事例No.38(難聴)ノートテイク申し出に音声認識ソフトで対応

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:1,000から1,999人

対象学生

学科(専攻):社会科学、2年次、聴覚・言語障害(難聴)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

授業・研究指導

2.内容

授業について、教科書・黒板での授業では理解に問題はないが、講義では理解できないことが多いと本人から支援担当部署に申し出があった。ノートテイクを希望。

学校の対応

1.関わった部署

障害学生支援部署、 学生生活支援担当部署(学生課等)、教育部門(学部、学科等)、保健管理センター等

2.対応内容

申し出を受けて、キャンパスライフ委員会で話し合いを行なった。音声認識ソフト導入を検討。数名の教員の協力の下、平成28年1月から平成28年5月に音声認識ソフトのトライアルを行なった。

理由、原因等 ※学校の回答

  • 施設・設備
  • 具体的な内容

教員の協力の下、講義で使用するが漢字の誤変換が多く、1回目の使用後、本人は「使いにくい」と話した。その後、表示をすべて「ひらがな」に変えて試したが、誤変換は改善されず、性能不足により対応できなかった。また、ノートテイク要請やマネジメントの対応ができなかった。

学生等の反応

  • 不服、不満の申し立てがあった

誤変換に対し、ひらがな表示に変更し工夫したが、性能不足により対応できず本人の不満に繋がった。トライアル期間中は利用を継続したが、期間終了後は、その他の、アプリの使用を勧めるも支援継続を望まなかった。

【参照】