視覚障害の原因となる疾患はどの年齢でも発症します。
中には、思春期から青年期に急激な視野障害や視力低下を起こす疾患もあり、大学在学中に失明する人も少なくありません。視機能の低下が進行している学生や中途失明に至った学生は、その現実を受けとめられず、心理的に不安定な状態に陥りがちです。
墨字(点字に対し、通常の文字の総称)が読めない上に点字も速く読むことができず、勉強が思うようにはかどりません。一人で目的地に行くことができず、日常生活の基本動作も困難な状態になります。
このような時期に最も大切なことは、本人をよく知る教員や事務担当者、保健管理センターのカウンセラーなどが視覚障害の専門家と連携してチームを作り、心理的ケアを含めた支援を行なうことです。
日常生活技能や歩行、点字、パソコンの操作技術などを習得するためには、学外の専門機関でリハビリテーションを受ける必要があります。そのためには、医療機関、福祉事務所、そしてリハビリテーション専門機関、視覚特別支援学校(盲学校)等との連携が不可欠となります。
中途失明について教えてください。
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