平成20年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」事例集

平成20年度学生支援GP事例集

 平成20年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」の審査結果をふまえ、選定された23件のプログラムの事例を紹介した事例集を発刊しましたので、お知らせいたします。

  • 刊行
  • 平成20年12月
  • 配布先
  • 各大学・短期大学、各高等専門学校、各高等学校、各都道府県教育委員会、各指定都市教育委員会、各都道府県
  • 監修
  • 文部科学省
  • 企画・編集・発刊
  • 独立行政法人 日本学生支援機構
    「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」実施委員会

発刊にあたって

 近年、学生を取り巻く環境が大きく変化しており、また、資質、能力、知識の異なる多様な学生が増加しています。加えて、少子化、ニート・フリーターなどの様々な社会的課題も生じており、このような中で、大学等における学生支援においても、従来の取組に比してより一層の工夫・充実が求められています。
 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(以下「学生支援プログラム」)は、このような背景の下、学生の人間力を高め人間性豊かな社会人を育成するため、各大学、短期大学、高等専門学校における、入学から卒業までを通じた組織的かつ総合的な学生支援のプログラムのうち、学生の視点に立った独自の工夫や努力により特段の効果が期待される取組を含む優れたプログラムを選定し、広く社会に情報提供するとともに、財政支援を行うことで、各大学等における学生支援機能の充実を図ることを目的として、平成19年度から実施しているところです。
 2年目の平成20年度は、初年度に選定された70件のプログラムに対して継続して財政支援を行うとともに、新規公募を行った結果、230件の申請の中から23件の優れたプログラムが選定されました。
 学生支援プログラムは、社会の要請に応えた大学等のプログラムを支援するものとして重要な意義を持っており、各大学等の改革が一層推進されることはもちろんですが、プログラムの情報を共有の財産として、他の大学等はもとより広く社会に発信・提供すること等により、学生支援全体の活性化を図ることがねらいでもあります。
 各大学等におかれましては、本事例集を積極的に御活用いただき、選定されたプログラムを参考に、学生支援の改革・充実に取り組みいただきたいと考えています。また、高等学校関係者をはじめ多くの方々に本事例集を御覧いただき、改革に向けた各大学等の真摯な取組について御理解いただければ幸いです。
 本事例集の発刊にあたり、御協力いただいた各大学、短期大学、高等専門学校の関係の方々、審査を御担当いただいた小出委員長をはじめとする「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム実施委員会」委員、ペーパーレフェリーの先生方など、関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。


平成20年12月
文部科学省高等教育局学生支援課長
下間 康行

序文

 「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(以下「学生支援プログラム」)は、平成19年度から実施している文部科学省の国公私立の大学等を通じた大学教育改革支援のプログラムです。
 学生支援プログラムは、「学生の人間力を高め人間性豊かな社会人を育成するため、各大学、短期大学、高等専門学校における、入学から卒業までを通じた組織的かつ総合的な学生支援のプログラムのうち、学生の視点に立った独自の工夫や努力により特段の効果が期待される取組を含む優れたプログラムを選定し、広く社会に情報提供するとともに、財政支援を行うことで、各大学等における学生支援機能の充実を図ること」を目的としています。
 2年目を迎えた平成20年度は、大学165件、短期大学36件、高等専門学校29件の計230件の申請があり、その中から大学16件、短期大学4件、高等専門学校3件の計23件のプログラムが選定されました。昨年度に引き続き、修学支援、学生相談、就職支援、課外活動支援など様々な学生支援に関する優れたプログラムを選定できたと考えております。
 本書は、平成20年度に選定されたプログラム(全23件)の事例を紹介するもので、収録された資料等は、本プログラムへの申請書を基に、各大学等において執筆・作成いただいたものです。
 各大学等におかれて学生支援の取組を一層推進していくにあたり、本書に収録されたプログラム事例が、昨年度の事例ともども、我が国の大学等における学生支援の充実に貢献することを強く期待いたします。
 最後に、学生支援プログラムのために設置された実施委員会やその下で審査を御担当された関係委員の方々、運営を担った独立行政法人日本学生支援機構事務局関係者の多大なる御尽力に対して感謝申し上げます。


平成20年12月
新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム実施委員会
委員長 小出 忠孝

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