交流活動(大阪日本語教育センター)

ホストファミリーとのピクニックの写真

大阪日本語教育センターでは、各種行事や交流会への参加、ボランティア活動などにより、留学生と地域の方々や小中高校生との交流を進めています。


1. 地域交流・国際交流活動

近隣地域や各団体等よりの参加要請や招待により、さまざまな行事や交流会に参加すると共にボランティア活動にも積極的に取り組み、地域との交流を進めています。

<最近の主な交流ピックアップ>

大阪東淀ちゃやまちロータリークラブ主催「留学生と行く富士山旅行」

富士山旅行の写真

同ロータリークラブの会員と、本センターの留学生とその家族や友人が交流させていただいています。富士山の美しさを鑑賞し、白糸の滝や鱒のつかみ取り、夜は踊りや歌の披露、ゲームなど、盛りだくさんの内容です。


2. 国際理解教育

留学生と地域の小・中学・高校生との相互理解を促進する目的で、積極的に交流活動を行っています。国際理解教育には留学生が講師として参加し、自国の文化や事情などを日本語で紹介しています。また様々な交流行事ではその行事を通して、日本への理解を深め、心の交流をしています。

国際理解教育の写真(母国を紹介)

国際理解教育の写真(日本の学生とディスカッション)

国際理解教育の写真(生徒と一緒に書道)

参加した学生の感想:マトス・フェヘイラ・ビアンカさん(ブラジル)(2019年度)

  • 私は、この一年の間に大阪日本語学教育センターのおかげでいろいろな日本人との交流に参加できました。最初は大阪府立三国丘高等学校で高校生の英語の発表を聞いて、日本語で話すという交流に参加しました。高校生たちはやはり緊張していましたが、英語で留学生の前で発表できるのはすばらしいと思いました。しかし、その後、高校生たちと日本語で会話をする時間になった時、日本の高校生達は恥ずかしがってあまり話してくれなかったのが、残念でした。
  • その後「いきいきEnglish」という小学生に英語を教えるプログラムに参加しました。ブラジルでは子供たちによさこいソーランを教える経験があったので緊張せず、とても簡単でした。ブラジルより日本の子供たちの方がしっかりしているので、とても楽でした。すぐ子供たちと仲良くでき、いつも「いきいき」がある日を楽しみにしていました。「いきいき」で英語の単語を教えたり、ゲームをしたり、歌を歌ったりしました。その中でも一番心に残った思い出は、ハロウィンの時期に私が海賊のコスチュームを着て子供たちを笑わせて、とても楽しい時間を過ごしたことです。今思い返すとあの日に戻りたいなとつくづく思います。今でも仲良くした子供たちの顔が頭に残っています。子供たちに教えるだけではなくて、私も無条件の愛について学びました。子供たちがいい人になって、それぞれの夢が叶うように祈っています。そして、その時にはまた会えるのを楽しみにしています。
  • そのほか、小学校で一日過ごす交流にも参加しました。小学校へ行って、子供たちと給食を食べて、教室の掃除をして、ブラジルについて発表しました。その時に私は、あることに気がつきました。ブラジルという開発途上国は先進国である日本と何が違うのか、どうして日本は戦争や自然災害の後、すぐ回復ができたのか。小学生が受けている教育を見て、答えが自然にでてきました。それは、日本人はみんなの力を集めて努力することを、子供の頃からずっと社会の中で教えられているからです。
  • 正直にいうとブラジルにいた時は、子供はあまり好きじゃありませんでした。私は気が長いとは言えないからです。けれどもこれらの交流に参加してから子供たちのことが好きになりました。これからもこのような交流にまた参加して、子供たちからいろいろと学んで、将来良い母親になれるようにと願って頑張ります。