優秀学生顕彰 受賞者からの応援メッセージ(国際交流分野)

酒井環(さかい たまき)さん

プロフィール(受賞当時)
長崎純心大学 人文学部 4年
〔ナガサキユース代表団のメンバー〕ナガサキユース代表団のメンバーとして活動し、NPT再検討会議第2,3回準備委員会に参加・傍聴した。国連内でプレゼンテーションや自作のショートフィルムを上映し、世界各国の若者や外交官と意見交換を行った。

メッセージ

この度は2019年度優秀学生顕彰にご選出いただき、大変うれしく思っています。このメッセージを読んでくださっている皆さんへ、私が大切にしている言葉を贈ります。それは「機会を掴む」です。
私が大学4年間で積み重ねてきた活動はすべて、目の前にある「機会」を掴んだから、出来たことでした。
知らないうちに、たくさんの機会が私たちの目の前を通り過ぎています。それを掴むか、見逃すかは、自分次第です。掴もうとする時、苦手なことや、不安に思うこともたくさんあります。それでも、一歩踏み出して、機会を掴み取った時。新しい自分や、仲間、そして自分史上最高の経験ができると、私は思っています。
大丈夫。きっと読んでくださっているあなたの周りには、応援してくれる人がたくさんいます。支えてくれる人がいるから、掴む一歩を踏み出せます。「ありがとう」の感謝の気持ちを忘れずにいたいですね。
一度しかない人生、人生は夢だらけです。一歩踏み出すみなさんを、応援しています。

庄司大輝(しょうじ だいき)さん

プロフィール(受賞当時)
立教大学 法学部 4年
〔ネパールでの教育支援活動〕2年間ネパールへの教育支援団体で活動。卒団後、柔道で交流旅を実施し3ヶ月間10カ国1000人と交流。ネパール警察学校から感謝賞、ネパール柔道連盟より特別専任コーチ、埼玉県庁から埼玉県親善大使に任命。

メッセージ

この度、国際交流分野という抽象的で評価の難しい分野での受賞を大変うれしく感じております。これまで私の活動を支えてくださったたくさんの方々に心より感謝申し上げます。
私は、大学生活を終えるにあたり、「出逢いの可能性は無限大である」 ということを痛感しています。大学生活では、様々な分野の方々と出逢いのチャンスがあちらこちらに転がっています。ぜひ出逢いのチャンスを逃さないでください。そしてその出逢いの連鎖が、思いもよらない可能性を広げるチャンスとなり、国籍や文化、障がいの壁などを超え、自らの力になるということを確信しています。『学生』というブランドを最大限使い様々なことに挑戦してみてください。
そして人生最後の学生生活、何がしたいのか、何ができるのか、どこまでできるのか日々自問自答しながら、かけがえのない学生生活を送ってください。
今後も、国際交流をしている中で世界のどこかでお会いしましょう!
私もまだまだ挑戦し続けていきます!

児玉邦宏(こだま くにひろ)さん

プロフィール(受賞当時)
立命館大学 国際関係学部 4年
〔学生大使〕香港特別行政区政府主催の英語プレゼンテーション大会・香港杯において優勝、日本と香港をつなぐ学生大使となる。

メッセージ

この度、優秀学生顕彰を受賞することができ大変光栄です。私の学生生活の目標は、「日本と世界をつなぐこと」でした。大学入学以前からこの目標を抱いていたわけではないのですが、大学に入り自分の世界が広がり、周りの人々に影響を受け、知的好奇心を突き詰めながら行動した結果、気付いた時には先述の目標を抱いていました。その折に、香港杯という英語プレゼンテーション大会で優勝し、香港学生大使に選ばれました。この活動は英語力やプレゼンテーション力、そして国際的な視野など、まさに自分が学生生活で取り組んできた様々なことが一つの結果となった瞬間でした。そこでの結果が、今回の優秀学生顕彰の受賞にもつながりました。みなさんもそれぞれの夢や目標に向かって様々なことに取り組まれていると思います。その頑張りは今すぐには報われなくとも、その継続は絶対に無駄にならないと思います。この優秀学生顕彰のように、いつか報われる時が来ると信じて充実した学生生活を送ってください。

