事例No.246(他の慢性疾患)神経調節性失神との診断を受けた学生が実習参加を希望

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度
発生時期:授業開始後

事例が起きた学校

公立大学、学校規模:2,000から4,999人

対象学生

学科(専攻):保健(医・歯学を除く)、3年次、病弱・虚弱(他の慢性疾患)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • ニーズ聞き取りのための面談を実施した
  • 申し出を受けた部署(者):教育部門(学部・学科、担当教員等)

2.支援が必要とされた場面:実習、フィールドワーク等

相談内容

疾患があるが、実習に参加したい

申し出内容と配慮の提供

申し出内容:病院にて神経調節性失神と診断を受けたが、実習に参加したい
不調を起こした場合には実習中の早退や休憩を認めてほしい

決定した配慮内容:配慮を提供しなかった

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった


協議に参加した部署(者):.障害学生支援部署、学生生活支援担当部署、
教育部門(学部・学科、担当教員等)、保健管理部門、学生相談部門

配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

申し立てはなかった

その後の経過、課題等

保健センターを通じて面談、生活面へのアプローチを行ない、治療と病識の把握を優先していくことを勧めた。学生本人も面談や指導を通し、自身の病状について理解が進み、治療を最優先事項として半年間の休学措置を取ることを決定した。現在は病状の軽減に努めている。

【参照】