第54回東京国際交流館国際塾[Local Craftsmanship -職人技に見る日本のものづくり-]

今回の国際塾は、テーマを「Local Craftsmanship -職人技に見る日本のものづくり-」とし、3名の講師による講演をアーカイブ配信します。

1.視聴方法

  • 事前申し込みは不要です。また、視聴費は無料です。

2.プログラム

ご挨拶(約5分)

吉野 利雄

日本学生支援機構 理事 / 東京国際交流館 館長

第一部:日本の工業(モノづくり)と風土(約30分)

鈴木 一義 氏

元国立科学博物館 産業技術史資料情報センター長
研究対象は、日本における技術の発展過程。特に江戸時代から現代にかけての技術の発展状況を、博物館的な実物資料の視点から実証的な見地で調査、研究。

第二部:包丁と燕の地域産業(約30分)

小川 眞登 氏

藤次郎株式会社 藤次郎ナイフギャラリー責任者
新潟県燕市、庖丁製造の藤次郎株式会社に入社。プロダクトデザインとグラフィックデザインを手がけつつ、営業も兼任。
商品知識を深めるために作成したHPが庖丁業界でも評判を呼び、2000年庖丁メーカーとして初となる公式サイトでの庖丁販売を開始する。
その後、2015年より庖丁製造を間近で見学できる複合施設「藤次郎ナイフギャラリー」の責任者として、庖丁を販売するかたわら施設内外を問わず、製造や庖丁の知識について、来場者に分かりやすく説明する活動を行っている。

第三部:日本の鋳物職人-能作の歩みと今後について-(約30分)

能作 克治 氏

株式会社能作 代表取締役社長
富山県高岡市には400年前から伝わる伝統産業「高岡銅器」の技術がある。
能作は1916年の創業以来、その技術を用いて銅合金製の仏具や茶道具、近年では錫製のテーブルウェアやインテリア製品を鋳造している。
2002年の代表取締役社長就任時と比較し社員15倍、売上10倍、8年連続10%成長を営業なし、社員教育なしで達成。
地域と共存共栄しながら利益を上げ続ける仕組みが各種メディアで取り上げられている。

  • 第三部は東京国際交流館及び兵庫国際交流会館の居住者のみに限定で配信しています。ご了承ください。

  • 公益財団法人 中島記念国際交流財団助成事業
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