平成21年度「大学教育・学生支援推進事業」学生・就職支援推進プログラム優秀事例集

優秀事例集表紙

平成21年度「大学教育・学生支援推進事業」学生支援推進プログラム及び就職支援推進プログラムの審査結果をふまえ、書面評価及び実地視察により、特に優れた取組であることが確認された25校の事例を紹介した優秀事例集を発刊しました。


発刊にあたって

 グローバル化や情報化の進展、少高齢化などの社会の急激な変化は、社会の活力の低下、経済状況の厳しさの拡大、地域間の格差の広がり、日本型雇用環境の変容、産業構造の変化、人間関係の希薄化、格差の再生産・固定化、豊かさの変容など、様々な形で我が国社会のあらゆる側面に影響を及ぼしており、知識を基盤とする経営の進展、労働市場や就業状況の流動化、情報流通の加速化や価値観の急速な変化などが伴い、個人にとっても社会にとっても将来の予測が困難な時代が到来しています。
 そのような中、地域社会や産業界は、今後の変化に対応するための基礎力と将来に活路を見いだす原動力として有為な人材を切望しています。
 一方、若年者の非正規雇用割合や早期離職者の増加等雇用情勢の変化のなかで、就職や将来の進路に不安や悩みを持つ学生が増加しており、大学等においては、学生が自らの職業観、勤労観を培い、自ら向上するための支援や効果的な就職支援が求められています。
 こうした状況に対応するため、2009(平成21)年度に「学生支援推進プログラム」及び「就職支援推進プログラム」として、就職支援の強化など総合的な学生支援の取組や就職相談体制の強化のための取組を計465件採択し、平成23年度まで財政支援を行なってきました。
 この優秀事例集は、その465件の取組に対して学生支援推進プログラム評価委員会が総合的な評価を実施した中で、特に優秀であることが確認された取組事例を集めたものです。
 本事例集は、優れた取組の内容を広く社会に情報提供することにより、財政支援期間終了後の取組の持続的展開やその水準の一層の向上、及び今後の各大学等における就職支援等の質の向上に資することを目的としており、各大学等におかれましては、本事例集を積極的に御活用いただき、学生への支援の一層の充実に努めていただきたいと考えています。
 本事例集の発刊にあたり、御協力いただいた各大学・短期大学の関係の方々、取組内容の評価を御担当いただいた評価員の方々、川口委員長をはじめとする「学生支援プログラム評価委員会」委員の方々、本評価事業の事務局を担当された日本学生支援機構等、関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。


平成25年3月
文部科学省高等教育局学生・留学生課
 課長 松尾 泰樹

序文

 2009(平成21)年度に採択された「学生支援推進プログラム」及び「就職支援推進プログラム」は、文部科学省が実施している大学教育改革支援の一つです。このプログラムは、各大学等から申請された取組の中から達成目標を明確にした効果が見込まれる取組を選定し、重点的な財政支援を行うことにより、我が国の高等教育の質保障の強化、就職率の向上やキャリア形成の促進を図ることを目的とした事業です。
 そして財政支援終了後の2012(平成24)年度に、各取組の実施(達成)状況を調査し、優れた取組の内容を広く社会に情報提供することを目的として、採択された465件の取組に対する評価を実施しました。評価にあたり学生支援推進プログラム評価委員会が組織され、評価の基準や手順を決定した上で、全国の大学等から選抜した評価員の先生方に評価をしていただき、これを取りまとめました。
 本書は、書面評価によって高く評価され、さらに実際に大学等を訪問して状況を視察することにより、特に優れた取組であることが確認された25件の事例を紹介するものです。各大学等で学生支援を一層推進して行くにあたり、本書に収録された取組事例を参考にしていただくことを強く期待いたします。
 最後に、本評価事業のご協力いただいた各大学等の関係者の方々、学生支援推進プログラム評価委員会の委員及び評価員の方々、独立行政法人日本学生支援機構事務局の多大なる御尽力に対して、感謝申し上げます。

平成25年3月
学生支援推進プログラム評価委員会
 委員長 川口 昭彦

取組事例

掲載データの一部に誤りがありましたので、お知らせします。当該データは、正しいデータと差替えました。正誤表を掲示しましたので、優秀事例集冊子をご覧の際にご利用ください。

【学生支援推進プログラム】

【就職支援推進プログラム】