センター長挨拶

日本へ留学を希望する学生の皆様へ

日本語教育センターは、その前身である国際学友会、関西国際学友会から事業を継承し、2004年4月1日に独立行政法人日本学生支援機構の一員となりました。

国際学友会、関西国際学友会の長い歴史と伝統に加え独立行政法人の日本語教育施設かつ準備教育機関としての実績に培われたノウハウにより、きめ細かな質の高い教育を展開するとともに、大学等の高等教育機関や各日本語教育機関との意見交換の場を提供する研究協議会の開催、海外の日本語予備教育機関への教員の派遣、海外の外国人日本語教師を招聘しての研修等、政府の留学生政策の一翼を担う事業についても取組んでいるところです。

本センターの卒業生は、毎年高い進学率で高等教育機関へ入学し、さらに高等教育機関卒業後には、多くの人材が国内外の企業・官公庁等で活躍しています。
これは、本センターが全日制で、進路別・能力別の少人数による授業、大学院進学希望者向けの独自の教育、個別に時間をかけて行う進路指導に加えて、地元の学校や国際交流団体等の日本人との交流による生きた日本語の習得等によるものと考えています。

また、近年は、教材開発にも力を注ぎ、日本語教材はもとより、進学するために必要な面接について準備できる教材や数学、物理などの基礎科目の学力強化に役立つ教材の市販を開始して、本センターの学生のみならず、全国の外国人留学生の進学の一助を成す事業も行っているところです。

社会の大きな変容に伴い日本の高等教育機関への進学を希望する皆様のニーズの多様性も顕著になっておりますが、当センターは様々な工夫をしながら柔軟に対応し日本語教育と諸事業の充実に努めてまいります。

独立行政法人日本学生支援機構
日本語教育センター長