事例No.2508(他の慢性疾患)疾病による聴力低下があるため、聞き辛さへの配慮を希望

事例紹介

事例が起きた時期

令和3年度
発生時期:受験時

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:5,000から9,999人

対象学生

学科(専攻):人文科学、年次:1、障害種:病弱・虚弱(他の慢性疾患) メニエール病

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出:有
  • 申し出を受けた部署(者)入試担当部署
  • 支援の申し出を受け付ける申請書(様式):無
  • ニーズ聴き取りのための面談:実施なし

2.支援が必要とされた場面

受験・入学 

申し出への対応

1.配慮内容の決定について

  • 配慮の提供に関する学内関係部署の検討・協議:実施した
  • 検討協議に参加した部署(者):入試担当部署 教育部門
  • 配慮内容の決定過程:当該学生は参加せず、決定後に通知した
  • 学内関係部署への配慮依頼文書の配付:実施した

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 特にフォローアップは行なっていない

相談内容

メニエール病により聴力が低下しているため、配慮をしてほしい。

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:面接試験の際、パソコンもしくは紙に記載、オンライン面接を実施する場合はチャット機能など利用して、試験官の質問事項を文字で表記し、当該学生が口頭で回答する方法での実施を希望

提供した配慮:学校が提案した配慮=面接試験はオンライン実施はなく、対面での面接試験のため、聞き取りが難しい場合は小さめのホワイトボードを利用し、手記で質疑応答を実施する
配慮内容決定時での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
提供した配慮の具体的内容:面接試験の際に、面接官(教員)の声が聞き取りづらい場合、小さめのホワイトボードを使用して手記で対応する
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:特段の申し立てもないため

申し出内容2:試験当日の流れや試験の注意事項などを文字で掲示

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
提供した配慮の具体的内容:試験当日の流れが記載された面接試験案内を受験票と一緒に送付。試験の注意事項は受験票の裏面や入学者選抜試験要項にも記載があるため、該当ページを確認するよう伝えた
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:特段の申し立てもないため

申し出内容3:面接官等の声の大きさへの配慮を希望

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
提供した配慮の具体的内容:面接試験では、声を大きくするよう配慮した
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:特段の申し立てもないため

申し出内容4:オンライン受験となった場合、聞き取りづらくなるため、聞き返す場面が増えることの配慮

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
提供した配慮の具体的内容:オンライン受験の実施は予定していないが、聞き返すことが増えることについては配慮する
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:特段の申し立てもないため

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等申し立て:なかった

その後の経過、課題等

記入なし

【参照】