保健管理センターなどの健康管理部門が支援の中心となることもあります。いずれにせよ支援の窓口や担当者(支援のコーディネーター)を明確にして、これらの者を中心とした支援体制を構築し、各大学の実状に合った、それぞれの学生に適した個別の支援策を考え実行することが大切です。
詳しくは、下方の関連コンテンツをご参照ください。
発達障害について教えてください。
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