村井咲絵(むらい さえ)さん

プロフィール(受賞当時)
国際基督教大学 教養学部 3年
〔日米学生会議〕 日本最古の国際的な学生会議「日米学生会議」の第67回日本側実行委員に選出。開催地の1つである広島開催リーダーを務める。被爆70周年の広島平和記念式典に、日米の参加者70名全員を参列させることに尽力。

メッセージ

今回はこのような名誉ある賞をいただき、誠に嬉しく思います。私が皆様へ伝えたい事は「誰にでもできることを誰にもできないくらい取り組む」ということです。この優秀学生顕彰を受賞されている学生の皆さんは様々な分野で活躍されていますが、取り組んでいることは決して特別なものでは無いように思います。むしろ、誰にもできるような些細で地道なことを、誰にもできないくらい真摯に取り組んできた結果が評価されているのではないでしょうか。私が2年間携わってきた学生会議も、企画や運営自体は特別なことではありません。結果に繋がったのは、毎日目が覚めてから寝るまで試行錯誤を続け、会議をより高いクオリティに仕上げようと取り組んできた点にあると考えています。皆さんも自分が頑張りたいと思える物事ならどんな小さなことであっても、誰にも真似のできないくらい全力で取り組むことで、大学生活を彩ってください。

永田健太郎(ながた けんたろう)さん

プロフィール(受賞当時)
名古屋大学 医学部 4年
〔理学療法国際交流〕 日本理学療法学生協会主催、Japan Study Tourは、世界7か国、総勢200名の参加者を集め、学術的な情報交換や文化的な交流を目的とした国際交流イベントであり、その大会長として、企画・運営に携わった。

メッセージ

社会人になる前に、何か一つでも多くの経験をしてください!何でも構いません!「学生」というブランドは社会の中でとても強く、うまく利用すべきだと思います。身近なところでは鉄道の定期券やセミナー・学会参加費などの学割があります。時間はあるけどお金がない。そんな学生はたくさんいると思います。しかし、探してみるとサポートしてくれる団体や制度は意外とたくさんあります。そういった制度をうまく利用して、どんどん行動を起こしてほしいと思います!特に海外に飛び出すことは、人生において、とてもいい経験になると思います!
また、感謝の気持ちを忘れないでほしいです。普段の当たり前の生活があるのも、誰かの支えがあってからこそだと思います。日本学生支援機構の奨学金も然り、家族の支えや友人、先生などいろいろな人の支えがあり、大学生活を送ることができる環境があるのではないでしょうか。
「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れずに、後悔のない学生生活を送ってください。

廣田周(ひろた あまね)さん

プロフィール(受賞当時)
北海道大学 理学部 4年
〔英語ディベート〕 2人制英語アカデミックディベートの全国規模での活躍。全国大会優勝、個人賞一位を数回達成。また、日本代表として一ヶ月間アメリカへ遠征し日米間のディベート交流をした。

メッセージ

私が大学生活の四年間取り組んできた英語ディベートという競技は他の方々の取り組みとは違い、メジャーかマイナーかと言えば当然ながらマイナーな部類にあたります。そんななか日本奨学金機構さんのような社会的に影響力の大きい団体に第三者視点でもって認められるということは非常に大きな意味があります。したがって大学生活の最後にこのような賞を頂けた私にとって大きな喜び、そして誇りであります。若干手前味噌ではありますが世の中にはそういったマイナーな競技がたくさんあり多くの学生が尽力していると想像します。そういった人たちにこそ是非この賞をモチベーションとして頑張って欲しいと心より思います。また言い古されたことですが学生時代は短く同時に何をするにしてもリスクはほぼありません。私のチームは弱小であり全国大会への挑戦は一つのチャレンジでした。悔いのないよう学生生活を送って下さい。