熊巧迪さん(中国)

1年半コース大学院進学課程卒業

中国の熊巧迪です。この学校で日本での最初の一年半の時間を過ごしました。ここは日本での私の起点だと言えます。
日本は外国なので日本語が話せるようになった今でも毎日緊張しながら心細い気持ちで生活していますが、少しでも落ち着けるようになったことはすべてこの学校のおかげです。一番肝心な日本語はもちろん、日本人の先生との交流も言語の勉強の一環だと思います。全日制の学校なので、毎日それぞれの科目のテストもありますし、宿題や一斉試験のプレッシャーもあります。本当にしっかりと日本語を勉強しなければなりません。宿題が多いことや試験が大変だという学生としての不満があることは否めませんが、そのような授業があるからこそ、進学準備が一歩一歩進められる、と私はそう考えています。
それ以外に皆さんが一番関心があるのは大学院進学課程のことだろうと思います。ただの大学院紹介と研究計画書の文法チェックだけではなくて、「進学すること」の意味の理解から面接のマナーに至るまで、全てこの学校で学ぶことができます。研究計画書とは何か、どこから始めればいいのか、自分の論点を支える資料をどうやって手に入れることができるのか、最も理想的な研究計画書は何か、また自分が実際に書いた計画書と理想の計画書との差がどのくらいあるか、面接の時のテクニックなどのような、重要なこと習い、この学校で大学院進学のための力を身に付けることができます。こうやって基礎的なことを学び、自信を持って、私たちは試験に向かうことができました。
また、ここで日本人の先生と一緒に貴重な時間を過ごしました。先生たちはすごく親切で、丁寧に指導してくださいました。勉強のことでも、生活のことでも、何かあった時、魅力いっぱいな先生たちに大変お世話になりました。私にとって、進学のことだけではなく、人生のことも勉強になったように感じていて、心から感謝しています。
留学は楽なことではありません。ただし、留学することを選び、頑張って乗り越えたら、大きな自分の成長になります。