返還部の紹介

返還部では、奨学金の返還請求、返還免除、法的処理、債務整理及び債権の償却、機関保証等に関する事務を行っています。

返還総務課

返還総務課には、「総務係」と「返還免除係」の2つの係があります。
「総務係」では、奨学金関係資料の作成、データ集計、封筒等の調達や部内研修会の実施など、返還部全体に係る多様な業務を行っています。報連相を密に、協力して取り組んでいます。
「返還免除係」では、死亡又は精神若しくは身体の障害による奨学金の返還免除に関する業務を行っています。返還者と直接電話応対するので、説明力が向上していきます。
返還に関する幅広い知識が必須で覚えるのが大変ですが、先輩職員方が丁寧に教えてくださるので安心して業務に専念することができます。また、自然と判断力等が磨かれていきます。

<ある職員の1日の流れ>
9時 出勤
9時~10時
JASSO内のメールチェック・返信、業者からのメールチェック・返信
10時~12時 返還業務月報の取りまとめ
12時~13時 ランチ
13時~15時 冊子等原稿の校正確認
15時~17時 封筒、チラシ、リーフレット等の調達準備
17時~17時45分 部内研修会の準備
17時45分 退勤

返還促進課

返還促進課では、奨学金の返還に関する一般的な業務を担当しています。業務の幅が広く関係する部署も多いため、電話やメッセージで他の部署に照会をしたり、逆に相談をされることも多い部署です。直接返還者の方と接する機会は少ないですが、日常業務の中でも新しい発見や学べることが多くあり、日々とても充実しています。

<ある職員の1日の流れ>
小さい子供がいるため「育児に関する部分休業」を申請しています。就業時間が少し短くなるのですが、仕事の面では係をはじめ、周りの皆さんが積極的にサポートをしてくれるので、育児と仕事のバランスが取りやすくとても働きやすい職場です。
9時 出勤
9時~9時30分 JASSO内のメッセージチェック
9時30分~12時 書類審査・返還者への架電
12時~13時 ランチ
13時~14時 書類受付・システム登録作業など
14時~15時45分 返還者への通知作成
15時45分 退勤(育児に関する部分休業:終業前2時間)

減額・猶予課

減額・猶予課では、主に奨学金の返還が困難で、減額返還や返還期限猶予を希望している方からの申請における審査業務を担当しています。審査上、マイナンバーを扱うため、その関連業務も担当しています。令和5年3月から、一部の申請事由について、スカラネット・パーソナルから申請が可能になりました。直接返還者の方と関わることはほとんどありませんが、失業中や病気で返還できない等、様々な申請を目にする中で、困っている方の救済措置として役に立っていると感じることがあります。
日々の仕事では、個々の申請内容を確認することが多いですが、制度や業務の変化に柔軟に対応できるように全体像を意識し業務に取り組むことを心掛けています。

<ある職員の1日の流れ>
終日 電話対応(主に委託業者や他部署からの問合せ対応)
9時 出勤
9時~10時
JASSO内のメッセージチェック、返還期限猶予のスカラネット・パーソナルからの申請データ確認・処理
10時~11時 ホームページ関連の打合せ
11時~13時 返還期限猶予申請書類のチェック・処理業務
13時~14時 ランチ
14時~15時 マイナンバーの情報登録・照会作業等
15時~17時45分 返還期限猶予申請書類のチェック・処理業務
17時45分 退勤

法務課

法務課は、主に裁判所等を通じた手続き(法的手続)により、奨学金の返還を求める業務を行っています。
具体的には、長期に渡り返還が滞っている返還者について、各地方にある支部に法的手続を依頼し、その後もなお返還が滞る場合は、「差押え」の手続きを行います。また、返還者が「破産」等の債務整理を行った場合は、債権者として必要な手続きを行います。
法務課で対応する返還者には、様々な事情を抱えている人が多いため、頭を悩ますことも多いですが、奨学金の回収においては最後の砦となる部署ですので、次世代の奨学金に繋げるため責任ある業務と自負し、日々の業務に取り組んでいます。

<ある職員の1日の流れ>
9時 出勤
9時~10時30分 支部からの月次報告のチェック
10時30分~12時 業務委託先へ提供するデータの作成
12時~13時 ランチ
13時~14時 裁判所への提出資料の作成
14時~15時30分 支部からの照会・確認対応
15時30分~17時 照会案件の対応について課内打ち合わせ
17時~17時45分 支部へ回答・対応指示
17時45分 退勤

機関保証業務課

機関保証業務課では、保証機関への代位弁済請求の要件を整えるための業務として、機関保証を選択した延滞中の返還者に対して文書や電話による督促などを行っています。また、保証制度に関する業務として、保証料の手続き、統計処理、内外の組織との会議なども行っています。
業務を適切に行うには、奨学金の様々な制度に加え、公的制度などの知識もある程度必要になるため、日ごろから広く知識を取り入れるようにしています。奨学金返還者からの電話対応は、とても難しくて緊張するものですが、相談される方の状況に合った対応ができたときの達成感をやりがいとして仕事をしています。

<ある職員の1日の流れ>
終日 電話対応
8時30分 出勤
8時30分~9時 JASSO内外のメールチェック・返信
9時~10時 受電対応内容および奨学金返還者宛て発送文書内容のチェック
10時~12時 入金データ・猶予データのリスト入力
12時~13時 ランチ
13時~13時30分 JASSO内外のメールチェック・返信
13時30分~14時30分 受電対応内容および奨学金返還者宛て発送文書内容のチェック
14時30分~17時15分 代位弁済請求対象者の選定
17時15分 退勤