本プログラムは終了いたしました。
事業の背景と目的
[背景]
我が国の大学教育においては、知識基盤社会を担う優れた人材を育成することが求められている一方、「大学全入」時代を迎え、学生の知識・学習習慣・学習意欲の多様化に対応していく必要があります。
中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」(平成20年12月24日)においては、各大学が、教学経営における「三つの方針」の明確化等を進める必要があり、この中で特に「学位授与の方針」については、学習成果ということを重視する観点から、各大学において、学位授与の方針や教育研究上の目的を明確化し、その実行と達成に向けて教育活動を展開していくことが必要とされています。その上で、我が国の学士課程教育が分野横断的に共通して目指す学習効果に関する参考指針として「学士力」が示されており、国として各大学における学位授与の方針等の策定等を促進・支援することとされています。
[目的]
大学教育・学生支援推進事業は、各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、各大学等における学士力の確保や教育力向上のための取組の中から、達成目標を明確にした効果が見込まれる取組を選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国の高等教育の質保証の強化に資することを目的としています。
審査の概要
平成21年4月17日に各大学・短期大学・高等専門学校あてに公募の通知を行い、5月13日から5月15日の申請期間に各大学等から450件の申請を受け付けた後、「学生支援推進事業委員会」(委員長:小出忠孝 愛知学院大学 学院長)による取組内容の確認を経て、文科省において400件の取組が採択されました。